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2011/11/30

風向きは変わったのね

 あの暑かった夏は、今は遠く、我が家も石油ファンヒーターを使う日々が始まっている。
 灯油を使うのに、何故、石油ファンヒーターという名称なのか、長年の疑問はさておき、今日は、ちょっと引っ掛かっているもう一つの小さな疑問をメモっておく。

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← 我が家の内庭。カエデなどがようやく紅葉。でも、ちょっと元気がない?

 あの夏八月だったか、タレント(今や過去の肩書きとなった?)の島田紳助が、暴力団と親密メール(交際)が露見したことで、芸能界を余儀なくされた騒動があった。
 
 島田紳助は、いろいろあっても、トークに関しては天才的なところがあって(時に暴走気味になることも含め)、その毒のあるトークは、余人を以って代えがたいものがあった。
 実際、(少なくとも小生は)島田紳助が仕切っていた幾つかの番組を全く見なくなった(見る気がしなくなった)。
 

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2011/11/29

「日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌」展!(後編)

 今日、29日、とうとう今冬最初の灯油買い。
 今日は暖かだけど、近々、寒波が来るって言うし。
 買い置きが80リットルあると、何となく安心する。

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→ 中村正義《ピエロ》(1975年 神奈川県立近代美術館蔵) ピエロというと、ビュッフェジョルジュ・ルオーか。日本にも、こんなピエロを描ける画家がいたとは! (画像は、「日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌 展示作品紹介|名古屋市美術館」より)

 さて、中村正義ワールド再見だ。

丸木美術館-企画-09中村正義」なる頁によると、「丸木位里・丸木俊夫妻とは生前親しく交流し、“反権力”を掲げた人人展や東京展で行動をともにし」たとか。


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2011/11/28

「日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌」展!(前編)

 ラジオで名前を仄聞したのか、それとも、車中で新聞を読んでいて、その名を目にしたのか。
 中村正義という名の画家の存在を知った。
 名前を何処かで聞いたような気もしないではないが、小生には、ほとんど初耳の画家だと思う。

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→ 「日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌」(2011年11月1日(火)~2011年12月25日(日)) おお、今、開催中なのだ。この絵だけを見ると、何処となく「いわさきちひろ」風に見えたりするが、いろいろ作品を拝見すると、かなり違った世界を切り拓いた画家のようだ。 (画像は、「日本画壇の風雲児 中村正義 新たなる全貌|名古屋市美術館」より)

 とりあえず、名前だけ、手帳にメモ。
 帰宅したら、必ず、調べる。
 言えることは、(これまた恐らくは、だが)現物の作品を見たことはないだろう、ということ。

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2011/11/27

神通川から立山連峰を望む

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→ 神通川の堤防沿いの道から立山連峰を望む。念のために説明しておくと、立山連峰とは、「飛騨山脈のうち、黒部川の西側に連なる山域の総称」である。富山の平野部だと、天気に恵まれれば、東方面を望むと、そこに立山連峰の勇姿が。「富山平野から望むことのできる北アルプスは大部分が立山連峰」なのだ。市街地から立山連峰を望める…とはいっても、富山市内で連峰を眺める絶好のスポットは、やはり呉羽山(呉羽丘陵)の観望エリアだろう。わざわざ撮影に来る人も少なからず。


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2011/11/26

朝日に輝く墓地

 ある日、営業の車で富山市のやや郊外の地を目指して走っていたら、遠くに気になる光景に遭遇した。
 走行していたのは、朝の通勤ラッシュが始まり始めた頃。
 小生は、市の中心部から郊外へ向けての走行なので、車線は、空いている。

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← 朝日が当たると、墓石は、眩く輝く。神々しいほどに。
 
 交差点で信号に引っ掛かったので、止まろうとブレーキを掛け始めた、その最中に、その光景が目に飛び込んできたのである。
 森というか、深い林の中のその一角は、ちょうど朝日に当たって、神々しいくらいに輝いている。

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2011/11/25

「わらびしい」だって!

