明るい茶の間生活(前編)
過日、久しぶりの連休だったので、「東京電力福島第1原発2号機で臨界が一時的に起きた可能性がある問題」なんて気になる報道を耳にしつつ、一ヶ月ぶりに本を買うため、街中の書店へ。
← 自転車での買い物帰りに、いつもの川を通る。11月となったが、やや温暖な日和で、秋色前線も足踏み。時間があれば、川べりでのんびりしたいところだが、買い物に手間取って、帰宅が遅くなってしまった。自転車に跨ったまま、川面や川端の紅葉の始まりかけている樹木の様子を眺めるだけ。
しかも、「首相官邸や経済産業相への連絡が遅かったとして、枝野幸男経産相が深野弘行原子力安全・保安院長に厳重注意したと」いうのだから、東電も原子力安全委員会も、保安院も、そろって、依然、体質が何も変わっていないと分かって、うんざりする。
→ こういう暖かな日には、きっとあいつがいつもの、あいつのお気に入りのあの場所で日向ぼっこしているはずである。「とりどりに取り揃って迷います」や「神色自若たる巨樹」、特に「総曲輪をぶらぶらと」など、何度となく、この川で見かけている。
さて、気を取り直して、書店へ。
(書店でのことは略す。書き出すと長くなる。まあ、一か月分の本を買い溜めした、とだけここには書いておく。)
買い物の帰り、スーパーにも立ち寄った。
チェーン店の某店を日ごろ、使っているけど、立ち寄ったのは普段とは違う町のチェーン店。
← カメラの視線の向こうに、やっぱり、いた。白鷺だろうか。鳥というより、哲学者、隠者然としている。餌も啄ばみ終えて、今は日の光りの恵みを満身に受けているのだろう。そうそう、一度など、「梅から鳥へ、鳥からツルへ!」に見られるように、我が家の近所の田圃でも! そのときは、思わず白鳥かツルかと、思いっきり勘違いしたものである。
あれこれ買い物をしていて、ふと、野菜のコーナーを覗いてみた。
野菜は、買わないが、果物としてミカンを買った。
で、ダメもとで、ナスの棚を覗いた。
→ 富山城では、過日より、城壁の工事をしていた。修復工事なのか、それとも、新たな城壁を増設したのか。富山市のシンボル。そういえば、久しく天守閣(?)に登っていない。富山城の修理・修復・整備の工事は何年も続いている。何時になったら終わるのか。富山城については、あれこれ書いている:「富山関連情報」「「富山」の名の由来の寺・富山寺」
すると、あるではないか! 漬けナスが。
正確には、漬けナス用の小さなナスが。
普段、使う店には、十月の半ば頃にはもう、小さなナスは売らなくなっていて、あるのは、煮たり焼いたりする、料理用の大きなナス。
[表題を「明るい茶の間生活」としたわけは、後編で明かされます。]
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