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2012/06/30

裸足のダンス

(前略)時に体をしなやかにくねらせるダンスを眺めながら、 アフリカの乾いた草原を豹かライオンのような猫族の猛獣 が、特に獲物を狙うでもなく、ただ足音も立てずにのし歩く、その様を想ってみたりしただけだ。

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 白っぽい土煙。吹 き抜ける乾き切った熱い風。何処か血生臭かったりする大気。容赦な く照り付ける太陽。影と日向との輪郭が、匕首よりも鋭い 大地。 肉体。

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2012/06/29

日除け作戦!

 空梅雨が続いている。
 畑など干上がっている。
 水やりも必要だが、草むしりも。

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← 西日の強く差し込む台所の窓に。

 その除草も、雨が降らないと、難しい。
 草むしりは、土の上だけじゃなく、可能な限り、根っ子から。
 それが、乾いてカンカンの土だと、茎や葉っぱをねじ切るだけに終わりがちなのである。

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2012/06/28

雨よ降れ!

 富山(北陸)では、空梅雨が続いている。
 晴れの日が続くのは嬉しくないことはないが、家に庭や畑のある身には、有り難迷惑な面もなくはない。

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 畑や花壇などへの水やりが欠かせない。
 と言いつつ、実際には、緑のカーテンを目指している、南面する車道沿いの花壇だけ、在宅の日は水やりしている。
 依怙贔屓?

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2012/06/27

仏花には生花?

 生け花は好きじゃない。
 いかに美しく仕立てられてはいようとも。
 だから、敢えて観葉植物を二種類までも入手した。

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← 画像は以下、このホタルブクロなど、いずれも小生が世話していないのに、勝手に(?)我が家の庭に育ってくれている、植物群像。

 かく云いながら、一方では、仏花としては、生け花じゃないけれど、菊などを過去の通例通り、買ってきたし、仏壇に供えた……
 矛盾している?

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2012/06/26

買ってきたのはヤシですよね

 今日またもや、観葉植物を入手した。
 得たのは、ヤシ。
 ヤシの実が生るのか、大きくなるのか、確かめもせず。

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→ 「ヤシ」 帰宅して、この植物の名前をど忘れ。店に名前を訊こうと電話した。口を突いて出そうになったのは、「あの、さっきヤシ、買ってきた者ですけど、名前…」 小生、ハッと気付いて、「さっき買ってきたの、ヤシですよね」と言い換えた。

 一昨日のモンステラに続き、玄関ホール用に観葉植物を買ったのは、しかも、東京在住時代とは違って、一歩外に出れば、松や杉や棕櫚やモミヂ、サツキ、梅、南天、山茶花、ミカン、モミ、榊……と、下手すると藪のような惨状の庭が家を囲繞しているというのに、屋上屋を重ねるまねをしたのは何故か。

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2012/06/25

あとはやる気次第

 木曜日の営業はひどかった。売り上げ、今年最低を記録。
 一方、その次の営業日である土曜日は、打って変わって好調。
 土曜日としては最高の売り上げ。

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← 収穫直前にまで育っていたトウモロコシ。今日、草むしりのため、畑に行ったら、無惨な姿に。何者かにかじられ食い散らされていた。人の仕業じゃないだろうし、猫?でもないだろうし、カラスか何かの鳥の仕業か。クソ! 

 それよりも、前日までの雨と打って変わっての快晴の富山を東奔西走出来たのが嬉しい。
 雨上がりなので、新緑が一層、際立つし、気付いたのは、屋根瓦の美しさ。

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2012/06/24

我が家にも紫陽花が

 我が家の裏庭に、一本の紫陽花がある。
 理由は分からないが(理由などどうでもいいが)、帰郷して五年目、初めて花が咲いてくれた。

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 惜しむらくは、裏庭であり、しかも、我が家の奥の座敷に面している、密やかな(?)一角で、よほど人の家の庭を覗いて見るような人でないと、花どころか、紫陽花があることすら、気付いてもらえないこと。

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2012/06/23

モンステラを買いました

 来月の三回忌に向け、準備を少しずつ進めている。
 やるべきこと、できたらいいなということは、多々ある。
 でも、できることは(予算の都合もあるし)限られてくる。

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← 今年は梅の実が豊作で、例年は一瓶がやっとなのに、二瓶も。濁っているほうは、93年に台湾(台北)への社員旅行の際に土産に買ってきた蜂蜜を使ったから。さすがに蜜が澱のように沈殿していた。ようやく、蜂蜜を使うことができた。

モンステラ」なる観葉植物を買った。
 衝動買いに近い。
 まあ、玄関ホールのちょっとしたアクセント、という意味合いはなくはないが。

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2012/06/22

作家のさが?

