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2012/03/10

雪の季節の果ての墓掃除

 今日は父の月命日。
 午前中、墓参し、墓掃除。
 先週末だったか、もうそろそろ、雪も降らない、降っても積もることはないだろうと、年初来、参りに行っていないお墓の様子を観てきたのだ。

Img_20120301_09430811

← 車道沿いの花壇には、早くもチューリップの芽が出始めていた。

 二ヶ月ほど、訪ねなかっただけなのに、お墓が何だか、荒んだような…。

 我が家も我が町もだが、墓地も雪に埋もれてきたのだ。
 一月の母の月命日の際に蝋燭を灯し、線香に火をつけ、お花を供え、一人、参った。
 蝋の残りが固くこびり付き、花立てが風雪やカビに汚れ、供えた花々はすっかり枯れ果てている。

 父母等のお墓に昨年のお盆以来、小生以外、誰も参った形跡はない。

 昨年の晩秋、お墓掃除をした際、誰かが供えてくれたお花や線香などを掃除。
 今日の墓掃除は、だから三カ月ぶりとなる。
 怠慢?
 でも自分の家だって、滅多に掃除はしないのだ……何て、筋の違う話か。

 驚いたことに、それとも驚くには当たらないのか、お墓の周りには雑草が生え始めている。
 墓石の重ねた隙間、お墓とコンクリート舗装の間のつなぎ目、傍を流れる用水路との境目、ちょっとでも隙間があると、雑草は首をねじ込むようにして根を張り、茎を伸ばし、葉を茂らす。
 
 墓掃除を終えて我が家の庭を見て回った。
 雪の重みや、雪下ろしの際、棒っきれで積もった雪を叩き落とした、その勢いで折れ落ちた枝葉、昨秋、刈り込みした枝葉、そんな樹木からの残骸がいっぱい、地に落ちている。
 晩秋に落ち葉掃除をした葉っぱが、掃き寄せきれないまま、朽ち葉の絨毯となっている。

 墓掃除のついで(?)とばかりに、庭の地面を覆う、そんな落ち葉や枝葉の絨毯を、せめて上っ面だけでもと、清めてみた。
 すると、庭に僅かに溶け残った雪の下から、枝葉の下から、雑草がしっかり顔を覗かせている。
 雪に寒気に散々な目にあって、懲り懲りの小生などの感情など知ったことかと、地の生き物たちは目覚め芽吹き、光を喰らう。
 命は果て、命は生まれる。
 何かが朽ちる一方で、新たな息吹が地に満ちる。

 夕方、お坊さんが来てくれた。
 父の命日を忘れない人が自分以外もいる。
 人は亡くなっても、その人との縁のあったひとが生きている限り、その人も生きている、心に。
 そんな話をお勤めのあと、お坊さんがしてくれた。
 

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コメント

やいっちさん

こんばんは。

こちらはまた、
寒さが少し戻って参りました。


だけど植物達は
雪の下で春に向かって
少しづつ成長しているのですね。


お墓参りにお庭のお掃除!!!
きっと、ご両親も
お喜びのことと思います。


チューリップは、何色が咲くのかな。


投稿: のえるん | 2012/03/11 02:01

のえるんさん

台風の過ぎ去ったあと、火事のあと、こうした雪のあと、洪水のあと、植物たちは、何事もなかったように顔を覗かせる。
過酷な環境を生き延びて来たんだから、これくらいの災害など大したことはないのでしょうね。
除草剤を散布しても、一時は大人しくしても、やがては復活する。
その逞しさを少しは見習いたいものですが、蔓延る厄介さは、たまらないものです。


チューリップ、それこそ種々雑多。去年、咲いた分の球根、新規に買った目新しい球根を取り混ぜて植えてあります。
咲かないと、どんな風なのか、分からない。
楽しみでもある。

投稿: やいっち | 2012/03/11 22:26

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