 過日、仕事(営業)の最中のことだが、「わらびしいっ」なんて、言われた。
 富山弁である。
 富山では(今は分からないが)、そんなに珍しくもない方言。
 でも、やはり、最近の若い人は使わない…ような気がする。


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→ 神通川に架かる橋の上から、青空の下の河原を撮った。

 以前、この言葉を聞いたのは、恐らくは、お袋のお喋りの中でのことだったと思う。
 お袋にとっての孫の仕草を評してだったか、それとも、テレビドラマの一場面を見て、ふと、「わらびしい」!と発したように記憶する。

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2011/11/24

『RAILWAYS』あるいは富山を舞台の映画(後編)

 ちなみに、小生の父も、鉄道マンとして若き日より定年に至るまで、勤め上げた。
 居間には、鉄道管理局から父が頂いた表彰状が幾つも飾ってある。
 その意味でも、『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』は、小生にとっても、心騒ぐ映画である。

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← 『あなたへ』(降旗康男監督) 主演の高倉健のほか、田中裕子、佐藤浩市、大滝秀治、ビートたけし、草なぎ剛、余貴美子、綾瀬はるか、三浦貴大、長塚京三、原田美枝子、浅野忠信らが出演。「高倉演じる富山刑務所の指導技官・倉島英二が、愛した亡き妻の生前の真意を知るために九州まで車で旅をするというストーリー」。(画像は、「ビートたけし、四半世紀ぶりに高倉健と共演!草なぎ剛、綾瀬はるかも健さんと初共演決定!『あなたへ』豪華キャストが明らかに! - シネマトゥデイ」より)

 富山を舞台の映画を幾つか、リストアップしてみる(あくまで映画に限っておく。なので、話題の林隆三さん主演「港町相撲ボーイズ」は、今回、扱わない):

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2011/11/23

『RAILWAYS』あるいは富山を舞台の映画(前編)

 一昨年だったか、映画『劒岳 点の記』(監督:木村大作 2009年)を観た。
 映画の素晴らしさは言うまでもない。
 舞台は、富山県の雄峰・剣岳である。

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← 青木 新門【著】『納棺夫日記』(文春文庫)

 ただ、映画館のスクリーンの画質に、終始、戸惑いを覚えた…なんて、感想は、既にブログの日記にて書いている。

 近年、富山県知事の肝いりなのか、そのあたりの事情は分からないが、富山を舞台とする映画が増えている。
 事情の少なくとも一端は、映画『おくりびと』(監督:滝田洋二郎 2008年)にあるような気がする(多分、ある程度は、当たっているだろう)。

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2011/11/22

「天使の毛」をめぐって(後編)

 SNSのその方の呟きでは、「天使の毛」とは、「下まぶたの脇にはえてきた天使の毛」なんて書いてあった。
 ネットでは、顔のほくろから生えてくる毛を天使の毛だと説明している場合も。
 どっちが正しいのか。

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→ この地での仕事で、情けない失敗をしてしまった。痛恨!

 いずれにしても、顔に生えてくる、普通のヒゲなどの毛ではないし、産毛(うぶげ)でもないようだ。
 顔に生えてくる、細くて白っぽい毛、でも、普通の産毛とは違って、大概は一本だけ、他より長く伸びる毛らしい。
 そんなことを調べているうちに、ふと、そういえば、我輩にも以前、左まぶたの下…、左頬のやや上側に一本、なぜか勝手に伸びてくる毛があったことを思い出した。

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2011/11/21

「天使の毛」をめぐって(前編)

 あるSNSサイトで、「天使の毛」って言葉を知った。
天使の……」という言葉では、「天使の分け前(取り分)」といった表現もあることは、小生も知っている。

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→ 仕事で富山市でもやや郊外へ。雨模様の空だったので、景色がいかにも北陸特有の鉛色。ドライブで行きたかった。

天使の分け前(取り分 Angels' share)」という言葉は、二十年ほど前に、何かの折、知って、その意味合いに感じるものがあって、「天使の分け前」と題した短編を書いたりした。
せっかくなので、この短編をブログにアップしておいた。)