 家事の合間をみては、 ワインでも嗜むように(?)本を読む。
 自宅では、昨日の日記にも書いたように、G・ガルシア=マルケス/著『生き て、語り伝える』(旦敬介/訳 新潮 社)である。

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 G・ガルシア=マルケスは、小生には 畏敬の対象である作家だからか、とにかく再読ながら、彼の語りを楽しんでいる。
 ところで、前回、読んだときにも違和感を覚えたが、今日もあるくだりで、おやっ、という感が、一瞬湧き、長く尾を引きながら消えていった…
 まあ、細波程度だけれど。

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2012/06/21

文章力の秘密?

 自宅では、G・ガルシア=マルケス/著の『生き て、語り伝える』(旦敬介/訳 新潮 社)を、例によって牛歩だが、再読と言うこともあるのか、じっくりゆっくり味読している。
 題名から察せられるように、自伝。

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← G・ガルシア=マルケス/著『生き て、語り伝える』(旦敬介/訳 新潮 社)

 とにかく語り口が、うまい。
 と言うより、隔日に、ちびりちびりと読むのだが、ちょっとでも読み出すと、彼の世界に引き込まれてしまう。

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2012/06/20

眼窩は奥津城を恋しがる

 真っ暗闇の中、鮮烈な光の一閃。
 目を射抜き、心を刺し貫いて。

 原初、天に光があり、そこにいるオレを導いた。
 違う! 導いたのではなく、曝けだし、引き裂いたのだ。

 肉が切り裂かれる。

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2012/06/19

原初の記憶それとも奥津城

 真っ暗闇の中、鮮烈な光の一閃。
 目を射抜き、心を刺し貫いて。

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 原初、そこに光があり、そこにいるオレを導いた。
 違う! 導いたのではなく、引き裂いたのだ。

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2012/06/18

梅の実がタップリと

 今年は我が家の木々の当たり年のようだ。
 ミカンの花が例年になく咲き誇ったし…これは、数年ぶりのミカンの実の豊作を予感させる…

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→ 脚立に登って、二時間ほど費やして梅の実を収穫。この数年でも最高の収穫。梅酒、今年はいつもの倍、作ることになりそう。

 薔薇の木も、帰郷して初めて、赤紫の花々が一斉に咲いてくれて、車道沿いの道を歩いて、あるいは車で通ると、生け垣の緑一色の中、赤紫の花たちが目立つこと。

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2012/06/17

神の目を憶する

 神には動物だけが彼の関心の対象であるはずがない。この地上の 全ての存在が神には平等に眼差しの注ぐべき、愛すべき存 在者たちではないか。

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← ヴォルス『Blue Phantom』 (「 三つ子の魂を持つ画家」参照))

 だとすると、 動物どころか、植物だって神の目からは 慈愛の対象でなくていいわけがない。植物は生きてい ないのか。生きている。 健気に、あるいはしたたかに生きている。 神は地上のありとあらゆる命の泉に熱い眼差しを降り注いでいる、そうに 違いないのだ。
  人が死ねば土に還る。土と風と少々の埃に成り果てる。

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2012/06/16

今年も蛍袋の花々が

 庭先に雑草かどうか定かではない草が生えてきて、毟るべきか迷っていた。
 まあ、もう少し様子を見ようと放置。風情があるので、これはこれでいい植物だな…  と思ったら、つい先日、鈴蘭の花を大きくしたような花が不意に咲いていた。

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→ 「蛍袋(ホタルブクロ)」 

 ああ、これは、昨年も咲いていた蛍袋じゃないか! 慌てて毟らなくてよかったよ。
 昨夜来の雨の中、今朝、家の周りを歩いてみたら、蛍袋の花があちこちに。

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2012/06/15

『 ミトコンドリアが進化を決めた 』再読

 ニック・レーン著の『ミトコンドリアが進化を決めた POWER, SEX, SUICIDE』を再読した。
 3年前に図書館から借り出して既にし一読しているのだが、敢えて購入して再読してみた。

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← ニック・レーン著『ミトコンドリアが進化を決めた POWER, SEX, SUICIDE』(訳者斉藤隆央 解説田中雅嗣 みすず書房)

 哲学嗜好の小生が読んでも、また生物学の専門家が読んでも知的刺激溢れる、魅力的な本だろう。
 翻訳が出たのは3年前、原書は05年らしいが、今読んでも十分、(専門家でも)一読の労を取る値打ちがある。

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2012/06/14

苦肉の策の網戸モドキ

 二週間に一度の連休だった。
 月に二度の連休と言い換えてもいい。

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→ 竹垣が朽ち果てて久しい。新たに竹垣を、と思ってきたが、叶わず、市販のフェンスを設置。

