神通川から立山連峰を望む
→ 神通川の堤防沿いの道から立山連峰を望む。念のために説明しておくと、立山連峰とは、「飛騨山脈のうち、黒部川の西側に連なる山域の総称」である。富山の平野部だと、天気に恵まれれば、東方面を望むと、そこに立山連峰の勇姿が。「富山平野から望むことのできる北アルプスは大部分が立山連峰」なのだ。市街地から立山連峰を望める…とはいっても、富山市内で連峰を眺める絶好のスポットは、やはり呉羽山(呉羽丘陵)の観望エリアだろう。わざわざ撮影に来る人も少なからず。
← 神通川の西側の土手。川に沿って延々と続く。26日、秋晴れの下、土手沿いの道を俎上する機会に恵まれた。せっかくなので、帰路、信号待ちなどの際に、河原越しに立山連峰を撮ってみた。「ライブカメラ 氷見観光サイト きときとひみどっとこむ」で、「富山湾上に浮かぶようにそびえる立山連峰の景観」を動画(ライブ)で見ることができる。富山が快晴だという情報を得た際には、気が向いたら、このサイトを覗くも良し。
→ まさに秋晴れ。富山には珍しい、ほぼ無風の晴れ渡った空。前日までの雨で、大気中の埃が洗われ、湿度も低かったので、早朝などは、凄みを感じさせるほどの眺めだった。扇状地である平野部であっても、緩やかな起伏はあるし、街中を車で走っていて、不意打ちのように、立山連峰の神々しい姿が、浮き上がってくる。特に陸橋を東方向に走る際には、視界を遮るものも少ないので、絶景を目の前にするわけである。
← 生憎といっていいのか、往路は仕事だったので、ゆっくり風景を眺めるわけにいかなかった。帰路、運転中にも関わらず、緩やかに湾曲する土手道のお陰で、折々、視野の中に立山連峰が入ってくる。
→ 立山連峰までは、川(富山市の中心部)から数十キロも離れている。が、天気などの条件さえ揃えば、連邦は、まるで手が届くほどに、あるいは、わが身に圧し掛かってくるように、迫ってくる。…なんてのは大げさとしても、天然の巨大な屏風。特に冠雪の頃ともなると、白銀の屏風である。
← 画像を拡大すると(しなくても?)分かるが、山々の上に、雲が浮かんでいる。午後になると、その雲が降りてきて、山の頂より下となった。頭を雲の上に出し…という歌があるが、富山市の街中から雲を睥睨する連邦の姿を見ることができて、訳もなく感激した。…ただ、夕景はもっと見事だったという。連峰にまともに夕日が当たるのだから、想像に余りある荘厳さだったろう。
関連拙稿:
「我が父の篆刻作品」
「篤姫・和宮らと立山信仰」
「宝の山がうもれてる ? !」
「パノプティコンってわけじゃなく」
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