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2011/11/15

チャイナシンドロームそれとも想定外シンドローム(前編)

 福島の原子力発電所に発生した事故、終息へ向けての道は、かなり気の遠くなるようなもののようだ。
 世界で何処も経験したことのない事態で、手探りの面が大きいという。

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→ ナスの浅漬けを作りたくて、小ナスを未だ売っている、やや遠めのスーパーへ自転車で遠征。が、先週はあったのに、今日、月曜日に行ってみたら、売ってなかった。でっかいナスは各種、売っていたけど。道すがら、公園のイチョウの黄葉した葉っぱが眩しくて、つい撮影。

 理系の頭も文系のセンスも持っていない小生だが、それでも、下手の横好きというのか、理系の本を読むのは大好きである。

 が、福島第二原発での事故を目の当たりにして、ニュース報道などを見聞きして、さて、原子力発電について、あるいは放射能について、放射能汚染物質について、最低限の基本的な理解も知識も、自分には欠けていると痛感させられた。

 そこで、過日、書店に立ち寄った際、何か勉強になるような、でも、ただの教科書ではないような本を探していて、これだ! という本を見つけた。
 それは、リチャード・ムラー著の『サイエンス入門Ⅰ』 (訳:二階堂行彦 楽工社)で、刊行されたばかりの本のようだ。

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←  リチャード・ムラー著『サイエンス入門Ⅰ』 (訳:二階堂行彦 楽工社) 「世界87ヵ国の人々が絶賛! 驚くほどわかりやすい科学/ハイテク入門」だって!

 謳い文句が、「世界87ヵ国の人々が絶賛! 驚くほどわかりやすい科学/ハイテク入門」とあり、「本書は、著者が文科系学生を対象に行っている有名な講義(学生の投票によって決まる「バークレー校のベスト講義」に選ばれた)をベースにしたもの」だというから、これなら小生にも理解できるだろう。

 著者のリチャード・A・ムラー(Richard A. Muller)は、小生は全くの初耳の名前だが、「カリフォルニア大学バークレー校の物理学教授。マッカーサー・フェロー賞(別名「天才賞」)の受賞者。政府の筆頭顧問を長年務める。米国国会が全米科学アカデミーに要請して行われた地球温暖化の証拠の見直し作業においては、見直しを第三者として審査する審査官を務めた。米国PBS(公共放送サービス)等のテレビ番組への専門家としての出演もしている」といった人物。

 本書『サイエンス入門 Ⅰ』の構成は、下記の通り: 

第1講 エネルギーと仕事率と爆発の物理
第2講 原子と熱
第3講 重力と力と宇宙
第4講 原子核と放射能
第5講 連鎖反応と原子炉と原子爆弾
第6講 電気と磁気
第7講 波──UFO、地震、音楽など

 原子爆弾や原子力発電に限らず、結構、幅広い題材を扱っているので、楽しめそう。

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→ 自転車を駆っての、スーパーへの買い物の途中、「曼荼羅華(まんだらげ)」の花に遭遇。思わず、人の家の軒先で撮影してしまった。「曼荼羅華のことなど」参照。

 本書についての感想は読了の際、書くかもしれないが、今日は、本書の中で出合った、(多分、今となっては米中関係への配慮もあり、使われないだろう文言である)表題の「チャイナシンドローム」という言葉を巡って少々、メモしておく。

チャイナシンドローム』という言葉には、1979年制作のアメリカ映画(原題:The China Syndrome)にて、初めて接している。
 当時はまだ冷戦の最中であり、米中の交流は始まっていたとはいえ、こんな呼称を使うことも可能だったのだろう。

タイトルを直訳すると「中国症候群」で、映画の中での台詞から採られた。もし、アメリカの原子力発電所がメルトダウンを起こしたとしたら、地球を突き抜けて中国まで熔けていってしまうのではないか、というものである」!

この映画が公開されたのは1979年3月16日であるが、それからわずか12日後の1979年3月28日に、ペンシルベニア州のスリーマイル島原子力発電所で本当の原子力事故であるスリーマイル島原子力発電所事故が起きた。この事故もあり、映画は大ヒットを記録することとな」ったのだった。
 こんなエピソードもあって、余計に小生の記憶に強く残ったもののようである。

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