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2011/11/14

野口久光の世界(その3)

 授業が終わる頃には、息も絶え絶えである
 休み時間となると、小学生の休みだし、周りが煩くなるので、喋ったり遊んだりしている連中の喧騒の中で、思いっきり呼吸できる!

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→ ほんの3年前は、小さくはないザル2つに山盛りの収穫があったのに、昨年は、収穫ゼロ! 今年は辛うじて、一個だけ、かと思っていたら、一昨日、二個目を発見。ちょっとだけ嬉しい。でも、どうしてこんなに不作になってしまったのか…。

 映画…。
 誰しも、まして子供なら尚更、見ているうちに夢中になる。
 となると、いつもはつつましやかに、口を薄く開けて呼吸しているものが、気がつくと、口を大きく開けて、明らかに口呼吸しているのが周りの誰にも分かる…ということが自覚させられてしまう

 まずい、恰好悪い、と、慌てて口をまた閉ざす…薄く開けるだけにする、その繰り返しである。

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← 車道沿いの細長い花壇を見て回っていたら、寒菊に黄色いものが。開花 ? ! と思って、近寄ってみたら、違った。毛虫だった。なんて綺麗な黄色の発色。持っていた高枝切りバサミで払おうかとも思ったが、かわいそうなので、放っておいた。どんな姿に変身するのだろう。

 これじゃ、映画に夢中なるなんて、ありえないことになる。
 万が一でも、映画が退屈で居眠りでもしようものなら、大いびきである

 小生には、映画館は鬼門になってしまった。
 十歳で映画館とは、少なくとも自発的に通う場としては縁が切れてしまった(友達に誘われたら行く、友人の誘いは原則、断らない。でも、映画を楽しめるわけもない)。

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→ (画像は、「Till 2017,100 Cinemas Odyssey 【野口久光の世界7】可愛い悪魔」より)

 普通に呼吸できるような少年のままだったら、そのままに育っていたなら、普通に映画(や音楽コンサートなどなど)に気軽に通うような、まともな生活を送れていたことだろう(多分だが)。

 話が脱線してしまった。

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← (画像は、「なんでも鑑定団お宝情報局 野口久光の油絵とスケッチ26点」より)

「野口久光」でネット検索して、いろいろ情報を探ってみたが、彼の絵に映画への愛情を感じるといった類いの感想は少なからず見出される。
 でも、彼の絵の世界を真正面から鑑賞し、受け止め、感じるところを吐露しているようなサイトは見出せなかった(きっとあるはずと思うのだが)。


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→ (画像は、「なんでも鑑定団お宝情報局 野口久光の油絵とスケッチ26点」より)

 そんな中、(小生が見出せた限りでは)一番、彼の絵を愛情を持って理解していると感じさせてくれたサイトは、唯一、下記だった:
 『野口久光シネマ・グラフィックス』 - スローボートからのつぶやき

「東京美術学校(現・東京藝術大学)工芸部図案科卒業」というだけあって、絵を描く基本的な技術は確かなものなのだろう。
 けれど、映画という俗なる世界に親和しての画業だっただけに、芸術性の香りより、映画の世界の力に引きずられ、彼の絵に対しては、真っ当な評価がしづらいのだろう。


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← 『野口久光の世界展カタログ』 「大林宣彦監督や立川談志師匠、横尾忠則氏など野口先生と親交のあった方々の寄稿も掲載されている」とか。 (画像は、「『野口久光の世界展カタログ』発売です 開発社日誌」より) 

『野口久光シネマ・グラフィックス』 - スローボートからのつぶやき」のサイト主が書いておられるように、「そのシャイな性格もあって、映画ポスターを描かれていたことを多くの人は知らなかったし、著書も没後に『想い出の名画』や『野口久光ベストジャズ』が刊行されたが、まだまだ汲めども尽きぬ泉たる存在である。画業、文業ともに集大成されんことを願ってやまない」ものである。

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コメント

「スローボートからのつぶやき」子です。トラックバックしていただき、そのうえ貴ブログでの過褒の言に接し恐縮しています。少しだけですけど貴ブログの多彩な世界を覗いて圧倒されています。これからもよろしくおつきあい下さいますよう。

投稿: nmh470530 | 2011/11/15 20:17

「スローボートからのつぶやき」子さん

勝手にTBし、且つ、貴ブログから引用させていただき、ありがとうございます。

恐らくは(きっと)、「スローボートからのつぶやき」子さんは、小生よりはるかに野口久光に理解が深いものと思います。
野口久光は、もう少し評価されていい…というより、小生が分かっていないだけで、分かる人には理解されているのでしょうね。

投稿: やいっち | 2011/11/16 03:29

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