ヒロシマ ナガサキ フクシマ(前編)
「レベル7という最悪の事故を起こした福島第1原発による大量の放射能放出によって国内ではかつてない規模の被曝が続いている」。
核汚染の脅威、実際の被害体験のある地域は、世界を見渡せば、ロシア(チェルノブイリ)やアメリカ(スリーマイル島)、ビキニなど、ないことはないが、二度の原爆の悲劇を体験したにも関わらず、アメリカや政府の洗脳政策に呑み込まれ、幾つかの原子力施設での事故を経て、ついに、福島第1原発による大量の放射能放出、汚染を体験し、また、体験しつつある国は、日本だけである。
それなのに、産業界は未だに、福島第1原発の事件は他人事なのか、原子力に依存する政策を続けようと目論んでいる。
佐賀県知事は、原発の稼動再開には、菅首相の言動が邪魔だと考えているようだが、経済界の一部(知事の親戚筋の方も含め)は、原発関連の産業で潤っているから、福島の事故<騒動>など、一刻も早く終息してもらわねば困る要因に過ぎないのだろう。
菅首相下ろし騒動が喧しいが、どうやら菅首相の原発への姿勢、再生可能エネルギーへの大転換などが、産業界や自民党、民主党の菅下ろし勢力には、鬱陶しくてならないようだ。
今や、菅下ろし騒動は、原発に依存しない社会を目指しているがゆえにの、菅憎しの怨念をエネルギー源として活動していることが明らかになった。
小生は、以下の意見に共感・同感である:
ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ、繰り返される核の悲劇。沖縄で大きな犠牲が出て、東京が大空襲を受け、勝ち目が全く無くなっても戦争を続けた官僚、政治家達。そして、核爆弾の投下情報が入手されても握りつぶした官僚、政治家達。利権、保身主義にしがみつく彼らの体質が変わってないのが、地震で壊れる欠陥原発を温存して、原子力安全神話をバラ撒き、フクシマの後もなお、放射能安全神話をバラ撒いています。
自民党や民主党の一部の勢力、読売新聞などの言論界、産業界の大方は、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマの悲劇を繰り返しても尚、原発に依存する政策に固執している。
福島第1原発による大量の放射能放出によって、先ごろは放射能に汚染されたイナワラを食べた肉牛騒動が起きているが、これから懸念されるのは、米だろう。
もう、間もなく米の収穫の時期がやってくる。
放射能に汚染された米が、どの程度あるのか、見当が付かないが、引き起こされるだろう悲劇の規模は、牛肉の比ではないだろうと推測される。
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