曜日のこと
月曜日:現代中国語 では「星期一」もしくは「礼拜一」と言うが、古 典中国語では日本と同じく「月曜日」と言った。日本語の名称は七曜のひとつである 月にちな む。同様に英語の Monday も月にちなむ。
水曜日:ゲルマン諸語ではオーディン の日(英語:Wednesday)である。これは古代ローマ で、ゲルマン神話の魔術神のオーディンを自分たちのメルクリウスのような神と見なしたからで ある。
土曜日:名称は、 七曜のひとつである 土星にちな む。英語 Saturday は農耕の神 サターン から来ている。
日曜日:名称は、七曜のひとつである 太 陽にちなむ。なお、英語の Sunday 、ドイツ語 の Sonntag 、オランダ語 の Zondag も同じである。
曜日は、日本語だと、七曜にちなむ。
英語の場合( 英語に限らずゲルマン諸語 では)、多くは、北欧神話に因んでいる。
因みに、七曜とは(「 七曜 - Wikipedia 」に依ると):
七曜(しちよう)とは、肉眼で見える 惑星の火星・水星・木星・金星・土星と、太陽・月を合わ せた7つの天体のことである。 七曜星 とも言う。近代天文学 が発達する以前は、 恒星よりもはるかに明るく見え、 天球から独立して動くという点 で、惑星と太陽と月は同種のものと(言い換えれば太陽と月も惑星に含めて)考えられ 、また、 世界各地で神々とも同一視され、特別の扱いを受けていた。
現在の 週は七曜がもとになっている。 本来の順番は、天球上の動きが遅い順に、土星から始まり月で終わると考えられた。やがて、土 星を初めとして、以下、現在よく知られている順番(土星・太陽・月・火星・水星・木星・金 星)で一日ずつを守護するともされ、ある七曜が守護する日をその七曜の曜日と呼んだ。
英語などゲルマン 諸語 では、曜日を見る度、北欧神話を想う可能性があるわけだ。
…まあ、それだけのことだが、気になったので、調べてみたのである。
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コメント
やいっちさん
こんばんは。
何気なく当たり前に使っていた
毎日の「曜日」ですが、
北欧神話や或いは宗教に因む意味合いが
大きいのでしょうか。
月・火星・水星・木星・金星・安息日・主日と、有る語学の先生に聞いた事を思い出し、
私も少し気になったままになっています。
色々な国、言葉や宗教により
また様々な捉え方が有るのかなぁ・・
投稿: のえるん | 2012/04/10 22:29
のえるんさん
人に歴史あり、じゃないですが、言葉には謂われやエピソードや歴史が結晶しています。
人の思い、土地の歴史や成り立ち、それが地名に結晶する。
西欧では、キリスト教がギリシャやローマの〈蛮神〉を一掃しましたが、それでも都市の古層に、そして言葉の響きに、隠しようもなく現れ出てくる。
日本でも弥生人が縄文人を圧倒したのでしょうが、折々、縄文の文化が顔を覗かせる。
脳で言うと、新皮質の下に旧皮質があるし、大脳の奥に小脳があって、その影響を人は決して逃れられないような。
投稿: やいっち | 2012/04/12 21:35