茄子の花咲く
茄子の花は俳句の季語になっていて、それも夏(三夏)の季語である。
「 季語・茄子の花」によると、「茄子はインド原産で、熱帯、温帯で広く世界で栽培されている。 日本では八世紀の正倉院文書に栽培方法の記述がある。花は淡い 紫色で中心に黄色の葯があり、夏から秋にかけて枝が分岐するご とに次々に蕾をつける。無駄花がないといわれ、ほとんどが実と なる」とか。
期待、大である!
→ 今年は梅の木の葉っぱの繁りに勢いがあるな…と思って近づいて見たら、もう実が生っていた。まだ小さい。よく観察してみると、実の数も多い。今年は自前の梅の実で梅酒が作れそう。
茄子は、特に実に関係する季語そして句が多い。
でも、小生が無知なだけか、茄子の花にちなむ句は少ない気がする。
← 梅の木。葉っぱの繁り方がいい! 土壌に気をつけていたから? それとも、たまたま?
それでも、ネットで調べたら、お馴染み、「 『増殖する俳句歳時記』検索: 茄子の花」なる頁に佳句が見いだせた。
< blockquote>雨あとの土息づくや茄子の花 松本一枝
清水哲男氏によるさすがの評釈は、上掲の頁を覗いてもらえれば読める。
→ 畑は、一筋(畝)だけ、放置状態にしてある。せいぜい、ドクダミを芽が出次第、摘んでいるだけ。この葉群は何? 芽吹いている。間もなく開花しそう!
今朝、小生が茄子の花を〈発見〉したのは雨の中。
そう、茄子の花もだが、土もホッとしているようだった。
雨を待ち受けおるや茄子の花 (や)
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コメント
まだ子供だった頃、実家では茄子を植えていました。
花を見たおぼえがあります。
花が枯れたあとには実が成るんですよね。
なかなか真っ直ぐに育たなくて、大きくカーブした茄子ができました。
新鮮だと、棘が痛かったのを思い出します。
鉢植えでもできるでしょうか。
懐かしい♪
投稿: 砂希 | 2012/05/06 20:00
砂希さん
茄子を育てた思い出があるんですね。
茄子は、花が咲くと実が生る可能性が高いとか。
野菜としての茄子は、嫌い。
育てているのは小ナスで、ナスの浅漬けを作るのが目的。
とにかく、順調に育ってほしい。
投稿: やいっち | 2012/05/06 21:56