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2012/03/28

立山連邦を眺めると

 昨日、仕事で富山市のやや郊外の地へ赴いた。
 中心部からだと、北東の方角。

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 東へもう少し行けば、昔は暴れ川だった川としても有名な常願寺川。
 北は富山湾。海水浴場として知られる浜黒崎に間近い。

 富山市の中心部からでも、街角の随所で立山連邦を眺めることができる。

 しかしやはり、こうした広々とした場所から勇壮なる連峰を眺めるのは、格別である。
 弘法大師がとうとう登れなかったという劔岳をはじめ、立山、別山、浄土山、薬師岳、大日岳……

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 立山連邦の山々、峰のそれぞれに詳しければ、あれが何という山、あそこが天狗平、などと指摘できて、感激も一入だろう。
 我が父は、晩年は俳句や旅、篆刻に凝ったが、若い頃は切手やお酒のラベルなどの収集の一方、山登りに熱中した。

 一昨年、父は肺ガンに倒れた。
 遺品を整理していたら、切手や古銭(紙幣)、ラベル類、国鉄マンとしての関連の物品、いずれも高そうな衣類(実にお洒落な人だった)などに混じって、登山の用具類が出てきた。

 中でも登山靴に妙にリアル感を覚えた。
 父は劔岳など、本格的な登山に挑んだものだったと聞いたことがある。

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 隔世遺伝というのか、小生は字も下手なら、何事につけ、整理が苦手である。
 雑駁というものか、指の末端まで神経が行き届いていない気がする。

 父はというと、字も上手いが、こまめで整理整頓が行き届く人。
 登山靴も、さすがに古さは感じられるものの、手入れが行き届いていて、明日にもこの靴を持って山へ行けそうなほど。

 そんなに父がいつ、山を諦めたのか分からない。
 家の玄関ホールには、長く父が挑んだ山を描いた絵が飾られてあったものである。

 そんなわけもあって、立山連邦の雄姿を眺めるたび、父を連想するのだ。

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コメント

やいっちさん

景色のお写真が、
とても美しくて見入ってしまいました。
広大な畑と広がる立山連峰の山々!
お仕事とはいえ・・大変羨ましいです。
様々なご趣味や経験をされている
お父様のお話にも興味津々。
お洒落なお父さま、とても素敵。
描かれた山の絵を見てみたい。

投稿: のえるん | 2012/03/29 00:42

のえるんさん

富山市(に限らなくて富山県の平野部)は、市内の中心部からでも、立山連邦を眺めることができる…のが自慢(誇り)だったりします。
東方面から
南の方角へグルッと立山連邦が、白い巨大な屏風のように平野部を囲んでいる。西の方角も、呉羽山の山並みが連なっていて、まるで盆地のよう!

お洒落な父は多趣味でしたが、晩年は篆刻に打ち込んでいました。
読売の展覧会で入選して(特選や秀逸など)、地元の新聞の一面に顔写真が載ったこともあります。

死の数ヶ月前まで、頼まれて篆刻していました。

長く飾ってあった絵は、何かのカタに(?)、知り合いの家に引き取られていってしまった。
というか、正月だったかにある親戚の家にお邪魔したら、その絵が飾ってあって、アレ? どうして? と驚いたものでした。

投稿: やいっち | 2012/03/29 20:41

やいっちさん

こんばんは。

富山市内の中心からも、立山連峰を眺めることが出来るとは!
美しい景色をいつも眺める事が出来る、最高に贅沢ですね(笑)

富山に隣接している県には(美術館等)よく訪れるのですが、富山県は(勝手ながら)全く未知。なのでとても神秘的?なんです。
やいっちさんの富山県・市ネタ話が、
楽しみです。

お父様・・
とっても多才な方なのですね!!
登山に絵画と篆刻他にも色々なご趣味等をお持ちの様ですが・・(絵がっ、見たかった。)

やいっちさんの天才、玄人振りは、
お父様から譲り受けられた影響も大きいのかな。


投稿: のえるん | 2012/03/30 22:15

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