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2012/03/12

日本古代史を科学する

 日曜日の夕方近く、雨が雪に変わった。
 7時頃には銀世界へ。
 また冬へと逆戻りである。

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← 中田力著『 日本古代史を科学する 』( PHP新書 )  「学界のタブーを突き破り、自然科学者の「眼」が衝撃の事実を 次々と……。邪馬台国、出雲の国譲り、神武東征の謎に挑む 」といった趣旨の本。 (画像は、「 日本古代史を科学する | 書籍 | PHP研究所 」より)

 一旦、温みを知った体には、雪の降り積もるような気候は、ただただ辛い。
 せめて圧雪や路面の凍結だけは免れたいものだ。

 中田力著の『 日本古代史を科学する 』( PHP新書 ) を読了。
 過日の待機中の車中、しかも一回の営業の中の待機中に。
 いかにその日、仕事が暇だったかが分かろうというもの。

 読みやすいし、内容が面白かったから、本が手放せなかったこともある。

 著者の 中田力氏は、医者であり、同時に複雑系脳科学の研究者としても有名らしい。
 ファンクショナルMRIの世界的権威でもある。

 古代史を科学者の視線で再考しようという。

 実際、古代史の学者は、文系の研究者と言うこともあるのか、科学的分析に弱点がある。
「 魏志倭人伝 」の読み込みでも、邪馬台国は畿内であってほしいという、願望が先に立っているとしか思えないような、強引な解釈が見受けられたりする。


 近年、邪馬台国は九州説より 畿内説の方が、有力になりつつあるようだ。
 一部の研究者は、 箸墓古墳こそが卑弥呼の墓だと主張している。

 ただ、決着が付いたわけではない。

 小生自身は、九州説に説得力を感じている。
 無論、「 魏志倭人伝 」を読んでの感触である
 邪馬台国の人々が年中、薄着で暮らしている、という一点を鑑みるだけでも畿内説は無理がある。
 
 神武の東 征神話は、卑弥呼の死後、トヨあるいは、邪馬台国滅亡その後の混乱を終息させた誰かが九州の地から東へ向かったことを示していると思われる。

 従来より、「 魏志倭人伝 」での邪馬台国への道筋の解釈が混乱の主因だった。
 水路・陸路などの方位や距離の解釈がどうしても辻褄が合わなかったのである。
 著者はこの点に付いて、大胆だが(小生には)説得力のある解釈を示している。
 
 ここでは詳細を記さないが、崇神や応神の読み、徐福や太白の理解でも興味深い理解を示してくれている。
 実に面白い!

 以下に、出版社による謳い文句を示しておく:

「魏志倭人伝」に描かれた邪馬台国はどこにあったのか。女王・卑弥呼とは いったい誰なのか。日本最古の歴史書といわれる『古事記』や『日本書紀』に描 かれる様々な神話をどう読むのか。神武王朝は果たして存在したのか。神武の東 征は実際になされたことなのか。出雲はなぜ国譲りにたやすく同意したのか。神 功皇后の九州遠征が意味するものとは。継体王朝の即位は何を意味したのか。

医者であり、また歴史に造詣の深い著者は、自然科学者の「眼」で、こうした 謎をひとつひとつ解きほぐしてゆく。Y染色体が示す日本人のルーツをめぐる最新 の知見と歴史書の読解をミックスさせ、これまでの発想に自由な著者が導き出し た結論は、想像を絶する大胆なものであった……。


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コメント

やいっちさん

こんばんは。

本日はとても寒くて、
厚めのコートをあわててまた
引っ張り出しました。
真冬へ逆戻りした寒さ。

雪での運転等、大丈夫でしょうか?
路面凍結などとても心配です。
どうかお気を付けくださいね。


邪馬台国といえば・・
お恥ずかしいながら漫画や
学校の授業で習った程度の
知識しかないのですが
邪馬台国がほんとうは何処にあったのか?
日本人の一人として、興味津々。

想像を絶する大胆な結論とは?!
とても気になってしまいました。


投稿: のえるん | 2012/03/12 22:55

のえるんさん

いつもコメントありがとう。
日記を書く張り合いがあります。

雪は降りましたが、うっすら雪化粧しただけ。
気温が零下にならず、凍結もしませんでした。
明朝がちょっと心配だけど、日中には通常の走行が可能になると期待しています。

(日本の)古代史や考古学は小生の関心事の一つ。
邪馬台国は九州説に説得力を感じています。
理由はいろいろあるけど、住民が年中、薄着で暮らしている、という記述など、畿内説は論外となるわけです。
九州から東征したという記紀の記述も畿内説を疑わしめる理由の一つです。

とにかく、古代史は謎が多く興味津々です。

投稿: やいっち | 2012/03/13 21:57

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