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2011/11/20

『死因不明社会』と「Ai」の理念と(後編)

 11月18日付けの北日本新聞に、前田普羅関連の記事が載っていた。
 なんと第一面のトップ記事。さすがにローカル新聞だけある。
 記事は、高浜虚子門下の四天王の一人、前田普羅の直筆短冊が富山市内の個人宅で見つかったというもの。

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→ 今秋も山茶花が開花し始めている。次々と散る花びら。でも、それにもまして、ドンドンと花開く。どうして、こんな寒い季節になって、開花し出すのだろう。

 実際には、直筆の短冊は富山の地以外では見つかっているが、報知新聞の支局長として富山に赴任し、20年も富山市に在住した、我が地元・富山では見つかっておらず、残念がる関係者が多かった、という:
直筆短冊、富山で発見 「辛夷」主宰・前田普羅の代表句」 (富山のニュース - 都道府県別 - 47NEWS(よんななニュース))

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2011/11/19

『死因不明社会』と「Ai」の理念と(前編)

 過日、一ヶ月ぶりに書店へ。
 一ヶ月に一度、纏め買いする。
 なんて書くと、恰好がいいというか、景気がよさそうだが、実際には、数冊買う程度。

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← 海堂尊著『死因不明社会 ― Aiが拓く新しい医療』(講談社ブルーバックス (2007/11 出版)) 「2008年、『死因不明社会 Aiが拓く新しい医療』(講談社ブルーバックス)で第3回科学ジャーナリスト賞受賞」とか。

 家事にかまけて、というわけでもないが、月に数冊読むのがせいぜいなのだ。
 今回は、ガルシア=マルケスの『族長の秋 他』と、J・M・G・ル・クレジオの『地上の見知らぬ少年』、リチャード・ムラー著の『サイエンス入門Ⅰ』 (訳:二階堂行彦 楽工社)などなど。

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2011/11/18

ロズウェル事件の真相とパイロットを救った奇跡の球(後編)

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→ 裏の畑の隅っこにある、隣家の畑に用水路を挟んで接する花壇。久しぶりの休みを利用して、整地し、不要になったブロックを連ねて枠を組んで囲いを作り、立派な花壇に仕立てた。従来は、通路の道と漫然と繋がっていたのだ。整備を終えて、チューリップの球根を植えた。ここは、遠くからも、よく見渡せる場所なので、花が咲くと、彩となる、はずなのだ。

 過日、紹介した(今も読んでいる最中の)リチャード・ムラー著『サイエンス入門Ⅰ』 (訳:二階堂行彦 楽工社)の中で、ロズウェル事件の真相を筋道を立てて詳しく書いてあったので、勉強も兼ねて、ここにメモしておく:

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2011/11/17

ロズウェル事件の真相とパイロットを救った奇跡の球(前編)

 今日となっては、「ロズウェル事件」を知る人は、大方は、UFOファン、空飛ぶ円盤マニア、宇宙人来訪信奉者かもしれない。
ロズウェル事件 - Wikipedia」によると、「ロズウェル事件(Roswell Incident)は、1947年7月アメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近で、何らかの物体が回収されたことを含む、一連のできごとを指す。ロズウェルUFO事件(Roswell UFO Incident)とも呼ばれる」というもの。

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← 「ロズウェル事件墜落現場のCGによる復元」 (画像は、「ロズウェル事件 - Wikipedia」より)

 ある意味、UFO騒動の発端(の一つ)になった事件と言っていいだろう。
 空軍(政府)が、極秘計画を隠蔽するため、嘘の説明をしたため、何かの物体の落下・回収といったトラブルが、とんでもない騒動へと発展してしまったわけだ。

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2011/11/16

チャイナシンドロームそれとも想定外シンドローム(後編)

