夢くらい、夢があってほしい!
この頃は、出会いも乏しいせいか、夢を見ても、滅多に艶っぽい場面に恵まれない。
そもそも、目覚めた瞬間、呆気なく夢は雲散するか弾け散ってしまう。
たまに覚えている夢の、その味気なさ、明らかに仕事と絡む内容に、辟易してしまう。
→ 「有沢橋」 (2011/12/18 撮影) 「昭和27年(1952)6月に鋼製永久橋として架橋されましたが、鉄橋化は中央部のみで、両端の木橋部分が昭和36年(1961)の洪水で流出しました。そのため昭和37年(1962)から改築が行われました。ところが、その後、昭和44年(1969)7月2日の集中豪雨で富山大橋の橋脚が沈下して通行不能となったため、有沢橋の交通量が増し、荷重負担となり、橋面に亀裂が入」ったという。神通川有沢橋下流(神通川緑地公園周辺)は、北日本新聞納涼花火大会の会場ともなる。
夢まで干からびてしまうなんて。
夢くらい、夢があってほしいよ!
では、以下、数日前に見た、訳のわからない夢へ。
「間に合わない」
何かの(長い)夢の続き、その挙句、ある家(我が家のようでもある)の前(庭)にいる。
オレの隣に車(小型)がある。パステルカラー調のブルーの新車。でも、ほとんど乗った形跡がなく、放置されていたようだ。が、なぜか車窓が大きく(三分の一ほど)開いていて、細かな虫が好き放題に出入りしているし、くもの巣が張っているし、鳥(蝶)が時折、入り込んだりする。
閉めてやろうか…。
とにかく開いていることが気になってならない。
突然、無線が飛び込んできた。
「クラウジウス(という名の会社)へ行け」という指示。
「そこに客が待っている…。12時(正午)までに行くように」
暗黙の中で、その会社の場所、分かるの、教えなくていいのと、訝(いぶか)しむ係員の気持ちを感じる。
聞かない。
教えられなくても分かる。
確か、有沢橋のたもと、周辺にあったはずだ。
時間は、あと十数分しかない。
…実は、聞くタイミングを逃してしまった、という内心の声。
急がないと間に合わない(14日の朝一番の営業で、営業所から駅前のホテルへ、というのがあったが、その際も十分ほど。いつもなら楽勝の場所だが、その日は、路面が凍結していて、車道の車の流れもややゆっくりめ。営業所の窓口で聞いた瞬間、えっ、性能の悪いスノータイヤを履いている会社の車じゃ、ちょっときついんじゃないの?って思ったけど、とにかく可能な限り早くと、車を走らせた。でも、一分ほど、遅れた。客とはすれ違い。ホントにすれ違い。というのも、あとで気がついたが、乗せるべき客たちは、近くの他社の営業所へ向かうのを見た、ちょうど、ホテルからだったから、あの4人だったんだと直感的に気づいたのである。)
← ルドルフ・クラウジウス (画像は、「ルドルフ・クラウジウス - Wikipedia」より) 「ルドルフ・ユリウス・エマヌエル・クラウジウス(Rudolf Julius Emmanuel Clausius, 1822年1月2日 - 1888年8月24日)は、ドイツの物理学者。熱力学第一法則・第二法則の定式化、エントロピーの概念の導入など、熱力学の重要な基礎を築いた」人物。クラウジウス存命中は、石炭がエネルギー源の中心だった。しかし彼は、ある論文で、「石炭はいずれ枯渇する」、「将来的には滝の落下による水力発電など、太陽によって得られる自然エネルギーに移行しなければならないと結論している」。その先見の明は、科学史において、しばしば取り上げられている。…それにしても、何故、夢の中にクラウジウスの名が? 最近読んだ、何かの本で、「クラウジウス-クラペイロンの式」が扱われていたからか。
実を言うと、クラウジウスの正確な場所はうろ覚え。
いや、ホントは全く不確か。
オレの悪い癖。ああ、会社の窓口でちゃんと聞けばよかったのに。
ナビで会社の場所を調べて、そっちへ向かおうとした。
オレの車は、会社のあるほうへは、どうやっても、向かえない。
高速道路上を走っているようで、両脇に壁(コンクリートの塀)があって、路線の変更はままならないのだ。
なんとか、違う路線に移りたい。
気がつくと、オレはパラシュートで飛んでいる。
地上を見渡せる。
都心のように見える。
幾つもの路線が交差し入り組んでいる。
あの辺りの路線に違いない…。
やっと会社の位置が分かった時点で、もう、正午は過ぎている。
焦っている。
パラシュートの動く方向を無理やり変えようとした。
すると、パラシュートのボディが捩れて地上へ、どこか(世田谷線か)の高速上へ落下してしまった。
パラシュートは、プラスチック製なのか、バラバラに砕け散った。
→ ブグロー(ブーグローとも表記)「浴女」(「浴女|ブログで名画」より) 拙稿「初恋の人を見た!」を参照すれば、我輩だってこんな夢を見たこともあると分かる。夢よもう一度!
路面に散乱する破片。
道路はたちまち渋滞し始める。
オレの向かわないといけない路線とは違う路線上で、立ち竦むオレは、ただ呆然と時計が正午を回っていくのを見ていた。
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