落ち葉拾いの日々
ツゲやツツジなどの庭木で敷地が囲まれているので、落ち葉は、台風ほどの強風でも吹かない限り、敷地の外に飛んだりする懸念もないのだ。
← 幹の途中に空いている謎の穴。どうしてこんな穴ができたのか。以前、小鳥がその穴を出入りしていた。巣にしようとしていたようだが、小生の気配を感じたのか、放棄。巣作りを見守りたかったのだが。「車中での読書タイムが増えそう ? !」参照。
富山の街は今、イチョウが眩しいほどの黄色に輝いている。
風が吹くと、路上に散乱して、眺めている分には、素晴らしい光景なのだが、地元の方たちにすれば、落ち葉は邪魔なだけなのだろう。
落ち葉が降り積もっている、そんな道を踏み分けながら歩く…なんて情景は、街路ではなく、公園の中で楽しむしかない。
どこか、街の一角に、そんな落ち葉の道があってもよさそうなものだが…。
→ 幹のやや下の部分から、小さな枝葉が生えてきて…。刈り込んだものか、分からない。
「「かえで」の語源は葉の形が蛙の手に似ていることに由来し、万葉集では「もみじ」と共に「かえるで」の表現があ」るという。
一方、 「「もみじ」は、「紅葉(もみじ)する(「黄葉する」とも書く)。」すなわち、カエデ科の樹木の他にツタ、ヤマウルシ、サクラ類、イチョウ、ブナなども含めて、秋に葉が赤や黄色に変色する現象に由来しており、植物分類上の言葉では」ないようである。
「紅葉(楓 カエデ)」を織り込んだ和歌は少なからずある:
「楓(カエデ)・紅葉(モミジ)」
そのどれも(すべて?)が、「紅葉(もみじ)」と読ませる。
代表的というか、小生の好きな和歌は、やはり、これ:
見わたせば花も紅葉もなかりけり
浦のとまやの秋の夕ぐれ 藤原定家

← 今春四月末頃のカエデのようす。若葉! 紅葉のカエデもいいけど、はやく、雪の季節が過ぎて、緑滴るカエデを見たいものである。「朋あり遠方より来る(後編)」参照。
それにしても、なぜ、紅葉(もみじ)なのだろう。
紅葉(カエデ)じゃダメなのだろうか。
両者は、古においては、全く別扱いだったのか。
「楓(かえで)と紅葉(もみじ)は植物分類上は同じだが、楓のなかで特に紅葉の美しい種類を「もみじ」と呼ぶ説がある」からなのか。
俳句なのかどうか、しかも、作者も分からない句に、下記がある:
雪の朝 もみじもみじの 足のあと
以前も書いたが、作者も分からないが、正確な句の文言も知らない。
改めて希(こいねが)うのだが、この句について詳しい情報を!
→ 一昨年から我が家の庭の方々にこの謎の木が育ってきている。ウルシの木という方もいたが、さて。かなり葉っぱが落ちたが、依然として、紅葉が鮮やかなのが嬉しい。
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コメント
二の字二の字のパロディっぽいですね。
鶏の足跡かな。
雪の朝なら、ウサギの足跡とかもなにかに喩えたくなります。
夏の朝なら、アサガオの葉はひの字とかね。
葉がたくさんあったら笑い声も聞こえてきそうで。
投稿: 青梗菜 | 2011/12/01 20:29
青梗菜さん
>雪の朝 もみじもみじの 足のあと
この句、正確じゃないと思います。
当然、作者も分からない。
意味合いとしては、雪の朝(だったかどうかも分からない。「初雪や」だったかも)、ふと外を見てみたら、うっすらと降り積もった庭の雪面に、小さな子供の足跡が点々と。
その足がモミジの形に見えて…とても、可愛く、雪の清潔感と相俟って、初々しい、だったかな。
かなり、勘違いしているような気もする。
幼子が、勝手に庭に出るってシチュエーションはありえないことはないけど、雪に足跡を点々とって、ちょっとありえない状況?
ありえなくはないか。
それとも、鳥の足跡が点々と、という句なのか。
ああ、もどかしい!
もしかして、仰られるように、以下の句と混同しているのか:
>初雪や(雪の朝?)二の字二の字の下駄の跡
投稿: やいっち | 2011/12/01 20:51