財布もホースも空けました
この先、本格的な降雪の日々がやってくる。
今は、水道管の凍結防止のため、チョロチョロ水を流すだけだが、ドカ雪の日には、今より流量を増やす。焼け石に水ならぬ、ドカ雪にチョロ水程度の効果があってほしい。
明けまして除雪道具類を買い漁って財布が空になり、ホースにも穴を空けました、である。
→ ニコライ・カサートキン著の 『ニコライの日記(中)――ロシア人宣教師が生きた明治日本』(中村 健之介訳 岩波文庫)
ニコライ・カサートキン著の 『ニコライの日記(中)――ロシア人宣教師が生きた明治日本』(中村 健之介訳 岩波文庫)を読了。車中でちびちびと読んできたので、一ヶ月を要した。
「日清戦争終結と三国干渉、高まる反露感情―寄せ来る時代の波のなかで若い教会の育成に心をくだき、日本全国を歩いて人びとに語りかけたニコライ。深い情熱と率直な心を映し出す日々の記録」といった本。
写真だけでニコライを見ると、厳格で信念は一切ぐらつかないように見える。
でも、日記を読む限り、日々、迷い怒り呆れ喜び悩み苦しむ姿が歴然と見えて、ロシアからは僻地に過ぎない日本に来て、大変だったのだとつくづくと感じられる。
宗教人の信念・信仰というのは凄いものだ。
ついで、ル・クレジオ著の『悪魔祓い』(高山鉄男訳 岩波文庫)を読み始める。
まだ、数頁、捲っただけだが、この先が楽しみである。
← ル・クレジオ著『悪魔祓い』(高山鉄男訳 岩波文庫)
「インディオの世界をはじめて眼にしたときの驚きと,無文字社会に生きながらも,あらゆる書字言語(エクリチュール)に先行する叡智を保持し,近代人の病である〈所有〉という概念に抵抗するインディオ社会の宇宙観.ヨーロッパ文明とインディオ社会のヴィジョンの対立をストレートに描く,ル・クレジオの記念碑的著作.現代文明批判の書」といった本。
初期の頃のクレジオから後期のクレジオへを画期するクレジオファンならずとも必読の本。
この数年のマイブームであるクレジオ熱の最中の小生、年末から年初にかけて、クレジオの本を読むのも、これで三冊目だ。
…というか、今現在、自宅では、J・M・G・ル・クレジオ著『地上の見知らぬ少年』 (鈴木 雅生 訳 河出書房新社)を読んでいる最中なのである。
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