金環日食のはずが…なんだこりゃ!
かく言う小生は、観測に完全に失敗。
まあ、観測のための器具を準備しなかったのだから、観測など、論外である。
天気が怪しいかも、という情報に踊らされた…などと言い訳したいが、それでも、予め観測器具を買って、態勢を整えておくことくらいはできたはずである。
言い訳を重ねれば、前日の日曜日は営業の日。
仕事は、早めに切り上げ、夜半を回った二時過ぎに帰宅。
直ぐには眠れず(世紀の天体ショーが待ちきれず…ではなく、タクシー業務から帰宅した際は、神経が高ぶっているようで、録画した番組をダラダラ見たり、お腹に何か入れて、心身を誤魔化さないと、ベッドに潜り込む気になれないのが通例。最低限、牛乳をたっぷり飲んだりする。本を読む元気はないので、新聞を読んで眠気の到来を待つ)、例によって帰宅して二時間ほどダラダラ過ごして四時前、ようやくベッドへ。
就寝前にお茶や牛乳を飲んだので、寝入ってまもなくして、尿意で目覚める。
そう、計算上は、目覚ましをセットせずとも、朝の六時前にはトイレへ行くため目覚めるはずだった。
実際、六時直前に目覚めた!
小生の体内時計、それともオシッコの袋は、なんて気のつく奴らなんだろう!
無論、用が済んだら、二度寝するつもりでいた。
トイレの窓から外の様子を窺う。
晴れ!
観測には絶好のコンディションだ。
慌てだしたのはそれからだった。
家中の箪笥や机の引き出しを探って、観測メガネの代用品はないかと物色。
ない!
あるはずもない!
実は、恥ずかしながら、ある目論見があった。
日食を直接、裸眼で観測するわけにはいかない。
では、どうするか。
モバイルのカメラで撮影しよう、という魂胆である。
無論、カメラのファインダーを直接、覗くわけではない。
カメラのモニター画面で太陽のある辺りを撮影しているか否か、確かめるわけである。
しかしそれでも、陽光の厳しさはカメラをダメにする恐れがある。
それに、陽光が眩しいので、光に眩惑されて、肝腎の日食現象がかき消される可能性が大なのである。
時間は日食現象が始まり、日食のピークの時間帯に刻々と迫りつつある。
小生、改めて家の中を駆け回った、
引き出しという引き出しを覗きまくった。
フィルターか、その代用品を求めて。
しかし、健闘空しく(?)、光を遮るに適当なグッズは何も見あたらなかった。
( 下敷きも見あたらず、ワインボトルの濃い緑の瓶を試し、 最後には、プラスチック製のチリトリでレンズ部分を覆うことも試みた、のは内緒である!)
結局、悪足掻きを繰り返した挙げ句、撮れたのは冒頭の、朝日の上がる、爽快な光景に留まったのであった。
なんだこりゃ!
その後、約20時間に渡るタクシー業務から帰宅し、四時過ぎに就寝して僅か二時間弱しか寝ていない小生は、ふて寝にも似た自棄寝、二度寝とあいなったのだった。
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コメント
やいっちさん
こんばんは。
今日は金環日食で
盛り上がりの一日でしたね。
全国的に皆様、寝不足気味?
ワインボトルとチリトリ!(笑)
やいっちさんの四苦八苦なお姿を、
ちょっぴり想像してしまいました。
私はロマンチックに観察・・?!
と、いう事も無く爆睡してしまい
この度の天体ショー、
バッチリ見逃してしまいました。
投稿: のえるん | 2012/05/21 22:12
のえるんさん
まさに世紀の天体ショーでした。
これくらいのショーは、もう生きている間には遭遇は叶わない。
惜しいことをしたなって、思ってます。
投稿: やいっち | 2012/05/23 03:43
トラバありがとうございました。
いや〜、残念でしたね。
私も前日夜勤で睡眠時間は短かったのですが、
なんとか起き出して撮影しました。
幸い太陽観測向けフィルター付きの、
日食の雑誌(ムック)を購入していたので、
なんとか撮影できました。
実は前日の夜に、フィルターの予備を探しに行ったのですが、
既にどこも売り切れでした。
またおじゃまします。ではまた〜
投稿: 草香 | 2012/05/27 03:34
草香さん
勝手にトラバ、させてもらいました。
ブログ、見させていただきました。
見事に、金環蝕、撮影に成功されてますね。
事前の準備など、心構えの差ですね。
今、デジカメがなく、このパッド
内蔵のカメラ機能での撮影なので、はじめから撮影は論外でした。
投稿: やいっち | 2012/05/27 21:12