『リムーヴァルズ 先住民と十九世紀アメリカ作家たち』を読む(前編)
ルーシー・マドックス著の『リムーヴァルズ 先住民と十九世紀アメリカ作家たち』(丹羽 隆昭 (監訳) 開文社出版)を昨日から読み始めた。
畏怖すべき作家・メルヴィルが大きく採り上げられていることもあり、インディアンの問題にも関心があって、再読を決めた。
← ルーシー・マドックス (著)『リムーヴァルズ 先住民と十九世紀アメリカ作家たち』(丹羽 隆昭 (監訳) 開文社出版) 「19世紀前半の連邦政府による先住民族の「強制移住政策(リムーヴァルズ)」は、当時のアメリカ作家たちに深く影を落とした。ホーソーン、ソローらのテキストを論争当時のコンテクストに据えて再読する」といった本。 (画像は、「アメリカ・インディアン」については、ネット上で一番詳しいサイト「神を待ちのぞむ」、その中の「 「リムーヴァルズ 先住民と十九世紀アメリカ作家たち」ルーシー・マドックス著 丹波隆昭 監訳 開文社出版」より)
1998年に刊行、入手し読んだ本。帰郷して、ようやく再読の機会に恵まれた。アメリカという国の成り立ちの恥部。
アメリカの<民主主義>の成り立ちにインディアンの入る余地はなかった。
<リムーヴァルズ>とは、アメリカにおけるインディアン強制移住政策のこと。
小生の邪推だろうが、結果的に、南北戦争は、インディアン殲滅というアメリカの恥部を一気に覆い隠す一面もあったように思えてならない。
黒人問題がクローズアップされることで、インディアン問題など、脳裏から追いやられたのだ。
意図的かどうかは別にして。
読み始めるに際し、インディアンの歴史などを若干、見ておきたい。
→ 数日前、家の裏庭を歩いてびっくり。こんなところに花が咲いている! 過日、雑草に違いないと、せっせと毟り取っていた草に! たまたま毟る手を逃れた草が開花したのである。
← ブドウ? 違う。裏庭に育ってしまった、正体不明の雑草に生った実。大きく育ちすぎて、始末に困っている。
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