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2011/04/16

日の下の花の時(前編)

 道路上で車中などから容赦ない直射日光を浴びる街路樹やグリーンベルトの花々(ツツジ)を間近に見て、そもそも書きたかったのは、別のことだった。

 緑なす葉っぱや幹などはともかく、花々に何か強烈な印象を受けていた。それは何だろうと思い返してみたら、あまりにも呆気ない理由がそこにあった。

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→ 日当たりのいい場所(道路沿いの花壇)に咲くチューリップがいよいよ咲き綻び始めた。…のはいいが、この花、目一杯、満開。開きすぎじゃないの?

 そう、花というのは、端的に言って性器なのであり生殖器なのだということ。

 が、それだけでは言い足りない。それは分かる。えげつなさ過ぎる表現だということもあるが、では何故、本来は単なる生殖器のはずの花が、少なくとも我々人間の目には美しく、あるいは可憐に見えてしまうのか。

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2011/04/15

ペトロス伯父と「ゴールドバッハの予想」(後編)

 この『ペトロス伯父と「ゴールドバッハの予想」』(酒井武志訳、早川書房刊)は、まさに難問に若き日より挑んだペトロス伯父の不遇の人生を描いたものである。
 小説中には実名がドンドン出てくる。クルト・ゲーデルやラマヌジャンやらチューリング、ハーディ(歴史上の人物として言及されている人々=ユークリッド、フェルマー、ゴールドバッハ、オイラー、ガウスは除いての話だ)らだ。

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← たぶん、近所の飼い猫だと思うが、近所一帯を縄張りにしているらしい。もう一匹、黒っぽい猫も一帯をうろついていて、縄張りが重なっているみたいだが、さて。

 そうした傑物にペトロス伯父は、会ったり、関わったりしていることになっている。つまり、ペトロス伯父は虚構の人物なのである。
 その伯父に、語り手であるペトロスから見れば甥に当たる私が狂言回しの役を演じている。

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2011/04/14

ペトロス伯父と「ゴールドバッハの予想」(前編)

 小生は本書を、昨夜から今日の昼過ぎに掛けて一気に読んで、今、興奮冷めやらぬ状態でいる。小説(そう、これは「ゴールドバッハの予想」などと厳めしいが、れっきとした小説なのだ)を、久しぶりにワクワクドキドキする思いで読んだ。

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→ 我が家の庭の片隅にある小さな木。何の木か分からない。一昨日(12日)、芽吹きが艶やかで、つい撮影。

 この小説はアポストロス・ドキアディスという大学で数学を専攻して、後に映画などの政策・監督・脚本などに携わるという変わった経歴の持ち主が1992年にギリシャで発表した作品である。
 彼は「1953年にオーストリアで生まれ、その後ギリシャで育ち、15歳の時、コロンビア大学で数学を専攻、後にパリの高等学院で数学を本格的に学んだ」と本書の説明にある。結構、本格的に数学を学んだのだと分かる。

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2011/04/13

謎の頭痛事件(後編)

 その謎の頭痛につい先日、再会してしまった。
 再発!

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← 今日(12日)、花壇の雑草をせっせと毟っていた。車道に面するその花壇に育つチューリップ。一本だけ、逸早く開花した。気が早いんじゃない?

 例によって、ロッキングチェアーに体を埋めて老眼鏡を架けて、読書し始めると、ジワジワと、しかし着実に増していく頭痛、そして吐き気の予感…。
 ようやく、ほんの少し、仕事に慣れて(一人前には程遠いが)、ゆったり読書でもしようなんて、思った矢先のことだった。

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2011/04/12

謎の頭痛事件(前編)

 昨年の夏の終わり頃、それとも秋口の頃だったろうか。
 突然、奇妙な頭痛に見舞われるようになった。
 まだ日中の暑さが夕方になっても色濃く残っている日々が続いていた。

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→ 昨日(11日)の雨の中、庭先のアセビに咲き誇る小花を撮影。花より雨の雫のほうが大きく感じられる。

 昨年七月、父母が相次いで亡くなった。
 七月はもちろんだが、八月も家の内外での所要で慌しい日々が続いていた。

 そんな中でも、忙中閑ありではないが、時間があると、居間にあるロッキングチェアーに腰を埋めて読書するのが唯一の楽しみ。

 その読書が妙に悩ましい営みになろうとは。

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2011/04/11

富山の難読地名あれこれ

 仕事柄、富山の地名に敏感にならざるをえない。

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← 玄関の花瓶の花を入れ替え。来客の少ない家だけど、気分だけは晴れやかに。

 最初に情けない、恥ずかしい話を一つ。
 富山市には、「東田地方」という地名がある(そういった交差点もある)。
 この地名をどう読むか。

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2011/04/10

「早く来い、老眼鏡」後日談

 前回は、老眼鏡を思い切って注文したというところまで書いた。
 その老眼鏡を本日、とうとう入手した。

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→ 昨日の雨に濡れてアセビもしっとり。今日、庭先のアセビを見たら、雨に埃を流されたからか、小さな花の白が際立って、見違えるようになっていた。

 残念ながら、今日は月末ということもあり支払いなどの雑用に終われ、また、スクーターがバッテリー上がりで動かなくなるというハプニングがあったりして、肝腎の読書で老眼鏡の具合を確かめるという目論見が、時間がなくなって、じっくりとはできないでいる。

 それでも、数十頁だけは、この従来のものより視野の広いという老眼鏡を使って読み進めてみることができた。

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