『逝きし世の面影』…
今日は母の月命日。
仏花や仏飯を供え、蝋燭を灯し、茶菓子も添え、仏壇に向かって、しばし瞑目。
お彼岸も命日も、一人で祈る。
→ 「A Japanese family scene in common life 」『Ten Weeks in Japan』(George Smith, 1861) 過日、読了し、紹介した渡辺 京二【著】『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー)には、往時(江戸時代や明治の初期)の日本の面影を偲ばせる絵が多数、掲載されている。
仏壇には、父母の遺影写真やお骨が。
今日の仏花は、(名前は忘れたのだが)いつもと違って、やや派手な色彩の花を供えた。
深紅の花と、紫(濃い青)の花と。
← 「Japanese Ladies 」 (『Ten Weeks in Japan』(George Smith, 1861)より) それら、古き良き日本の姿を描く絵は、どれも懐かしく慕わしい。…ところで、この絵の背後の掛け軸の絵は、日本画なのか、中国の絵なのか。
今日は、借地となっている畑の隅っこに育っている柿の木の手入れ。
昨日の朝、雨の中、会社(で八尾)へ向かう際、ふと見たら、柿の木にアメリカシロヒトリが。
柿の木の葉っぱの3分の1は、もう茶褐色に変色している。
→ 「The Japanese Ambassadors at Washington」 (『Ten Weeks in Japan』(George Smith, 1861)より) アメリカ人には、この立派に正装した役人たちはどのように映ったものか…。
アメシロにやられた枝葉を伐採し、焼却。
灯油を枝葉に掛けて、新聞紙を種火に使い、一気にアメシロごと焼き尽くす。
← 「A Japanese Dwelling of the Better Class」 (『Ten Weeks in Japan』(George Smith, 1861)より) 本稿で掲げた絵の数々は、説明にあるように、『Ten Weeks in Japan』(George Smith, 1861)からのもの。ただし、絵を描いた画家は分からない。
その後は、その借地の草むしり。
ドクダミの野、雑草の野に成り果てている。
今月始め、一旦はドクダミなどを一掃したのだが、三週間経ち、また雨の日が続いたこともあって、また三十センチほどに育った雑草(ドクダミだけじゃない)の野に変貌していたのだ。
→ 「Approach to the British Legation at Yeddo」 (『Ten Weeks in Japan』(George Smith, 1861)より) このジョージ・スミス著の『日本における10週間』は、対外交渉史資料の一つでもあるが、小生は、ただただ興味深いだけ。なお、本書は、ペーパーバック版でも入手が可能である。
実を言うと、庭や畑の草むしりは、一週間ぶりである。
別にサボっていたわけじゃない。
このところの雨続きの天気のせいである。
← 「Japanese Houses on a Creek in Yeddo Harbour」 (『Ten Weeks in Japan』(George Smith, 1861)より) 「日本における10週間(武藤文庫)|長崎大学附属図書館」によると、「スミス(1840-1876)はイギリスの宣教師で、万延元年(1860)に長崎に来遊、約1か月間滞在して、シーボルト、ポンペ、オランダ商館長クルチウス等とも会談した。長崎の諸般の事情を観察後、海路神奈川に至り、横浜、江戸を廻って帰国した。本書は、その日本見聞記である」とか。
借地の雑草を毟りつくしたあとは、畑のヒマワリを全て、抜き取った。
抜き取ったヒマワリは借地や畑にまとめて放置。
来年、勝手にまたヒマワリたちが咲いてくれることを期待して!
うまくいくと、今年に倍するヒマワリたちが育ってくれる…はず!
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