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2012/03/01

無花粉スギ 新品種の名称は「立山 森の輝き」

 厳しかった冬も3月に入って、一気に春めいた雰囲気が漂い始めている、そんな気がする。
 木の芽が出始めているようだし、花の芽が土から顔を覗かせ出している。
 雑草もいち早く、生え始めているのは頭が痛いが。

Img_20120301_09384111

 間もなく(人によっては)花粉症の季節の到来を迎える。
 もしかしたらもう既に突入し始めているのかもしれない。

 例年になく寒さの厳しい、且つ冬のピークがやや遅いほうにずれたせいなのか、花粉症の飛散の開始時期もやや遅れがちらしいが襲来するのは間違いない。
 幸い、今年の飛散量は例年に比べ、やや少なめと予想以上されているようである。


 戦後、育ちが早いなどの理由で大量に植え育てられた杉が、逆に今日、厄介者扱いされているというのは、皮肉と言うべきか、人の勝手と思うべきなのか。

 さて、今日の朝刊に「県産無花粉スギ 新品種の名称はーー「立山 森の輝き」 花粉症対策の切り札 全国にPR」といった囲み記事が載っていた。
 
 尤も、毎日新聞には十日以上も前に載っていたニュースのようだ。

(後追いのニュースだからか)、読売の方が内容がより詳しい。
 なので、 敬意を表し、毎日新聞の記事を一部紹介した上で、今日の読売朝刊の記事から補足しておきたい。

無花粉スギ:花粉症に効果? 全国初、県が開発 苗、今秋出荷 /富山」( 毎日新聞 2012年2月14日 地方版 )


◇愛称は「立山 森の輝き」

県が全国で初めて開発した無花粉スギの苗が今秋から本格出荷されることになっ た。苗の愛称も「立山 森の輝き」に決定。今秋の出荷本数は5000本だが、今 後生産体制を強化し、2014年には1万本に増やす計画。普及すれば「国民病」 とされる花粉症対策にも効果が期待される。【岩嶋悟】

無花粉スギは、92年に県が全国で初めて発見。96年には一対の劣性遺伝子に より雄花の中の花粉が正常に成長しない仕組みを発見した。その後、県森林研究所 が09年から全国で初めて種子から無花粉スギの大量生産に着手。無花粉スギの雌 花に、無花粉の遺伝子を持ち、材木の原木として優れた性質を持つスギの花粉を交 配させると50%の確率で無花粉スギになる。さらにその中でより品質に優れたも のを選別し、出荷する。今秋出荷分の苗5000本は標高300メートル以下の人 工林伐採跡地に植栽する予定で、今後、生産体制を強化していく。

県の森づくりプランの後期計画では、無花粉スギを40ヘクタールに8万本の植 栽を予定している。県森林政策課は「短期では効果が表れないかもしれないが、無 花粉スギが全国に普及すれば、将来的には花粉症対策に何らかの効果があるかもし れない」としている。

 読売によると、富山県は、2016年には40㌶の8万本に広げる。

 同じく読売朝刊によると:

 森の輝きは、県林業試験場(当時)が1992年に富山市内の神社で発見し、全国で初めて07年に品種登録した無花粉スギ「はるよこい」を基本に開発。タテヤマスギの中から、成長の具合や材質が優れた「精英樹」と呼ばれる樹木に花粉を作らない遺伝子がある「小原13号」の存在を突き止め、はるよこいと掛け合わせて09年から大量生産に着手した。
 苗木の出荷本数は今秋と来年が各5000本だが、15、16年は各3万本に増やす。全国各地で需要が高まることも予想されるため、県森林研究所は今後5年間で苗木を安定生産し、16年以降に各地に出荷する方針だ。


関連拙稿:「 「無花粉スギ」大量生産技術を確立だって

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コメント

こんばんは。

今日はほんのちょっぴり
いつもより暖かくて春を感じる気温でしたね。
こちらは一足お先に花粉症の症状?
が、先日から現れ始めてます・・

どうぞ、お気を付け下さいませ。

植物の息吹を感じる、みずみずしい
お写真。
すてきです。

投稿: のえるん | 2012/03/01 21:18

こんにちは。
こちらは昨日は割合暖かかったのですが、今日は寒いです。それでも少しづつ春を感じる事が出来るようになりました。それにつれて困りものはスギ花粉ですね。私は1週間ほど前から始まっています。早めに薬を飲んだので何かおかしい程度で今のところは済んでいます。「立山 森の輝き」は朗報ですね。しかし植え変えるのも大変でしょうね。
さて、週刊新潮で大宮の三菱マテリアルの原子炉実証炉の問題が取り上げられました。少し情報がおかしいのですが、以前、やいっちさんから情報を頂いたと思いましたが申し訳ありませんが捜せなくなっています。コメントを頂戴した日付を教えていただけると助かります。

