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2011/12/03

落ち葉拾い…集めてます

 秋も深まり、雪の季節の足音が聞こえそうになると、落ち葉の季節となる。
 紅葉した枯葉の散る光景というのは、哀れでもあるが、観ている分にはひたすら美しい。
 何故に美しいのかは、分からない。
 雪の舞う光景を思わせる?
 秋版の桜吹雪?

Houki_001

→ 2日(金)、ホームセンターで買ってきた、落ち葉対策グッズ。小さめのスコップは、側溝の底などに溜まったヘドロを浚渫するため。今までは、園芸用の小さなシャベルで掬っていた。

 しかし、一旦、散ってしまった枯葉は、ひたすら邪魔っけな存在である。
 そこが公園だとか、古寺の広い境内の一角だとか、あるいは、広いお庭のある家だったりすれば別儀だろうが、大概の人には、せいぜい、落ち葉の散り敷く路に、晩秋の風情を感じるのがせいぜいだろう。

 東京在住時代のことだが、何かの折、青山などに出かけたりする。青山の銀杏並木の道を歩くのは、気分を落ち着かせ、ゆったりさせてくれたものだ。

 しかし、路面に張り付いた落ち葉は、車はもちろん、バイクや自転車には、スリップの危険があるし、歩行者だって、油断すると足元を危うくしかねない。
 特に目立つイチョウの葉っぱだと、葉っぱから油分が出ているようで、一層、危険度が高い。

 我が家も、多少の庭木があって、特に風の強い日など落ち葉が散る。
 ただ、イチョウのように派手に散る樹木は少ない。
 カエデやユリノキなどは、幸い、我が家の敷地の中に散ってくれる。

Houki_013

← 拾い集めた落ち葉は、我が家の庭や、このように花壇などに、仮り置き。このまま、土の肥やしとなるべく、一冬、放置するか。

 それより、厄介なのは、近所の広壮な邸宅の庭木から舞い散る落ち葉である。
 今年の夏までは、住人が居たし、近所に迷惑だと、朝夕に限らず、熱心に落ち葉掃除をされていた。
 無論、その邸宅の広い庭の中の清掃だけでも、相当な労力を費やしている。
 その上、長い塀に沿う路や側溝などを掃き清めるわけである。
 大の大人でも、半日は落ち葉掃除に消えていく。
 軽作業に見えて、案外、想像以上に重労働で、寒い日でも、三十分も作業すると、汗ばんでくる。


 が、秋口だったか、邸宅の住人が(一時的かどうか、分からないのだが)不在となった。
 強風(と雨)の翌日には、小生が玄関を出ると、すぐに、その隣人がせっせと路面の落ち葉を掃く、竹箒の音などが聞こえてきたものである。
 それが聞こえてこない。

Winter_020

→ 庭掃除していたら、庭の隅っこに、何やら枯れ果てた植物群が。一体、何だったっけ。ホトトギス?

 我が家の庭を出て、表の通り、邸宅の塀の周辺を見渡すと、枯れ葉の散り放題である。
 路面にも、側溝にも落ち葉が散り乱れて、杯盤狼籍の態(てい)である。
 杯盤狼籍は、やや大げさで、この言葉を表現の流れの勢いで使ってみたかったから、つい使ったまでだが、しかし、路面の葉っぱも、次第次第に側溝に溜まっていくわけで、落ち葉拾いをしないと、水の流れを塞き止めかねない。

 過日より、我が家の落ち葉掃除のついでに、我が家と接する周辺の側溝などの落ち葉掃除をやっている
 家にある古い竹箒の類いを使って、側溝の中に堆積しかかっている黄色や赤の枯葉をせっせと拾っては、とりあえずは、我が家の庭の一角に留置している

 そのうち纏めてビニール袋に詰めて、燃えるごみの日に出す、つもり…。
 なのだが、どうも、落ち葉を燃えるゴミとして出すのが勿体無いという気持ちになる。

 松や杉、泰山木のような、腐敗しにくい葉っぱは、数日間、乾かした後、ゴミに出す。
 でも、イチョウや白木蓮、カエデ、ユリノキなどの葉っぱは、捨てるのが惜しい。

Winter_050

← 昨年の初冬、一年草のつもりで買った、寒菊(の苗)だった。そのまま、大切に見守っていた。花は咲かないとしても、植物として育ってくれれば…。それが、先月末には、蕾が多数生り、昨日、開花しているのを発見。感激!


 とりあえずは、拾い集めた落ち葉は、我が家の敷地…庭に捨て置くにして、その後はどうするか、思案のしどころである。
 あるいは、思案している間に、冬が来て、そして去っていってしまうかもしれない。

関連拙稿:
落ち葉拾いの日々
枯葉の季節は詩人を生む

 

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