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2011/12/09

命を懸けて路上へ!(後編)

「自転車は、車道が原則、歩道は例外」で、「車道は左側を通行」、且つ、「歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行」という原則が分かりやすいようで、理屈の上では筋がとおっているようではああるが、実際の道路(走行)状況においては、戸惑うことばかりである。

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→ 山茶花の花が次々と咲き出している。前にも書いたけど、寒くなるほど、咲き誇るって、不思議な木だ。

「車道内で道路標識等により自転車の通行すべき部分が指定されているときの通行方法について一部変更がなされました。歩道内は徐行しながら通行しなければなりませんが、歩行者がいないときは、歩道の状況に応じた安全な速度と方法で通行することができます。 (道路交通法第63条の4第2項)」という。

 なるほど、理屈は分からないでもない。
 一方、「歩道内に自転車の通行すべき部分が指定されている場合、歩行者はこの部分をできるだけ避けて通行するように努めなければなりません。 (道路交通法第10条第3項)」だって。
 歩行者が自転車が通行すべきエリアをできるだけ避けて通行してくれるだろうか。
 
 …まあいい。自転車という車両に乗っているものが気をつければいいことだ。

 しかし、「自転車は、車道が原則、歩道は例外」という原則だけは、これはキツイ!
 しかも、「車道は左側を通行」だという原則(制約)も苦しい。
 実際、自転車を駆って我が家を出て、街道(南北に走る)に出る(我が家からは、車道は東側にある)。
 左折は、まあ、道路を車と同じ向きに走ることになるので、「車道は左側を通行」だという原則だけは、とりあえず、守れる。
 あとは、車道と(多分、分離を示すのだろう)自転車走行帯とを分ける白線を気にかけつつ走るだけである。
 街道の端っこは、歩道である。
 人が歩いていないときは、歩道を走りたい。

 が、問題は、街道に出、南方向へ、つまり右折する場合である。
 自然と、「車道は左側を通行」だという原則に反することになる。
 原則を守るためには、店などが街道の西側(我が家側)にあっても、とりあえずは、道路を渡って、車と同じ向きに走るしかない。
 そうしないと、車とは逆走になるから、危ない、というわけである。

 まあ、それも、致し方ない。

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← 間もなく、父の月命日なので、仏壇に花や仏飯、果物を供えて準備。お坊さんが来る前に、一人、参った。

 が、何よりも、対して広くない街道なのである。
 道路の端っこに、白線が引いてあって、自転車の通行帯だと示されている。
 が、正直、そんなところを走るのは、怖い。
 上記したように、人が歩いていないときは、コンクリートブロックで車からガードされている歩道を走りたい。
 でも、多分、法的には許されないから、車道(の端っこの白線の枠内)を走るしかないのだろう。

 スクーター(原付)でさえ、車道では鬼っ子扱いである。
 車より、制限速度は低い(30キロ)。
 原付の運転手は、車道を走る際、かなり神経を使う(無神経な奴でない限り)。
 車との制限速度が違うので、追い越したい車をやり過ごすよう、道路の端っこを走行するわけである。
 となると、自転車の通行帯である白線と接するように(乃至はギリギリに)走るしかない。

 それでも、その気になれば、原付は50キロ近くは出すことが可能である。
 安全のため、道路の端っこじゃないく、車道の真ん中を堂々と走る原付ライダーもいる。
 そのほうが、端っこを走るより、安全なのである。
 道路の日中の実勢速度は、バスも走っていることだし、大体が40キロあまり。
 これなら、自動車の運転手にそれほどストレスを溜めさせないで走ることは可能、というわけだ(それでも、邪魔者扱いされるのは、覚悟する必要がある)。

 さて、自転車は、バイク(原付)ほどのスピードが出せるわけじゃない。
 イザという時、法的には許されないとしても、瞬間的に速度を上げて、車をかわす(避ける)という芸当(?)も、まずはありえない。
 要は、自転車乗りなら日ごろ経験しているように、車道(の端っこ)を走るには、自動車の運転手に命を預けるしかないわけである。
 常に背後を見ながら走るわけにはいかない(常に背後に気をつけているが)。
 路肩に駐車している車があったら、一体、車道側と歩道側のどちらに避けていけばいいのか。

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→ 仏壇に供えるため買ってきた花が大きすぎた。なので、一輪差しにして玄関に飾った。花の名前、花屋さんで聞いてきたのだが、自転車に跨った途端、忘れてしまった。よく聞く名前なので、忘れないと思ったのだが、甘かった!

