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2011/09/18

晴耕雨読もどき(前編)

 今日、午前は、草むしり作業に没頭した。
 大概は、草むしり作業と言うと、午後、それも一日で一番暑い時間帯にするのが慣わし。
 でも、今日は午前に決行した。

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← ガブリエル・ガルシア・マルケス著『コレラの時代の愛』(木村 榮一【訳】 新潮社) マルケスの本を読むのは、これで何冊目だろう。今年は、『百年の孤独』を購入して、三度となる読書体験をしたばかり。驚くほどのリアリズム表現で、『百年の孤独』との表現手法のあまりの違いにびっくり。読書する時間は、草むしり作業などに奪われ、日に一時間もあるかどうか。ま、読み始めたばかりだし、じっくり楽しもう。

 というのも、朝方の天気予報では、午後の何時からかは分からないが、雨の予報が出ていたからだ。
 今日、草むしり作業したのは、畑。

 八月のお盆の前に、畑の全面を数回(数日)の作業で、雑草を一層したものだった。
 その際には、お盆ということもあり、家の中も、お墓も掃除した。
 
 その畑が、一ヶ月を過ぎた今、見るも無残な惨状を晒している。
 近所(特に、眼下に畑を見渡せる隣家)の手前もある。
 
 先日、日記に、晩秋までに駐車小屋を作る、なんて書いているが、まずはその前に畑を綺麗にしておきたい。

 今日(の午前)、作業するのは、ある意味、絶好の条件に恵まれていたと言えそう。
 まず、昨日(土曜日)の終日に渡る雨。
 豪雨というほどではないが、雨が、時折、弱まりながらも、その前の日の金曜日の夜からずっと、終日、降り続けた。
 恐らくは、今朝、未明まで降っていたのではなかろうか。

 お陰で、畑(に限らないが)は、土が必要にして十分なほどに湿っている。
 ということは、地面に深く蔓延っている根っこから雑草を毟り取りやすいということ(実際には、期待に反して、根っこが頑固に張っていて、ミニシャベルなどで土を掘り返し、地から付くで引っこ抜く羽目になることが再三だった)。

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→ G・ガルシア=マルケス/著『わが悲しき娼婦たちの思い出』(木村榮一/訳 新潮社) 『コレラの時代の愛』を読むと、改めて、本書を読み返したくなる。川端康成云々から離れて。

 作業を早めに、いつもなら正午前後に始めるのに、今日は午前の九時半前から始めたのも結果的によかった。
 というのも、富山は昨日は35.9度と、フェーン現象で全国一番の暑さ、猛暑を記録したのだが、今日も午後には、全国の記録ポイントで三位となる35度以上の猛暑を記録したからだ。
 午前の十時や十一時は、そんなにも暑くは(感じ)なかった。

 無論、いつものように、頭にはタオルを被った上に、麦藁帽子、首にもタオル、口にはマスク、長ズボンに長靴、下着を着た上に、作業用のジャケットを羽織っての、完全武装である。
 手に、ウレタンのグローブを嵌めているのは、言うまでもない。

 完全武装は、暑さ対策もあるが、蚊対策でもある。
 実際、上着の上からでも、蚊たちは果敢に刺そうとする。
 メスの蚊が血を吸おうと刺してくるというが、凄まじい繁殖力、生命力、生存への盲目的な本能を感じる。

 マスクは、口(あるいは顔)の周辺が蚊に刺されないように、という意味合いと、草を毟った瞬間に土(の粒)が飛散することがあり、思わず口に入るのを防止するため。

 それと、昨日は休み(仕事明けの日)だったこともあり、昨日から今朝に掛けて、たっぷりと寝たことも、草むしり作業の上での好コンディション作りに資していたように思われる。

 そうそう、完全武装というわけではないが、作業開始前には、水分をたっぷり補給しておいた。
 
 とにかく、日中に作業すると、作業の途中、暑さの余り、そして過酷な作業の余り、眩暈に近い、フラフラとした状態になり、疲れ果て、畑の隅っこのブロックフェンス(囲い)に腰掛け、しばし、呆然となることが二度、三度とあったりする。
 が、今日は、朝の九時半前から始めて、正午間近までの二時間半の間、全く休むことなく作業が出来た。
 
 そのためもあってか、普通なら一回の作業で、畑の4分の1も出来れば上々なのが、今日は、3分の1以上、あるいは5分の2ほども畑の草むしり作業が進んだ。

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コメント

やいっちさんは、虫除けのアミアミはお使いにならないのですか?
正式な商品名がわからないのですが、黒で頭から足元までスッポリ包む、着る蚊帳のようなものです。
あれなら通気性もあるし、虫刺されも防げるようだから、便利ですね。
洗濯物を干すとき、あるといいなと思いました(笑)
ウチには今、毛虫がたくさん出没しています。
たぶん、柿の木じゃないでしょうか。
母屋まで這ってくるので、気持ち悪いです。

投稿: 砂希 | 2011/09/19 11:59

砂希さん

虫除け網帽子一体型なんて、売ってますね。
きっと便利なんだろうなー。

そうそう、洗濯物、干すとき、どうしても窓を開けるから、そんな時、蚊とか入っちゃいますね。

洗濯場の廊下で、物干しに洗ったものを吊り下げて、窓を開け、さっと外の物干し竿に引っ掛ければ、窓を開ける時間が最小になるんだろうけど、ま、そこまではしていない。


柿って、虫が付きやすいですね。
我が家でも、近くの畑の隅っこにある柿の木が真っ先に、アメシロにやられちゃう。
すぐに退治しないと、そのアメシロは、鳥に運ばれたり、風に乗ったりして、回り中の樹木の葉っぱに乗り移っちゃいますね。
実際、近所の庭で(我が家の庭も含め)、アメシロにやられた樹木、結構、見かけます。

投稿: やいっち | 2011/09/20 22:23

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