ドクダミの野がコスモス畑に(後編)
後始末に困ったヒマワリ。
挙句、そのドクダミの野にすっかり変色したヒマワリの花(種付き!)や幹そのまま、放置してしまった。
→ 数年前までは、田圃だったのだが、こうなったら、コスモスとヒマワリの野にするしかない。台風の余波の強風などで、八月末に大半が根こそぎやられたにも関わらず、しぶとく生き延びてくれた。一瞬だが、雑草の蔓延る我が家の庭にも植えるかとも考えたが、他の植物を圧倒しそうなので、自制する。外来植物なのだし。
そのヒマワリの残骸は、翌年は、そのままだった。
翌年、つまり、昨年は、父母らのことで手一杯で、庭も畑も、世話など論外だった。
記憶では、当時はそこはすでにドクダミの野のままだった。
それが、今年の春、連休前後の頃に、ヒマワリが育ち始めていたのだった。
← ドクダミを一掃して、残ったのは、コスモスたちとヒマワリたち。何年かのちには、コスモスかヒマワリの野にする!
小生は気づかなかったが、近所の方が、ヒマワリが育っていると教えてくれて初めて分かったのである。
そのとき、「コスモス、咲いとんがないけ」と教えられたのだった。
言われないと、コスモスとは分からないままだったかもしれない。
→ ドクダミの圧倒的な群生の中で、よくぞコスモスたちはここまで育ってくれた。…といっても、今も野の3分の2は、ドクダミの野なのである。年々、コスモスとヒマワリたちに縄張りを広げてもらう。
連休の前後に、ドクダミの野のドクダミなどの雑草を炎天下、退治した際に、一緒くたに毟り取ってしまっていたかもしれない(ヒマワリは、さすがにヒマワリと分かるので、温存したに違いないが)。
まだ、緑の草に過ぎないコスモスだったが、似たような雑草も生えていたので、注意深く選り分けて、ドクダミなどの雑草は毟り取り、幾許かのコスモスとヒマワリだけの野にすべく頑張った。
← 本年七月上旬の野のようす。ドクダミ退治作戦終了後の野の様子。…無論、その後もドクダミはしぶとく生き残っている!
畑の隅っこに育ったヒマワリたちと違って、ドクダミの野のヒマワリたちは、さすがに育ちが弱弱しかった。
根が蔓延っているドクダミに相当、栄養分が奪われ、栄養摂取競争で、押され気味だったのだろう。
それでも、ドクダミを極力退治したお陰でか、育ちは遅かったものの、順調に育って、畑のヒマワリよりは遅めにに、背丈も立派になってくれた。
コスモスも、六月前にはもう花を咲かせ始めた。
夏どころか、秋の花だというのに!
→ 古くに設置されていた竹垣が、長年の風雪にすっかり腐食。強風が吹くたびに、一本、また一本と折れたり取れたりする。といって、自分で竹垣を設置する能はない。なので、実験的にラティスを設置。上手くいったら(評判がよかったら)、庭の道路沿い面に経巡らす…かも。
そんなに早くから咲き始めたら、夏場の暑さで参っちゃうのではないか、なんて心配したりして。
そんなコスモスたちが、九月末から育ちに勢いが出てきた。
十月に入ってからは、我が家の茶の間から遠望する限りは、ドクダミの野が、コスモス畑にしか見えない、それほどの花々が咲き誇りだしているのだ。
← 我が家の庭にクマ、出現 ? ! 実は、ちょっとメタボ風な黒猫。何かエサを発見したようだ。我が家の庭を、白猫、白と黒のブチ猫、そしてこの黒猫の3匹が縄張りにしているらしい。
コスモス関連拙稿:
「ドクダミの野にコスモスが」
「ドクダミの原をコスモスの野に」
(「トーストとコーヒーの生活」)
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