野口久光の世界(その2)
ネットで検索したら、既に終わっているが、2009年末には、「生誕100年記念 グラフィックデザイナー 野口久光の世界」が催されていた。
← 「野口久光 シネマ・グラフィックス/街の中のもう一つの絵画 追憶の映画ポスター展」 (画像は、「野口久光 映画ポスター展:コレット.com:So-netブログ」より)
小生自身が映画に一番、通ったのは、小学校の四年頃だった。
近所に、そう歩いていけるほど近所に、当時既に古びていた映画館があった。
上映している映画も、使いまわされた、大抵は、古臭い時代劇の三本立て。
スクリーンに雨がしとどに降っていたっけ。
→ 富山駅北口のライトレール乗り場。緑色にイルミネーションで飾り付けられている。昼間もだが、土日だと、夜も撮影する観光客の姿がちらほら。
一人では行けなかったからか、近所の同級生を誘って行ったのを覚えている。
…というか、小生が後にも先にも人を誘って映画(館)へ行ったのは、それが最後だった。
だから、そのとても晴れた日曜日の午前のことを覚えているのだ。
何を観たかは覚えていないが。
その思い出の映画館は、小生が中学生にもならない頃に、火事で呆気なく全焼した。
既に映画産業が斜陽化し始めていた…わけでもないが、むしろ、新しい映画館が繁華街に作られて、もう、古い映画(館)には用はなくなってしまっていたのだろう。
← (画像は、「JA8-STATION - 20070910」より)
何ゆえ、人を誘ってまで行ったりしていたほどに熱中していた映画(館)に縁が薄くなったか(誤解のないように書いておくと、特に大学生になってからなど、一人で場末の映画館へ足を運んだものだし、映画が縁遠くなったわけでないし、嫌いになったわけでもない)。
それは、小学校の四年の時に受けた手術の後遺症の故である。
どんな手術だったかの詳細は省くが、とにかく手術の結果、鼻呼吸ができなくなった。
呼吸は口だけとなったのだ。
その苦しさは、健常者には想像が及ばないところがある(経験者のみぞ知るし分かるだろう)。
→ 十月早々に発見していたミカンの実は、もう既に黄色く色づき始めている。
鼻呼吸ができない。
といって、息が楽に出来るようにと、口をぽかんと開けっ放しというわけにもいかない(いかにも、バカに見えるし)。
授業中も、先生の話に集中しようと思うが、口を閉ざしていると(正確には、薄く開けて、口呼吸しているようには他人に分からないように口呼吸していると)、そのうち、酸欠状態になって、息が苦しくなる。
といって、口を開けて、はーはーするわけにもいかない。
それじゃ、水槽の金魚が酸欠で口をパクパクしているみたい。
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