命を懸けて路上へ!(前編)
若干、猜疑心の強い(?)小生など、この十月だったか、警察庁長官の人事異動があって、前の長官の(任期の最後に頑張っていた)暴力団との癒着(密接な交流)のあるタレントなどへの摘発云々といった問題から、やや鬼っ子扱い的な存在である自転車の問題へと、世情の関心事を、あるいは警察の取締りの重点のシフトがあった、それは、もしかして、警察庁長官の人事異動の背後に、何か闇の勢力のプレッシャーがあったからではないか、なんてことを日記に書いたりした:
「風向きは変わったのね」
まあ、こんな憶測を逞しくする奴なんて、小生くらいのものだろうが。
しかしながら、(警察の取り締まり方針次第だが)、車道にしろ歩道にしろ、自転車の走行マナーが厳しく問われるようになると、気軽さや軽快さが故の楽しさ利便性があればこその自転車が、一気に何か気鬱な乗り物になりかねない。
→ ナナカマドの赤も冴えてきたが、山茶花の花がいよいよ咲き誇ってきた。
小生は、数年前までオートバイやスクーター(いずれも大型)のライダーだった。
バイクの類いも、駐車場所を考えなくていい(他人に迷惑にならない云々は当然の前提として)乗り物として、便利だし、渋滞の原因にならないし、愉しい乗り物だった。
それが、ある日から、なんだかとっても億劫な乗り物に変わっていった。
自動車の駐車が厳しく摘発されるようになった、その次の段階として、バイクも駐車の仕方について、警察や社会の目が厳しくなったものである。
地方では分からないが、少なくとも東京の都心(23区)では、駅の周辺はもちろんだが、繁華街でも住宅街でも、一体、何処に止めればいいのか惑うようになってしまった。
世間の風潮の余波で、バイクが肩身の狭い思いを強いられる乗り物に変わってしまったのだ。
(車の場合もだったが、バイクの場合も、碌に駐車場の確保さえ、まるで追いついていない状態だったのに、駐車のマナー(摘発・取締り)だけが先行したものである。車もだが、バイクの正規の駐車場所は未だにまるで整備されていない。バイクの売り上げも減少傾向にあるらしい。あるいは、そうしたバイクへの世間の風当たりが売り上げの減少に繋がっているのか。)
小生の場合、たまたま職場環境も変わって、経済的に苦しくなったこともあって、オートバイをスクーターに代え(オートバイよりは、優しげな外観で受け入れ易いかという思惑がなかったわけじゃない)、しばらくは様子を見ていたが、やがて、そのスクーターさえ、放棄(断念)し、日常の足を自転車に切り替えたものだった。
世間(社会や警察)の目が、今度は自転車に向けられるようになった。
ピスト自転車(の中の、ブレーキなどを取り外したタイプのもの)の危険さがクローズアップされたりしたが、要は、自転車の走行や在り方(社会の中でのポジション)自体が問われるようになったわけである。
← 車窓越しの写真なので、画像がややぼやけているが、血汐紅葉を街で見かけたので、思わず撮ってみた。血汐紅葉という名称が印象的。
「道路交通法の改正について」を読んでみる。
が、分かったような分からないような、いずれにしろ腑に落ちない面も多々ある。
まずは、原則だけは示しておきたい:
自転車安全利用五則1 自転車は、車道が原則、歩道は例外
2 車道は左側を通行
3 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4 安全ルールを守る
○飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
○夜間はライトを点灯
○交差点での信号遵守と一時停止・安全確認5 子どもはヘルメットを着用
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