シュピース本から幕末の光景を偲ぶ(後編)
← 幕末の武士。いずれも名のある武士…かもしれない。ちなみに、シュピース著の本書への挿画については、展覧会が催されたことがあったようだ。詳細は不明だが。
ネットで調べたら、上掲書については、日本に関連する部分を抜粋した部分訳が出ていた。
既に絶版されて久しい本。
あるネット上の方の評によると、つたない翻訳だとのことだが、小生は訳書を手にしていないので、なんともかんとも。
→ 幕末、ある寺の在りし日の光景。明治維新の廃仏毀釈の嵐を潜り抜けられたのだろうか。
その訳書とは、『シユピースのプロシア日本遠征記』(奥川書房)で、訳註したのは、小沢敏夫氏のようである。
← 渡辺 京二【著】『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)
このシュピース(Gustav Spiess)なる人物は、詳細は分からないが、かいつまんでの情報として:
生没年不詳西ドイツのウイスバーデンWiesbaden出身の商人。日本プロシア通商条約締結のため来日したプロシア使節オイレンブルク伯の随員の一人としてその東アジア遠征艦隊に加わり、万延元年(一八六〇)来日。グスタフ=シュピースが帰国後著わした紀行が、『プロシア東亜遠征記』(「1859年から1862年にわたるプロイセンの東アジア遠征」)である。
→ 江戸…の風景?
率直なところ、渡辺 京二著の『逝きし世の面影』の中で見出した絵が気に入ったといっても、絵として素晴らしいとかではなく、幕末の日本の面影を描いている絵として、懐かしみを感じる、という意味合いのほうが強い。
拙稿の「 『逝きし世の面影』…」でも、同様の趣旨のことを書いたが。
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