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2011/12/26

フランジパニのこと

 タクシードライバーという仕事柄、富山市内を中心に、お客さんの求めに従い、いろんな場所へ向かう。
 日中だと、病院が実に多い(ことは、以前、本ブログに書いた)。
 ホテルやデパート、美術館などの催事場。会社関係。

Snow_049

→ 富山市の中心部を横切って流れる松川の各所にある彫刻群のひとつ。作者名などは、いつか調べたい。こんな格好だと、夏場はいいけど、冬は寒そう。24日、今冬、初めて雪が積もった日の昼下がり、撮影。

 あるいは、土日を中心に結婚式場、時には葬式の場へも。
 夕方になると、繁華街へ向かう、店の従業員(ママ)や、飲みに行くお客さんが増えてくる。
 富山市にも、多数の各種の店がある。
 割烹や寿司屋を中心とした酒場やスナック、カラオケなどなど。

 そんな中に変わった名前の店があって、気になっていた。

 変わった名前といった印象を受けているのは、小生に常識が乏しいせいかもしれないが、最初にその店の名を聞いた時は、正直、聞き取ること自体、難しかった。

 その名は、「フランジパニ(フランジュパニとも)」である。
 ラテン系っぽい名称のような。

 その店は、【FRANGIPANIフランジパニ】である。
 富山で、 結婚式二次会 (2次会) を行うなら、ここで、ということで、「忘新年会歓送迎会各種貸切パーティー」会場として人気がある。
 残念ながら、小生自身は店の中に入ったことはない(お迎えするお客さんを案内するため、玄関フロアーを眺めたことがあるだけ)。

 小生にできることは、言葉(名称)の詮索だけ。
 まあ、探索するネタを頂いただけでも、ありがたいと思っている。

Img55997820

← プルメリア(フランジパニ) (画像は、「【楽天市場】」より)

 さて、早速、「フランジュパニ」をネットで調べてみた。
 実は、前々からこの名称について調べたいと思いつつも、敢えて手を出す気にはなれないでいた。
 ところが、最近読了した、ジーン・リース作の『サルガッソーの広い海』(小沢 瑞穂訳の中に、「フランジュパニ」なる名前が出てきた(日本語表記(訳)は、「フランジパニ」だった)。
 別に殊更な意味が付されているわけではないが、小生は、勝手に、これは我輩に「フランジュパニ」について調べろよという切っ掛けを与えていると思ったわけである。

 04年の秋口にブログを開設してから既に7年となる。
 その前に、01年からホームページを開設している
 99年末からネットに参入。

 以来、ほぼ毎日、ネット上で(も)日記を書いている。
 エッセイだったりレポートだったり、ドキュメントだったり、読書感想だったり、創作だったり、コラム的な記事だったり、種々雑多な内容。
 ただ、ほぼ毎日、何かしら書くとなると、ネタが尽きる。
 年間、360個の記事として、十年で3600個。
 記事の数は、通算すると99年末以降で4000個は超えているだろう。

 そもそも乏しい能力と貧しい想像力にしか恵まれていない。
 そんな小生にネタが無尽蔵にあるはずもない。
 ある意味、毎日がネタ探しの日々のようなものである。
 書くためのヒントや動機、ネタとなるものをテレビでラジオで、街中で家で、想像の中で渉猟する。
 でも、とっくにネタは尽きていると見做さざるを得ない。
 想像の泉も枯れ果てている。

 なんて、愚痴はさておいて。

Snow_047_2

→ 同じく、松川の土手道にある、彫刻…だろうか。車で通りかかるたび、目にする。何か抽象的な造形なのか、モニュメントなのか。この正体も、近いうちに調べたいものである。

 小生にネタを与えてくれた店のホームページである【FRANGIPANIフランジパニ】には、フランジュパニ(フランジパニ)という名称についての説明は見当たらなかった(探せばあるのかもしれないが)。


フランジュパニ、香りの秘密 手作り石鹸 ( 石けん ) 材料専門店 お風呂の愉しみネットストア~ライブラリィ」なる頁が非常に参考になった。

ハワイでレイに使われる代表的な花、プルメリア(学名Plumeria sp.) は、中南米原産のキョウチクトウ科インドソケイ属の常緑樹で、 英名を「フランジュパニ」といいます」とある。
 どうやら、そもそもは、「フランジュパニ」は香り(の花)として有名らしい。

 面白いのは、「「フランジュパニ」というのが英語名であるにも関わらず、ハワイではこの花は大抵「プルメリア」と学名で呼ばれているのだ」という点。

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← ハク・レイ(複数種類の花を混ぜ合わせたレイ)を身に着ける女性。(画像は、「レイ (ハワイ) - Wikipedia」より)

 これが一番(小生にとっては)眼目となった点だが、「「フランジュパニ(Frangipani)」ということばを英語の辞書で引いていただくとわかるのですが、このことばは、「フランジュパニ」または「プルメリア」という名の植物を指す他に、「フランジュパニ」という名の「香料」を指すということがわかります」とある。

 この香料としての「フランジパニ」については、「フランジュパニ、香りの秘密 手作り石鹸 ( 石けん ) 材料専門店 お風呂の愉しみネットストア~ライブラリィ」を参照願いたい。

 小生は、せっかくなので、「プルメリア」という名の植物について簡単にでも調べてみる。
植物園へようこそ!」なる有名なサイトの「プルメリア」を覗く。
 残念ながら、「フランジパニ(フランジュパニ)」との関係については何も書いてない。
 ただ、「ハワイやタヒチではレイに使われ」るという点だけ、注目しておく。
 フラダンスのダンサーら、あるいはハワイを訪れる観光客に冠せられる花、ああ、あれか、である。

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→ 富山市の中心部に建つお堂の裏側。

 あるいは、小生などの年代だと、松田聖子の主演第2作品目の映画「プルメリアの伝説」など、思い浮かべたりする。

 締めくくりとして、「【楽天市場】FRANGIPANI -フランジパニの花とは?:JENGGALA代理店直営サダリショップ」からの情報だけ、メモしておく。
「フランジパニ」なる植物は、「ハワイではレイにも用いられますが、アジアの多くの国々では敬虔な花として献花にも用いられてい」るというのである。

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