ソーラーえらいことをした(後編)
あるいは、太陽熱温水器って手もある。
太陽光(熱)で、浴槽の水を(あるいは貯水槽の水を)直接、温めるって方法を利用されている方も少なからずいるに違いない。
← 「単結晶シリコン型太陽電池」 (画像は、「太陽電池 - Wikipedia」より) ソーラー発電などの情報をネットで物色していたら、「ついに始まった太陽光発電のテレビ通販!価格破壊の秘密はパッケージ化と大量生産」なんてニュースを発見。熱効率がドンドン高まり、且つ、値段もドンドン下がっていく。
早い話が、地球は、地熱などを除くと、再生可能エネルギーの相当部分が太陽のエネルギーを淵源としているわけである。
風力も水力も、海流(波力・潮汐)も、太陽の光りの恵みである。
さて、ここからは夢想になる。
富山のような雪国、あるいは富山以上に雪に封じ込められる季節(期間)の長い地域にとっての、太陽光パネルの話である。
最初に定義をはっきりさせておくと、「太陽光発電」は、「太陽電池を利用し、太陽光のエネルギーを直接的に電力に変換する発電方式である。ソーラー発電とも呼ばれる。再生可能エネルギーの一種であり、太陽エネルギー利用の一形態である」。
太陽電池は、アメリカなどを筆頭に、技術革新が凄まじいと聞く。
エネルギー源の大半を海外に依存している日本でこそ、太陽電池などの再生可能エネルギー技術の先進国であってほしかったが、現実は、先進国どころか台湾にも遅れを取っているようである。
しかも、原発容認派の野田政権になって、やんわり原発推進の機運(?)が鬱勃と高まってしまっている。
3・11の福島原発事故を契機に、一気に再生可能エネルギー源利用にエネルギー政策の舵を切るのかと思っていたら、思いっきりブレーキが掛かってしまった(そうでないことを祈るが)。
菅下ろしの正体見たり、である。
→ 庭で今、咲いてくれているのは、萩の花だけ。なんだか、例年になく育ってくれているような。
さて、太陽電池関連の技術や商品も、ドンドン革新されているようだ。
今まではパネルは折り曲げなど論外だったものが、電柱のような曲面にも貼り付け可能な商品も開発されているとか(実用化に至っているのか、小生は知らない)。
太陽光パネルにしても、屋根に張るだけではなく、壁面や、場合によっては窓そのものが太陽光パネルであっても構わないはずである。
太陽光パネルの軽量化が進めば、小生などは、既存の屋根にパネルを張るのではなく、屋根瓦の形をした太陽光パネルもあっていいと思う。
もしかして、もう、あるのか。
そうであれば、新築の屋根に当たり前の世に太陽粉パネル式の瓦を張ることが望めるし、屋根瓦の修理(葺き替え)の際には、従来型ではない、こうしたパネルを葺くことも考えられよう。
← 屋根瓦として使える太陽光パネル「瓦一体型太陽電池VISOLA(ヴィソラ)」 (画像は、「薄膜シリコンハイブリッド太陽電池 4つのメリット|住宅用カネカ太陽光発電システム」より)
小生などは、さらに夢想する。
太陽電池は、当然、近い将来、蓄電池と一体とな(乃至は連結され)るはずであろう。
冬の積雪の際、屋根に張った太陽光パネル(式の屋根瓦)が蓄電池からの電気エネルギーを利用して、じんわり温まり、降り積もった屋根の雪を少しずつでも溶かしてくれたなら、と思う。
雪国にとって、雪下ろしは、宿命であり、特に住民が高齢化した現代にあっては、業苦である。
その労苦の一端であっても、軽快してくれるなら、これほどありがたいことはない。
さらに、夢は膨らむ。
例えば、庭のコンクリート面を太陽光パネルに切り替える(無論、駐車場だったりするから、車の重さに耐える頑丈さが必要)。
すると、門前の雪を、溶かしてくれる。
→ 仕事で、運河沿いのある町へ。待機のため、土手沿いの一角に車を止める。枝葉越しの運河や対岸の光景に目が癒される。素晴らしいドライブコースであり、散歩コースなのである。
あるいは、融雪(消雪)装置の代わりに、多くの生活道路を、今後、補修工事の際などに、敷石状の太陽光パネルを敷き詰めて、夏や晴天の日は蓄電し、降雪の際には、融雪装置として機能する、という考え方もありえる。
ああ、あの日、「太陽光パネルのモニター…」といった語りかけの後に、どんな話が続いたのだろう。
返す返すも、自分のせっかちさが情けない。
その後悔の念が、こんな日記まで書かせるに至ったのだった。
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