 このたびの3・11事故を受け、『チャイナシンドローム』なる映画が、一部においてでも、評判になったという話しは、(少なくとも小生は)聞いていない(ネット上では、「チャイナシンドローム」なる言葉は散見されてきた。)。
 恐らくは、映画の内容上の劣化というより、題名の「チャイナ・シンドローム」が、国際上、米中関係上、差し障りがあるということだろう。

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← 『チャイナ・シンドローム』 ([DVD] ジェーン・フォンダ/ジャック・レモン:出演,  ジェームス・ブリッジス:監督 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

 題名を、何か相応しいものに変更すれば、再放映も可能なのか。
 それとも、福島の事態が現在進行形なので、生々しすぎて、放映(上映)は無理なのか。

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2011/11/15

チャイナシンドロームそれとも想定外シンドローム(前編)

 福島の原子力発電所に発生した事故、終息へ向けての道は、かなり気の遠くなるようなもののようだ。
 世界で何処も経験したことのない事態で、手探りの面が大きいという。

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→ ナスの浅漬けを作りたくて、小ナスを未だ売っている、やや遠めのスーパーへ自転車で遠征。が、先週はあったのに、今日、月曜日に行ってみたら、売ってなかった。でっかいナスは各種、売っていたけど。道すがら、公園のイチョウの黄葉した葉っぱが眩しくて、つい撮影。

 理系の頭も文系のセンスも持っていない小生だが、それでも、下手の横好きというのか、理系の本を読むのは大好きである。

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2011/11/14

野口久光の世界(その3)

 授業が終わる頃には、息も絶え絶えである
 休み時間となると、小学生の休みだし、周りが煩くなるので、喋ったり遊んだりしている連中の喧騒の中で、思いっきり呼吸できる!

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→ ほんの3年前は、小さくはないザル2つに山盛りの収穫があったのに、昨年は、収穫ゼロ! 今年は辛うじて、一個だけ、かと思っていたら、一昨日、二個目を発見。ちょっとだけ嬉しい。でも、どうしてこんなに不作になってしまったのか…。

 映画…。
 誰しも、まして子供なら尚更、見ているうちに夢中になる。
 となると、いつもはつつましやかに、口を薄く開けて呼吸しているものが、気がつくと、口を大きく開けて、明らかに口呼吸しているのが周りの誰にも分かる…ということが自覚させられてしまう

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2011/11/13

野口久光の世界(その2)

 ネットで検索したら、既に終わっているが、2009年末には、「生誕100年記念 グラフィックデザイナー 野口久光の世界」が催されていた。

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← 「野口久光 シネマ・グラフィックス/街の中のもう一つの絵画 追憶の映画ポスター展」 (画像は、「野口久光 映画ポスター展:コレット.com:So-netブログ」より)


 小生自身が映画に一番、通ったのは、小学校の四年頃だった。
 近所に、そう歩いていけるほど近所に、当時既に古びていた映画館があった。
 上映している映画も、使いまわされた、大抵は、古臭い時代劇の三本立て。
 スクリーンに雨がしとどに降っていたっけ。

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2011/11/12

野口久光の世界(その1)

 12日、土曜日、仕事の明けの日で、遅い昼食をとった。
 何かテレビを見ようと、チャンネルをひねったら、「なんでも鑑定団」をやっていた。
 すると、いきなり、何やら素敵な絵が目に飛び込んできた。

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→ 「『ブリジット・バルドー生誕祭』期間限定 名画ポスター展」に出品された野口久光の手になるポスター。 (画像は、「7月 « 2010 « ミニパラ 映画ニュース」より)

 急いで、名前だけは確認。
野口久光」!
 その名前だけ、とりあえず記憶。

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2011/11/11

坪内稔典著『俳句のユーモア』をめぐって

 坪内稔典著『俳句のユーモア』(講談社選書メチエ)を車中での待機中にて読了した。
 仕事が暇だったこともあって、数日(数回の乗務)で読了と相成った。

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→ 剪定(とは言い難いが)中の松の木。昔は、もっと恰好がよかったんだが。