 せっかくの休み、しかも梅雨入り宣言が出て間もないと言うのに、上天気に恵まれた。
 なのに、と言うべきか、お陰で、なのか、外仕事に精を出すことができた。

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2012/06/13

独りきりの祝祭

 もう三十年も昔のこと、バイクの免許を取った夏、小生は中古の故障しているバイクを早速入手し、無謀にも修理もせずに駆って、大学のある仙台から東京を経由して富山への往復旅行を敢行し たことがある。
 これは正に敢行だった。バイクのチェーンがチェーンカバーに擦れていて、走っているとカラカラカラと不気味な音を立てているのだ。

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← 狐の嫁入り by kei

 それでも、中古ではあれ、 やっと手に入れたバイク、やっと取った免許なのだ。何が何でも仙台から富山までバイクで往復したかったのだ。
 道も何も分からないで走る。ガス欠。故障。迷い道。 箱根の山が我がバイクでは登れなくて、ローギアにしても、ハーハーゼーゼー言って走る始末。明るいうちに昇り始めたのに、途中、暮れ初め、深い霧に覆われ、どう なることかと不安の念が昂じるばかり。

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2012/06/12

「僧の隠語」と人間の性

 昨日、簡単な感想を寄せた 石田 瑞麿【著】の『 女犯 聖の性』で、興味深い、でもどうでもいいのかもしれない話題に遭遇した。

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→ カジュラーホー寺院群のある寺院に刻まれている交合像。戒律という発想自体、窮屈なのかもしれない。
 
 本書の末尾に、「僧の隠語」という項目がわざわざ設けてあるのだ。
 本筋とは無縁(?)なような、でも、ある意味、案外とど真ん中近くを射抜いているようでもある話題である。


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2012/06/11

『 女犯―聖の性 』肉食妻帯宗 ! ?

 ひたすらな好奇心と、それなりの真面目な関心を以て本書・ 石田 瑞麿【著】の『 女犯―聖の性』を買った。
 本書を…この題名を書店の棚で見いだした際、正直、好き者の習い性が、本書に躊躇なく手を伸ばさせたのは、否定のしようがない。

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←  石田 瑞麿【著】『 女犯―聖の性』( ちくま学芸文庫 筑摩書房)

 女犯(にょぼん)! 男色! 稚児愛! 何と淫靡な!
 その助平心を得心の行くまで満足させてくれたかというと、やや否定的である。
 何たって、学術の書なのだから、禍々しい期待にストレートに応えてくれるはずもないわけである。

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2012/06/10

金曜が仕事だと…

 グッタリの土曜日。
 別に何があったわけじゃない。
 前日の金曜日が営業の日だと、大概、土曜日はグロッキー状態になってしまうのである。

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→ 9日は、父の月命日。住職に来てもらい、お勤め。

 タクシーの営業の忙しさは、日によって随分と違う。
 雨もしくは猛暑などの天候によって、何かタクシーを利用する客の出そうなイベントがあるかどうか、普段の営業とは違う、例えば貸切の営業で、一定の営収が見込めるとか。
 給料日の直前か直後か、などなど。

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2012/06/09

唐辛子にも花が咲く

 いよいよ梅雨入り間近。
 昨夜来の雨が今日は終日。

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← 買い物の帰り、店先で鉢植えの紫陽花が目に付いた。衝動買い。早速、大きめの鉢に植え替え。順調に育ったら、庭の何処かに移植。裏庭には大きな紫陽花が育ってはいるが、あまりに目立たない場所。この苗は、もっと目立つ場所に! 金曜までの晴れ続きが、その夜半近くから、一転して雨模様に。我が家のニューフェイス紫陽花を祝福するかのよう。

 恒例なので、ハッピバースデー ツ~ユ~!

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2012/06/08

瓜南直子さん追悼

 一本の蝋燭の焔に照らされ浮かび上がるものとは一体、何な のだろう。

 何かの雑誌を読んでいたら、こんな一文に出会った。

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→ 『う おつりぼし』 (「瓜南直子twitter展覧会」より) 彼女はあの世でどんな絵を描いてるのだろう…

「闇の海には無数の孤独なる泳ぎ手が漂っている。誰もがきっ と手探りでいる。誰もが絶えず消えてしまいそうになる細く短 い白い帯を生じさせている。否、須臾に消えることを知ってい るからこそ、ジタバタさせることをやめない。やめないことで それぞれが互いに闇夜の一灯であろうとする。無限に変幻する 無数の蝋燭 の焔の中から自分に合う形と色と匂いのする焔を追 い求める。あるいは望ましいと思う焔の形を演出しようとする」


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2012/06/07

瓜南直子 「兎神国」の国造り!

 ネッ友の日記を覗いて、ショックな事実を知った。
 一昨年、やはりネットで知った才能ある、若き画家の死を知ったのだ。
 その方の名は、 瓜南直子さん。

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← 瓜南直子「夜の図鑑」(画像は、作家 田川ミメイさんの 「 トルニタリナイコト@MimeiTagawa : 日本画家・瓜南直子 兎神国へ。」より) 「 瓜南直子のブログ 」へ!