投稿: シゲ | 2012/03/02 10:47

のえるんさん

寒かった冬もようやく峠を越え春の到来の予感が覗けているようです。
でも、同時に花粉の悲惨の時期の到来でもあるのが、皮肉です。

のえるんさんは、花粉症気味?

今年は飛散量が少なめとの予測に縋るしかないですね。
御自愛くださいね。

画像は、庭のミカンの木です。
一本だけのみかんの木。
父母が健在だった頃までは例年、たくさんの実が生っていた。
それが父母が亡くなった昨年の冬は皆無。今冬は二個だけ。
あまりに少ないので収穫を躊躇っているうちに正月も過ぎ、真冬も過ぎ、根雪も溶けて、庭の奥にあるミカンの木にようやく近づけた。
するとびっくり、ミカンの実が二つとも見事に食いちぎられていたのでした。
犯人は鳥だろうと思われます。
写真を見ても分かるようにミカンの実は枝葉のずっと奥。
これじゃ、鳥たちにもさすがに啄めないだろうなと予測していたのです。
それが見事なまでに実が喰われている。

余程、鳥(たち)も飢えて切羽詰まっていたのでしょう。
柿の実やミカンの実などを晩秋などに全部収穫してしまわずに、餌が乏しくなる冬の鳥たちのため、幾らか残しておく心遣いをされる人もいるとか。
これを鳥餌果実と呼ぶらしい。
我が家のミカンの木のたった二つの実は、小生の怠惰の故なのですが、結果的に、鳥餌果実となったわけです。

投稿: やいっち | 2012/03/03 14:19

シゲさん

ようやく厳しかった冬も越したようですね。
これからは、雑草に悩まされますが。

シゲさん、花粉症に悩まされるんですね。
厄介なものです。

無花粉のスギに植え替えるのは何年も要する大仕事です。
でもやり遂げないと。

週刊新潮での大宮の三菱マテリアルの原子炉実証炉の問題の記事、読んでいません。
その記事の内容、まず、知りたいものです。

関連するだろう情報がここに載っています:
http://www.j-cast.com/tv/2012/03/01124079.html?p=all

一部だけ転記します:
「週刊新潮」の大震災ワイドに、被災地の瓦礫受け入れを拒 否しているさいたま市のスーパーアリーナに近い住宅街の地 下に、核廃棄物ドラム缶が4万本も置かれているという記事が ある。この廃棄物が発覚したのは13年前。放置したのは三菱 マテリアルで、同社の関係者が事情をこう話す。 「昭和63年頃まで、三菱マテリアル(当時は三菱金属)や三 菱原子力工業などが、ここで核燃料や原子炉などの研究を 行っていたのです。日本初の原子力船『むつ』の原子炉がこ こで設計されるなど、大宮の施設はいわば日本の原子力研究 の一大拠点でした」 その後、親会社に吸収されたり茨城県東海村へ引っ越したり して、残ったのが三菱マテリアルだった。新潮は瓦礫受け入 れを拒否しているさいたま市に対して、こう皮肉くる。 「ア リーナの横にある大量の核廃棄物は、いずれどこかに処分を 頼まなくてはならないかもしれない。そのとき何と言ってお 願いするのだろうか」

投稿: やいっち | 2012/03/03 21:32

やいっちさん。

これは、みかんの木だったんですね!
鳥餌果実、知りませんでした・・

たわわに実った柑を、
カラスなどが啄む様子を見かける事があります。

やいっちさんのお庭でも・・
鳥さん達がお召し上がりになられた様ですね(笑)

来年は、きっと豊作???

投稿: のえるん | 2012/03/04 04:24

のえるんさん

収穫間際の果物などを食い散らかされるとガッカリだし、怒りの念が高まるでしょうね。

でも、冬も峠を超えようという頃、餌にあぶれた鳥たちの餌になるのは、それはそれでいいかな、と。
人間の勝手なのかな。

来年は、ホント、豊作になってほしいです。

投稿: やいっち | 2012/03/05 21:15

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