 既に一昨日の日記で本書に触れているが、次の乗務の際までに一気に読み進んでしまったのである。

 著者の坪内稔典氏は、「1944年愛媛県生れ。立命館大学文学部日本文学科卒業。同大大学院文学研究科修士過程修了。大学在学中から全国学生俳句連盟に加盟、流行語などを取り入れた新しいタイプの俳句を確立。“ニューウェーブ俳句”“広告コピー風”等と言われ注目を集める」といった方。

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2011/11/10

庭木の剪定の日々(後編)

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→ 「たきび」(巽聖歌作詞・渡辺茂作曲)の歌などもあって、親しみ深い山茶花。その花は、こんなに優しく、美しい。この花の画像は、今春、撮影したもの。「「無限」に魅入られた天才数学者たち」を参照のこと。そうそう、山茶花については、こんな他愛もないことを綴ったことも

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2011/11/09

庭木の剪定の日々(前編)

 ワールドカップバレー2011を横目にしながら、本稿を書いている。
 あっ! 今、終わった。ストレート勝ち!

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← 今日は雨が上がってくれたので、午前中は、例によって庭木の剪定。剪定なんて、生意気言っているけど、要は冬に向けて枝葉の伐採をして、刈り込んでいる。積雪対策である。高枝切りバサミが重宝している。昨年、散々使ったけど、故障しなかったことに驚いてる。今年も、獅子奮迅の活躍を期待する。

 過日、「明るい茶の間生活」において、除染の問題に触れた。
 永井俊哉 氏の、「原発事故後の除染はどのように行うべきか」は参考になる。

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2011/11/08

イザベラ・バード『日本奥地紀行』を読む(後編)

 痘瘡の痕を持つ日本人の多さは、江戸時代などに日本を訪れた外国人の強烈な印象の一つとなっていることは、知られている。

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← 金沢 正脩【著】『イザベラ・バード『日本奥地紀行』を歩く』(JTBパブリッシング) 「この書物は、街道歩きの第一人者である著者が、同じく徒歩と自転車で、バードの歩いた道筋を訪問し、多数の写真を撮影して、明治の昔をしのぼうというもの」。小生は未読。いつかこんな旅をしてみたい。「哲学者、翻訳家・中山元の書評ブログ 『イザベラ・バード「日本奥地紀行」を歩く』金沢 正脩(JTBパブリッシング)」参照。

 日本人が清潔好きで、それは昔からだという話が近年、日本を称揚するためだろうか、一部で誇らしげに語られたりするが、(一部のエリート層や、江戸の一部は分からないとしても)実際には風呂など論外だったわけで、清潔への思いはあったとしても、現実には(少なくとも庶民は)清潔さとは無縁に近い生活だったのかもしれない。

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2011/11/07

イザベラ・バード『日本奥地紀行』を読む(前編)

 過日、イザベラ・バード著の『日本奥地紀行 』(高梨 健吉 訳 東洋文庫)を読了した。
 読了に相前後して、テレビで、著者の名をNHKテレビで見聞きし、その偶然にちょっと嬉しい驚きを覚えた。

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← イザベラ・バード (Isabella L. Bird)著『日本奥地紀行 』(高梨 健吉 訳 平凡社ライブラリー 東洋文庫)(h画像は「Amazon.co.jp: 通販 」より) 翻訳された高梨健吉という名前。懐かしい。高校時代の英語の参考書だったかでこの名に出会っている。

 テレビでは、徳川将軍三代目の家光の苦悩の生涯を紹介するものだった。
 その中で、徳川家康を顕彰する日光東照宮が大きく採り上げられている。
「日光を見ずして結構と言うなかれ」の日光である。

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2011/11/06

タクシーはプロパンガスで走ってます(後編)

 あまり、タクシー業界では宣伝しないようだが、何十年も前からLPGを使ってきていることを、もっと喧伝してもいいのではなかろうか。


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→ ナナカマドも萌え始めている。

 詳しいメカニズムの説明は省くが、LPG(液化石油ガス)は、「一般的に排気ガスを減らす「クリーン」な燃料として広く使われている。ガソリンと比較した場合、CO2排出量を約35%減少させることができる」ということで、環境に優しい燃料とも言っても過言ではない。

