タンポポという名前
「 タンポポ - Wikipedia」によれば、「 英語名のダンディライオ ン(dandelion)はフランス語 で「ライオン の歯」を意味するダン=ド= リオン(dent-de-lion)に由来するが、これはギザギザした葉がライオン の牙を連想させることによる」という。
要するに、花や綿毛などには、目もくれない。
葉っぱしか眼中にない。
やはり、日本人のほうが優しい?
タンポポは、漢字で表記すると、 「蒲公英」である。
いかにも、中国由来の名称(呼称)である。
詳しいことは省くが、「古くは「蒲公草」だったようで」、「草が英に変わった のは「英」が「はなぶさ」 と言うことですから、花の形を表現したと言え」るらしい。
「タンポポの花はたくさんの小さな花が集まったものなのです。私たちが一枚 の花びらと思っているもの が一輪の花なの」だそうな。
そう、タンポポは、菊科の一種なのだ。
不思議(疑問)なのは、中国では古くからタンポポは、菊の仲間と見なされていたのかどうか、である。
まあ、花びらの形からしたら、仲間と思っても不思議じゃないが。
ところで、中国語表記の 「蒲公」の意味や由来が、やや難物らしい。
「 「蒲」は、水草の「ガマ」のこと。また「伏せる」という意味があります。ま た「公」には「雄(おす)」 の意味があり、そこから「力強い」という意味を表します。 そこから「蒲公英」とは「地に伏せた男性的な花」のことであるとした本も ありますが、もちろん これは仮説に過ぎ」ないというのだ。
但し、これは以前、本ブログでも書いたことだが、「タンポポ」という呼び名自体は、日本固有のものだし、そもそもは名前の由来は分かっていないが、子供が付けた名前では、という説がある
要は、分からない。
小生などは、花(びら)や葉っぱの形からの名称ではなく、綿毛から受ける印象から、なぜともなくタンポポと呼ばれるようになったに違いないと(自分の中では)思っている。
花の形だけだったら、菊の仲間だと思うだけで、特に強烈な印象を与える植物ではない。
黄色の花びらが、ある日突然(のように)、真っ白な、ふわふわの綿毛に変貌する。
あの綿毛こそ、タンポポという名称の源でなくて、他に何があろうか。
…といいつつ、どのような切っ掛けや経緯があって、タンポポと呼ばれるようになったのか、今のところ、見当が付かない。
「 タンポポ・蒲公英(たんぽぽ) - 語源由来辞典」示す、
タナ(田菜) → タン プラス 穂穂
ってのに説得力を感じる。
タンポポは、強力な繁殖力・生命力を持つという。
名前や、あの綿毛のほんわかした印象にほだされそうだが、あるいはやはり、欧米の名称の意味する、ライオンの牙のほうが、タンポポの舗装された路面の割れ目にも育ち花咲く、あの貪欲な成長力という正体に似合っているのかもしれない。
| 固定リンク
「駄洒落・戯文・駄文」カテゴリの記事
- 沈湎する日常(2023.02.23)
- ボールペン2本 謎の行方不明事件(2022.10.16)
- 真相は藪……納屋の中(2022.07.30)
- 芽吹きの庭や畑で庭仕事(2022.04.21)
- 灯油ストーブを25度に設定したら…(2021.07.23)
コメント