 瓜南直子さんワールドについては、以下の拙稿で勝手にコラボさせていただいた:
瓜南直子作『寝目物語』
瓜南直子twitter展覧会


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2012/06/06

世はイカロスの墜落のある風景

 ダニエル・デネット著の『ダーウィンの危険な思想』のほぼ末尾に、彼が大好きだというオーデンの詩が引用 されてい る。
 それは、かのブリューゲルの絵画「イカロスの失墜」がオーデンをし て鼓舞せしめ書かせ た詩なのである。
「イカロスの失墜」は、「前景の丘の辺りに一人の農夫と一頭の馬が、そしてはる か前景に は、立派な帆船が一隻と、ほとんど見分けのつかない二本の白い脚が小さ なしぶきをあげて海 中に消えていくのが描かれている」(p.700 以下、特に断らな い限り上掲書の引用頁を示す):

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← 伝ブリューゲル『 イカロスの失墜 』 (絵の詳細については、「 ピーテル・ブリューゲル-イカロスの墜落のある風景-(画像・壁紙) 」を参照のこと)

「イカロスの失墜」という話は、俗っぽく解釈すると、真理へのあくなき 追求という イメージ、神(権威・権力)への無謀な挑戦、同時に、にもかかわらず その<挑戦者>を取り 巻く周囲のあまりの無関心さ・沈黙という際立った対比とい う意味合いを示している。


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2012/06/05

『中世の秋』メメント・モリ あるいは摩天楼

 メメント・モリという言葉は有名なので、敢えて説明するまでもないだろう。 「memento mori」というラテン語の言葉が原語である。一般には、「死を想え」 とか「死を忘れるな」と 訳されている。でも、もう、「メメント・モリ」という 言葉そのものの形で広まっているので はないか。

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 小生が初めてこの言葉を知ったのは、オランダの歴史家ホイジンガの『ホモ・ ルーデンス』 を読んだ時か、それとも『中世の秋』を読んだ時だったか(『中世 の秋』は掘越孝一訳で、箱 入りのハードカバーの本で、世界の名著シリーズとし て公刊されたものだ。懐かしいな)。
 い ずれにしても学生時代のことで、四半世 紀の昔のことだ。その頃、この言葉をどれほど切実感 を以って読んだか…、むし ろ、何か死をロマンチックにさえ捉えていたのではないか…、そんな 気さえして 何となくむず痒い。

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2012/06/04

高枝切鋏やらセンサーライトやら

 一昨日、高枝切ハサミを買ってきた。
 三年前に買ったことがあるので、帰郷して二代めである。

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→ 庭にはカエデの木があちこちに。こんなにも繁殖力が強いとは。

 先代のは、肝心のハサミが固まってしまった。
 何か枝でも挟まったのか。

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2012/06/03

風邪のまにまに『風景画論』など

 相変わらず風邪に悩まされている。
 小生は喉がウイークポイントで、ちょっとでも冷たい空気の直撃を喰らうと、直ぐに喉が痛くなり、この症状から風邪へと症状が悪化し変化していく。

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← ケネス・クラーク 著『風景画論』 (佐々木 英 也 翻訳 ちくま学芸文庫 筑摩書房)

 夜、寝るときには、必ずマスクを装着する。
 が、昼間、ちょっとした油断で喉を痛めてしまった。
 つい、ロッキングチェアーに体を沈み込ませたまま、うたた寝してしまったのだ。

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2012/06/02

「おかげさまで タクシー生誕100周年」!

 先月のある日、出社したら、窓口でいきなりちょっと可愛い(?)バッジを渡された。
 見ると、「おかげさまで タクシー生誕100周年」と銘打ってある。

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←  「おかげさまで タクシー生誕100周年」(画像は、 「 タクシー生誕100周年[社団法人 東京乗用旅客自動車協会] 」より)

 そのバッジを見て、小生の携わるタクシーが今年、百周年を迎えることを知った(言うまでもなく、日本のタクシー業界の話である)。
 そういえば、小生が昨年よりお世話になっている会社は、昨年、50周年だった。


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2012/06/01

百鬼夜行:クラクションが発端でし た事件

 もう、数年前のこと。
 東京にて12年あまり、タクシードライバーだった小生のほぼ最後の頃のこと。

 場所は早朝の環七。 小生は帰庫(営業を終え、会社に戻ること)しようと片側二車線の外側(歩道 側)を会社に向かって走っていた。

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→ この写真については、「 百鬼夜行:クラクションが発端でした事件」( 2007/11/21 )を参照のこと

 あと数分で会社という時、小生の運転する車の前に暴走族風のガキがバイクで車 線を跨るように蛇行運転していて、成り行き上、仕方なく小生もその直後を付いて走ることに。

 後続の車が渋滞。

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