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2011/11/05

タクシーはプロパンガスで走ってます(前編)

 小生はタクシードライバーである。東京で12年と3ヶ月。
 帰郷して、3年ほどのブランクの後、今年の二月から、再度、タクシードライバーとなって、8ヶ月余り。
 都合、(もうすぐ)13年間のタクシードライバー歴となる。

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→ 鈴蘭とドクダミの花壇に、いつの間にか、こんな小花が。
 
 タクシーにドライバーとして乗って、ちっちゃなカルチャーショックが二つあった。
 一つは、タクシーの後部左側の自動ドア。

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2011/11/04

明るい茶の間生活(後編)

 野菜嫌い、ナス嫌いの小生には無縁の代物。
 我が家の畑で、ナスを毎年、作っている。
 ナスの浅漬けを作るため、小さなうちに収穫する。

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← 富山城にも程近い、ある街角に昭和レトロを感じさせる店がある。喫茶店? 昭和30年代の映画の看板群。

 万が一にも、収穫が遅れ、大きくなってしまっていたら、近所の方にもらってもらう。そう、お裾分けじゃなく、引き取っていただくのだ。
 ナスは漬物の形でしか食べない。煮たり焼いたりしたら、あるいは味噌汁の具となったら、敬遠の対象と化してしまう。


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2011/11/03

明るい茶の間生活(前編)

 過日、久しぶりの連休だったので、「東京電力福島第1原発2号機で臨界が一時的に起きた可能性がある問題」なんて気になる報道を耳にしつつ、一ヶ月ぶりに本を買うため、街中の書店へ。

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← 自転車での買い物帰りに、いつもの川を通る。11月となったが、やや温暖な日和で、秋色前線も足踏み。時間があれば、川べりでのんびりしたいところだが、買い物に手間取って、帰宅が遅くなってしまった。自転車に跨ったまま、川面や川端の紅葉の始まりかけている樹木の様子を眺めるだけ。

 しかも、「首相官邸や経済産業相への連絡が遅かったとして、枝野幸男経産相が深野弘行原子力安全・保安院長に厳重注意したと」いうのだから、東電も原子力安全委員会も、保安院も、そろって、依然、体質が何も変わっていないと分かって、うんざりする。

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2011/11/02

「生物と無生物のあいだ:ニューヨークの振動」余談(後編)

 どうも、本書の内容をあまり丁寧に紹介していないようで、心苦しい。
 ネットで本書の書評や感想文の類いは、数多く見出せる。
 一つだけ、内容の要約に近いサイトがあったので、紹介しておく:
生物と無生物のあいだ:読書記録:So-netブログ

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→ 本日の庭木の剪定作業のメインイベントは、泰山木の枝葉の思い切った伐採。泰山木は、生命力が強いのか、枝葉はグングン伸びるし生える。枝葉の剪定は毎年やっているが、今年は、冬の間は、雪が降り積もらないよう、裸木に近い状態にした。

 その上で、小生には(多分、多くの方にも)とても印象的だった、エピローグの最後の一文を示しておこう(多くの、必ずしも理数系に強くはないと思われる方々をも魅了した、筆者の書き手としての力量を存分に示す一文であると思われる):

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2011/11/01

「生物と無生物のあいだ:ニューヨークの振動」余談(前編)

 福岡伸一著の『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)については、あくまで周辺余談的にだが、一昨日昨日と、若干のことを書いている。

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← 「月に2度、1日と15日に取り替える習わしになっている」という。お神酒(の徳利)や狛犬を磨きたて、榊(さかき)も庭から摘み取ってきた。なかなか立派な榊が育っていて、助かる。父が植えたのだろうか。もちろん、榊立ても綺麗にした!

 小生ごときが本書について、正面きった書評など試みるつもりはない。
 ただ、今日、本書を読了して、幾分なりとも書き足しておきたいという気になった。
 特に本書のエピローグの一文を読んで、そんな気になってしまった。

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