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2011/11/06

タクシーはプロパンガスで走ってます(後編)

 あまり、タクシー業界では宣伝しないようだが、何十年も前からLPGを使ってきていることを、もっと喧伝してもいいのではなかろうか。


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→ ナナカマドも萌え始めている。

 詳しいメカニズムの説明は省くが、LPG(液化石油ガス)は、「一般的に排気ガスを減らす「クリーン」な燃料として広く使われている。ガソリンと比較した場合、CO2排出量を約35%減少させることができる」ということで、環境に優しい燃料とも言っても過言ではない。

 より詳しい説明を求めると、「LPG車の最大の特徴は、黒煙が全く排出されず、PM (粒子状物質)も測定限界以下、低NOx であることである。LPガスはC分(炭素)が 3–4 と少なく、逆にH分(水素)は8–10と多いので、CO2排出量も同一排気量エンジン、同一燃料供給方式のガソリンエンジンに比較して約12 - 15%、ディーゼルエンジンに比較しても約6%少ない」のである。

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← ウルシの木だろうか、鮮やかな紅葉が、やや地味な我が家の庭で目立っている。

 ついでながら述べさせてもらうと、環境への負荷という点では、自家用車ではなく、電車やバス、タクシーなどの公共の輸送機関をもっと使うことが、環境に優しいし、渋滞を少しでも緩和できるという意味でも、望ましいのは言うまでもないだろう。

 燃費もだが、環境への負荷も少ないということで、ガソリン車などをLPG車に改造するケースも増えているという。

 もっとも、タクシー業界の会社がLPガス自動車を営業の車として選択したのは、環境への負荷の少なさを意識して、とは到底、思えない(実際のところは分からないが)。

 むしろ、「昨今の原油価格高騰で、ガソリンや軽油は全世界的に急激に価格が上昇している。こうした中でもガス燃料は相対的に低コストを維持している」ということで、やはり、燃料経費のメリットの大きさに尽きるのではなかろうか。

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→ 街中でヌードの女性に遭遇 ? ! んなわけない! 松川沿いに「松川べり彫刻公園」がある。謳い文句は、「松川の景観と融合した、県出身の彫刻家の作品を鑑賞できる」というのだが…。「松川の景観と融合」をコンセプトに彫刻したのだろうか? それはともかく、「県内在住、あるいは県出身の彫刻家の作品28点が設置され」ているので、土手沿いの道を散策しながら、彫刻鑑賞ができるのは嬉しい。また、富山市は、「ガラスの街」つくりを目指していて、市街地の随所にガラス工芸作品が展示されている

 ネット検索してみたら、「タクシーの燃料はなぜLPガスなの?」という、恰好の頁が見つかった。


 冒頭の総論的答えにほぼ言い尽くされている:

 燃費と排気ガスが関係していると思います。
 燃費に関しては税制上の優遇措置によって業者向けのLPガスの価格はガソリンと比較してかなり安くなっており経費節約になります。またLPガスはガソリンやディーゼルに比べて排気ガス中の有害物質が少ないということで環境に対する配慮もしくは業界のイメージUP効果があります。

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← 四日の明けは、二日に続いて、庭木の剪定(?)に汗を流す。先日の夏日ほど暑くはなかったけれど、三十分もしないうちに、汗ビッショリ。冬に向けての作業がまだまだ続く…。

 このサイトの応答を見ていて、なるほどと思わせる答えがあった。

 LPガス車の燃費もさることながら(税制上の優遇も含めてだが)、昭和三十年代、大気汚染が問題になり始め、少しでもクリーンな燃料ということで、開発されたのが、LPGだったという。
 LPGを多くの車で使ってもらう必要があり、国による自動車業界への働きかけの結果、「タクシー業界は、運輸省の呼びかけに応じて、LPGに切り替えていった」というのである。

 なるほど、もともとのLPGの導入の経緯(いきさつ)からして、環境を意識してのLPG車だったわけである。
 となると、大威張りで、タクシーは環境に優しい車と謳ってもいいわけだ。

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コメント

こんばんは。
なるほどタクシーは環境に優しい、存じませんでした。
明日千葉市の方に行くのでタクシー使う予定。
もちろん千葉までは電車ですが。
タクシーというのも基本料決まっていますがもう少し自由に出来ないのでしょうか?
近い距離しか乗らないお客のためにワンメーター500円なんていうタクシーがでてもいい。
今のままではバスとちょっとの歩きの方が安上がりだ。

投稿: oki | 2011/11/06 20:43

okiさん

タクシーの燃料のプロパンガスの導入が、そもそも、環境省(国)の意向で、環境を意識したものだったんだと、今回、調べてみて気づきました。

タクシーの料金、少なくとも東京には、ワンコイン(五百円)のタクシーがあります。
もう、数年前から。

交通費、安上がりという観点だったら、バスや歩きに敵うはずないですね。

富山で普段、利用が多いのは、仕事関係は別にして、雨の日の下駄代わり、高齢者で歩くのが不自由な人、急いでいたり路線に都合がいいのがなくて、バスでは間に合わない、荷物が多い、冠婚葬祭のため、といったケースが多いみたい。
おカネを使うため、タクシーに乗る人は少ないでしょうね。

投稿: やいっち | 2011/11/06 22:12

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