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2012/01/16

我がヒートショックハウス(後編)

 さて、小生がヒートショックの危険を感じるのは、まずはトイレ。
 居間(茶の間)などは暖房を使うが、玄関やトイレにはさすがに暖房の暖気は及ばない(何時間か家に滞在していたら、そのうちに、数度は上がるかもしれないが、吐く息が白いことに変わりはない)。

Img_product_furo

→ 「スーパー風呂バンス1000」 一昨年の初冬から使い始めた。広告によると、「強力1000Wヒーター搭載のスーパー風呂バンス1000。これまでにないハイパワーで、寒い冬でも水から速やかにお湯を沸かせます」と銘打っているが、十時間の使用では、入浴には足りないぞ!

 茶の間のドアを開ける瞬間、そこは外気であり、零度に近い世界が迫っている。
 吐く息が白い。
 トイレはさっさと済ませようと、時に焦って失敗することもある。
 小はともかく、大ともなると、お尻(下半身)を外気に晒すわけで、何かマゾの気分を味わうようでもある。

 しかし、「ヒートショック」の脅威に晒されるのは、何と言っても、入浴の際である。
 我が家の風呂は、厳しい環境にある。
 そもそも、(本ブログでも書いたように)我が家の風呂は灯油を使うボイラー方式だったが、そのボイラーは30年以上も前のもので、父母が相次いで亡くなった一昨年の夏、まるでそのあとを追うように、ボイラーも故障してしまった(庭の雌雄のキウイも同時期、死滅。庭のミカンの木も、その年、実は全く生らなかった)。
 背に腹は変えられず、浴槽に突っ込んで使う電気式の発熱器(風呂バンス)を購入した。
 夏場は3時間もあれば、40度近くのお湯となるが、今の時期だと、浴槽に水を満たしたばかりだと、12時間、熱し続けてやっと40度に迫るかどうか。


 電気代がやたらと掛かる。
 恐らく、一回の電気代で銭湯へいけるやもしれない。
 それなら銭湯へ行けば、ということになるが、今の時期、雪である。
 寒い。
 行くのはいいが、帰りが怖いのである。
 何が怖いって、湯冷め。
 一人暮らしをしていると、病気がこれまで以上に怖い。
 風邪だって、絶対、引きたくない(誰も引きたい人はいないだろうが)。
 貯金もないし、風邪で仕事を休んだら、その日から生活に困る。

Ontheroad

← ジャック・ケルアック著『オン・ザ・ロード』(青山南訳 河出文庫) 「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 第1集」だったものが文庫に。  ひとつながりの巻紙(スクロール)に3週間で打ちこんだという、伝説の『オン・ザ・ロード』 ビートジェネレーションの筆頭の一人。詳しくは、「ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』文庫化! / オリジナル草稿版『スクロール版 オン・ザ・ロード』刊行!|河出書房新社」参照。友人が読んで面白かったという感想もあったが、書店に立ち寄ったら、文庫本の本書を発見。全集のものが早くも文庫化されていたことに、ちょっと驚いた。一度は読んでおきたかった。自宅で読んでいるので、なかなか読む時間が取れず、我が人生は、オフ・ザ・ロードだ。


 なので、銭湯は冬場は避ける(車で行くという方法が考えられるが、まだ、小生には贅沢すぎる)。
 さて、その風呂場。
 そこが寒い。
 風呂バンスを使って、浴槽の水を温めても、浴室はまるで暖かくならない。
 熱いお湯を蛇口から出せば、その熱湯の蒸気で気持ち、浴室が温まるかもしれないが…。
 当然、それなりの対策は打っている。

 茶の間は、入浴する一時間以上も前に暖め始める。
 茶の間でネットに向かうのは、入浴前の一時間がメインなのである。
 茶の間を十分に(というより、普段より高めに)暖める。
 茶の間の隣りには脱衣所(洗濯機置き場)なる細長い空間(廊下?)があり、その先に浴室がある。
 浴室はだから、家の一番、離れにある。
 隣室が居間か寝室なら、壁からの暖気が気持ち、伝わるかもしれないが、それは望み薄の位置にあるわけである。

 茶の間が暖まったところで、入浴する十分ほど前から、茶の間と脱衣場との間の戸を大きく開け、茶の前の暖気を脱衣場に流す。
 脱衣場には、電気ストーブを設置してある(入浴のときだけ使う)。
 電気ストーブのスイッチを「強」にする。

 そして、ほんの少し、脱衣場の気温が上がったところで、入浴するギリギリのタイミングで、風呂バンスのスイッチを切り、風呂バンスを浴槽から引き上げ、それから急いで服を脱ぎ捨て、入浴と相成る。
(その入浴も、なかなか厳しい条件の中でなので、このことも、そのうち、書くかもしれない。)
 とにかく、「ヒートショック」の可能性を極力減らしているつもりだが、ほとんど気休め程度なのは重々分かっている。

 耐え難きを耐えての入浴タイムなのである。
 風呂から上がっても、浴槽から出た瞬間から体が冷えてくる。
 お風呂上りに体がポカポカなんて、少なくとも冬場は経験したことがないのだ。
 
9784479840718

→ 大和岩雄・著『新版 古事記成立考』(大和書房) 本書は、既に刊行間もない頃、図書館から借り出して読了済み。今日、会社の検診で外出したので、その帰り、デパートの中にある紀伊国屋書店へ。いろいろ物色したが、以前読んで感銘を受けた本書を所蔵しておくことにした。無論、近いうちに読む! 大きな書店で二時間近く、本を漁る。肝心の本居宣長の「古事記伝」は、店に在庫がなかった。あまり読まれない本なのか。もっと居たかったが、都合があり、本書を含め、二冊だけ選んで我慢。


 
参考記事
温泉施設で死亡 ヒートショックか」(NHKニュース

富山県朝日町の温泉施設で、入浴していた70代の男性2人が溺れて死亡し、警察は、脱衣所と湯船の温度差で血圧が急激に変化しショック状態になる、いわゆる「ヒートショック」で入浴中に気を失った可能性もあるとみて調べています。

6日午後、富山県朝日町の温泉施設「たから温泉」で、町内に住む寺澤昭一さん(70)と富山県入善町の上田孝志さん(73)の2人が、湯船の中で隣同士でぐったりしているのが見つかり、その後、病院で死亡が確認されました。警察が調べた結果、2人はいずれも湯船で溺れて死亡したことが分かりました。また、2人とも酒は飲んでいなかったということです。冬場の高齢者の入浴を巡っては、寒い脱衣所で服を脱いで湯船に入った場合、温度差で血圧が急激に変化しショック状態となる「ヒートショック」と呼ばれる症状が起きやすくなることが知られ、死亡する事故も相次いでいます。警察は、2人は「ヒートショック」で気を失い、湯船で溺れた可能性もあるとみて、当時の状況などを詳しく調べています。


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