北アルプス立山で人が感じない地震相次ぐ!
昨夜、ラジオ(NHK第一)で気になるニュースを聞きかじった。
「東日本大震災の後、北アルプスの富山県と長野県の県境一帯を震源とする、 人が揺れをほとんど感じない地震が断続的に発生」という趣旨のものだったよう。
だが、仕事中だったし、ラジオ放送を運転の傍ら聞いていただけなので、詳細が分からない。
→ 鳳仙花、だろうか。この春、鳳仙花の種を畑に蒔いたが、咲いたのは一輪だけ。秋口になって、それも畑の畝(うね)を外れた隅っこにポツンと一輪、咲き始めた。花の咲く前、雑草と間違えて慌てて毟ったりしなくてよかった。
今朝の地元(富山)のテレビ(ニュース)を見続けていたが、関連の報道は一切ない。
テレビで敢えて放送しないってことは、まだ、重要度(緊急性)が低いからなのか、他に伝えるべきニュースが多いからなのか。
新聞(読売)を開いても、関連の記事は見当たらない。
地元の新聞(北日本新聞)などに当たれば、何か情報が載っているのだろうか。
ずっと気になっていたので、未明に帰宅し、一眠りし、午前のニュースなどを注視していても、埒が明かず、ネットで情報を探す。
← 五月の連休前後頃から庭のあちこちに咲き始めたムラサキツユクサ。今もって、咲き続けている。朝顔と同じように、朝、咲き始めて、午後の遅めの頃には萎んでしまう。もう、十月だというのに、一体、いつまで開花を恵んでくれるのだろう。
すると、「 2ちゃんねる」で、以下の情報(「北アルプス立山で人が感じない地震相次ぐ」)を発見。
どうやら、「NHKオンライン」からの情報らしいが、大元の情報源は、時間切れなのか、アクセスできなくなっていた(削除済みなのか)。
ちなみに、この記事がアップされたのは、「 2011/10/04(火) 20:57」とある:
東日本大震災の後、北アルプスの富山県と長野県の県境一帯を震源とする、 人が揺れをほとんど感じない地震が断続的に発生起きていることがわかりました。
地質学が専門の立山カルデラ砂防博物館の丹保俊哉学芸員の分析によると、 断続的に地震が発生しているのは、北アルプスの黒部湖や長野県との県境一帯で、 震災の後、先月までに1342回の地震が起きていて、去年と同じ時期が85回だったのに対して大きく上回っています。
丹保学芸員によると、震源は、いずれも深さ1キロから2キロほどとごく浅く、 地震の大きさを示すマグニチュードは、1から4程度で人が揺れを感じることはほとんどないということです。
気象庁の観測でも、東日本大震災以降、北アルプス周辺を震源とする震度1以上の揺れを観測した地震はありません。
丹保学芸員は、東日本大震災による地殻変動の影響ではないかとみていますが、 直ちに大きな地震につながるおそれはなく、地震の回数も7月をピークに減少していて、今後更に減っていくとみています。
富山地方気象台もデータの収集と分析をしていますが、ただちに大きな地震につながるおそれはないとしています。
→ 雨の中、傘を差して庭を散策して回った。秋ともなると、いろんな実が生り始める。この樹木の名は不詳。
こういったニュースが気になるのは、なんといっても、「1858年4月9日(安政5年2月26日)午前1時頃、越中・飛騨国境(現在の富山・岐阜県境)の跡津川断層を震源に発生した M 7.0 - 7.1 と推定される」「飛越地震」のことがあるからである。
約150年前の地震が気になるってのも、神経質過ぎる?
実は、この地震の余波(影響)は今も続いているのだ。
「北陸地方や飛騨国を中心に大きな被害をもたらし、死者426人、負傷646人、家屋の全半壊・流失2190とされている」といった人的・物的被害もさることながら、「立山連峰では日本三大山岳崩壊の一つとされる鳶山崩れ(大鳶崩れ)が発生し、鳶山が崩壊、立山カルデラに大量の土砂が流れ込んだ。これにより常願寺川に河道閉塞が起き堰止め湖が形成された」ことが大きい。
堰止め湖は過去に何度となく決壊し、大きな被害を齎している。
「21世紀初頭の時点で、立山カルデラには約 2億 m³ の土砂が残っており、すべて流出すると富山平野が約 2 m の土砂で埋没するといわれてい」て、「立山カルデラでは現在でも土砂災害を防ぐために砂防工事が行われている」という有様。
← これまた名称不詳の植物に生っている実? 花?
つまり、約150年余り前の地震ながら、現在進行形の地震でもある。
だから、「北アルプス立山で人が感じない地震相次ぐ」なる情報に接すると、専門家が「ただちに大きな地震につながるおそれはないとしています」なんて言っているようでも、気になるのは、地元の人間として当然なのである。
関連拙稿など:
「飛越地震から150年」
「稲作…自然…櫛」
「飛越地震があったとか」
「連続波形画像 24時間プレビュー [Hi-net N.OMCH 長野県 大町 (おおまち) 観測点]」
[閑話休題]
気になるといえば、「文部科学省の航空機モニタリングの結果」である。
テレビでも、俯瞰図が紹介されていた。
こちらは、さらに緊急性が高いだろう。
「原発事故の影響? 福島の子ども7.7%に甲状腺機能異常」といったニュースも。
小生には、紹介する暇も能もないので、下記のサイトを覘かれることを勧める:
「遅過ぎた自主避難などない - Wein, Weib und Gesang」
政府やマスコミの対応が問われるべきだろう。
国やマスコミの福島原発事故報道(対応)に対する第三者委員会なんて、設置の望みは皆無か。
→ 隣家の庭先に咲いている彼岸花(曼珠沙華)。我が家の庭にも咲かせたいのだが…。
[追記]
この日記を書き終え、入浴をすませ、NHKテレビのニュースを見ながら夕食をとっていたら、地震!
「長野県小川で震度4 富山県立山で震度3 」MSN産経ニュース)
NHKニュースが始まると同時に家(の中)が揺れだした。
一瞬、小生の懸念が杞憂に終わらず、いよいよその時が来たのかと、覚悟したものである。
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