 小生が小型のバイクを嫌ったのは、あなた任せの安全しか確保できないからだった。
 常に追い越すことを考える自動車の運転手に安全の確保がほぼ全面的に任せるしかない。
 そんなことで、安全が保てるわけがない。

 まして、自転車だと、尚更、安全は他人任せ。
 どんなに頑張っても、自動車の運転手の不注意までは、避けられない。
 なので、改正された、自転車についての「道路交通法」を守る限り、命を懸けて路上へ!と、ならざるを得ないわけである。
 法律を厳正に守る限り、身の安全は守れなくなる可能性が高まるわけだから…。


自転車関連拙稿は、あまりに多数、なので、代表的なものを幾つか:
自転車ライダー生活本日開始(2006/08/23)」
蘇る風景そして写真(2011/06/18)」
ハット得て夏の日差しに負けません(2007/06/24)」
風雨の中のバイク感覚(2009/11/27)」

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コメント

「あなた任せの安全しか確保できないから」 - この点は全く私も同じで、ドイツにおいて自転車を乗らないのはこの理由です。都市部においては歩道の道路側に自転車ゾーンが取られていて、日本からの旅行者などはそこを歩いていて自転車に鈴を鳴らされます。要するに歩行者立ち入り禁止です。

しかし郊外では、自動車と同等ですから、自動車専用道路を除くと全く同じように右折左折をしなければいけません。それ自体は手で信号を出すことで危険は避けれますが、怖いのは国道で時速百キロ以上の車に抜かれることでしょう。私は厭ですね。

原付は時速50KM未満ですから国道ではこれも全く同じで、更に脇の自転車道等を走れないので最悪です。つまり、最低500CC以上の二輪車で無いと高速も十分に走れないのであまり意味は無いです。

自転車は道路を一切走らないモーター付きのマウンテンバイクならば欲しいのですが、これは資金的に厳しいですね。

投稿: pfaelzerwein | 2011/12/10 19:48

pfaelzerweinさん

警察は、自転車を実際に自分が乗る当事者として考えているとは到底、思えません。
ただの取り締まりの対象に過ぎないのでしょう。

自転車を日ごろ、足として(あるいは楽しみとして)乗る乗り手を他人任せの安全しか保てない鬼っ子的な存在に、一層、追い詰めていくだけに思えます。

小生など、過日、下記のような猜疑心たっぷりの記事を書いたものです:
「風向きは変わったのね」
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2011/11/post-9a86.html

とにかく、警察の取り締まり方針上のさじ加減で、問題の俎上に上るか否かが簡単に変わるなんて、ホント、ろくでもないです。

投稿: やいっち | 2011/12/10 21:51

「一層、追い詰めていくだけ」 - 公式には自転車の対人事故が増えていることでの規制強化となってますね。実際増えているのでしょう。こちらでも車道を高速(40KM近く)で走るレーサーは面も小さく音もしないので轢かれそうになったことがあります。もちろん自転車の退避行動は早いので転倒させれば対人事故はある程度防ぐことが出来るでしょう。

しかし歩行者はヘルメットも被っていないので死亡率は可也高くなります。弱者保護とすれば正しいのでしょうが、自転車自体が弱者であることを考えると容易ではありませんね。中間の立場はとても厳しいですよ。

投稿: pfaelzerwein | 2011/12/11 02:28

pfaelzerweinさん

エコとか省エネとかいった理由、健康志向、そして不況で、できるだけ通勤などの経費を減らしたい、恰好のいい自転車が増えてきた、などなど、自転車の利用者が増える傾向にあるのは否めない。

台数が増えれば、それだけ、事故の件数も増える。
よって、警察としても対策に力を入れざるを得ない、そういった事情は分かります。


自転車と車、自転車と人、自転車同士、そして自損事故。
自転車は、弱者であり、強者でもあるという微妙な立ち位置。
小生は簡単に鬼っ子的存在と表現していますが、自分自身、乗っているように、決して敵視するつもりはない(ブレーキを取るなどのピスト自転車は論外ですが)。

一般道を走る交通事情というのは、本来、雑多な車種や自転車、人が往来する、複雑極まる世界。
その中で、自転車というのは、そうした複雑性を象徴する乗り物に思えます。
自転車対策を上手く捌けるようだと、警察は立派と褒めるでしょうね。

投稿: やいっち | 2011/12/12 21:08

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