ユリの根を掘り返す?(前編)
先月のある頃から、我が家の庭にユリの花が咲き始めた。
最初は、細長いホウズキのような袋状のものが茎の先に生った。
← 7月の二十日ごろだったか、庭の草むしりをしていたら、見慣れぬ植物を発見。ホウズキのような、不思議な植物だ、というのが最初の印象。
何だろうと、不思議に思いつつ、育っていくのを見守っていたら、或る日の朝、庭にオレンジ色の花が咲いている。
ホウズキを細長くしたような形状というは、ユリの花が丸まっていたものらしい。
咲いているのは、我が家の表の庭で、その中に、以前は雌雄のキウイの育っていた花壇がある。
庭の中に、石などで取り囲んだ、楕円形の花壇。
キウイは、一昨年までは、実こそ生らなかったが、元気すぎるくらいに育っていた。
それが、昨年の夏、父母の死に殉ずるように、雌雄のキウイ共に、死滅した。
残ったのは、キウイの木の幹の部分だけ。
キウイが何故、昨夏、一気に朽ち果てたのか、その理由は分かっていない。
父母が丹精篭めて育てていた草木の一つではあるが、いくらなんでも、父母の死に同期したわけではなかろう。
春先から五月の初めにかけて、急激に父の容態が悪化して、母は既に入院していたし、庭や畑の世話を昨年の春以降、ほとんでできずにいた。
しかし、世話を怠っただけで、あれほど一遍に涸れ果てるものだろうか。
あるいは、樹木の育つ庭に鬱蒼と生えてしまった雑草を、例年のように、日々、草むしりしていたのが、昨年はそんな小まめな作業ができず、夏に除草剤を撒いてしまい、お陰で雑草はかなり退治できたが、その余波で、キウイなども除草剤の影響を被ってしまったのか。
→ 何の花なのか、ずっと気になっていたら、一周忌の法要の前日、開花。ユリだと判明した!
そんなキウイのための花壇は、今は、日々、引っこ抜いたり毟ったりした雑草の廃棄場所になっている。
というより、そこに刈り取った雑草を溜めることで、年数をかけて、新たな土作りを試みているのだ。
(間違っても、毟った雑草類は、燃えるゴミとして捨てたりはしない。草も木も花も、我が家の土の成り代わりなのだ、雑草を捨てるということは、土を捨てることに他ならない。そんなもったいないことはできない。)
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