ドクダミの原をコスモスの野に
父も母も、無念の気持ちで茶の間から眺め遣っていただろう、畑(のはずが、今や雑草の野)を、少しでも畑らしく、というわけである。
昨年末、まずは、ドクダミの蔓延る野の雑草の一掃作戦。
とにかく、刈りまくり、毟りまくった。
毟るというより、引っこ抜く。
ドクダミ(など)の根が深く蔓延っている。
地上に顔を出している部分を刈ったって、効果が出ないのは分かりきっている。
出来るだけ、根っこに近いところで掴んで、力任せに引っこ抜く。
日に3時間の作業を三日ほどかけて、数メートル区画の土地を(一応は)更地にした。
さらに、鍬を持ち出してきて、土地を耕す。
とにかく、土地の表土の入れ替えをし、根っこを可能な限り、切り裂くようにし、何とか見かけ上は、ホントの更地状態にした。
さらに、除草剤を散布して、昨秋の作業は終了。
年初はもちろんだが、春先までは、外見上は晩秋の状態と変わらない。
近所の方とのお喋りの際、ドクダミに負けない植物ということで、コスモスを勧められた。
→ ドクダミを一掃してみたら、ヒマワリが数本、姿を現した。よくぞ育ったものだ。
家の直近の畑にも鳳仙花など、いろいろな花の種を蒔いたが、この日記でも愚痴ったように、ほぼ全滅・全敗の惨状だった。
まして、用水路の先の畑(もどき)の野は、ドクダミの原である。
見かけ上は、ドクダミがまだ育っていないとしても、根っこが死滅しているはずもない。
そんなドクダミの原にコスモスの種を蒔いたって、どうせダメだろうと思っていた。
実際、五月、六月と、ドクダミばかりがドンドン、育つ。
六月の終わりともなると、ドクダミしか見えない。
それが、つい数日前、コスモスが育ってるよ、と近所の方が教えてくれた。
急いで見に行ったら、ホントにコスモスが育っている。
季節はずれだが、一輪だけ、コスモスの花が咲いていた!
その日の午後、早速、作業着に着替え、コスモスの周辺のドクダミをせっせと引っこ抜きにかかる。
3時間ほどを費やして、数メートル区画の土地の3分の1ほどのドクダミを毟り終えた。
コスモスは、鍬を使って、四列ほどの畝を作り、種を植えたのだが、2列(弱)ほどのコスモスの列が育っていたのだった。
その周辺のドクダミを刈り終えたから、全部で十本か十数本のコスモスたちが風に揺れる、そんな光景が浮かび上がってきた。
それまでは、ドクダミの茎や葉っぱに覆われていて、風の直撃など受けなかったから、そんなに強い風でもないのに、コスモスが倒れそうである。
風に負けないように、根っこ附近に土を盛ったりした。
← ドクダミを一掃して、残ったのは、コスモスたちとヒマワリたち。何年かのちには、コスモスかヒマワリの野にする!
そして、今日、火曜日、昨日の雨の翌日ということで、ドクダミの野の残りのドクダミ一掃作戦に取り掛かった。
というのも、これまた近所の方に教えてもらったのだが、残りのドクダミの原の中に、ヒマワリが数本、育っているのだ。
どうしてこんなところにヒマワリが?
そういえば、一昨年の晩秋、ヒマワリの季節も終わり、根っこから引っこ抜いて、このドクダミの原に一時、廃棄したのだった。
その際の種が、今年になって(昨年は育たなかったと思う)育ち始めたと推測される。
それにしても、ドクダミの領土に割り込んで育つなんて、ヒマワリって、何て生命力の旺盛な植物なんだろう。
だから、ひと夏で、あれだけ大きく育てるのだろうけど。
正午前からドクダミ畑の一掃作戦を開始し、勢いあまってヒマワリたちを引っこ抜かないよう、気をつけつつ、二時間余りで、なんとか作業を終了した。
ヒマワリの周辺も、ドクダミが密生していた。
そのドクダミも根っこから引っこ抜こうとしたから、その際、ヒマワリも抜けそうになる。
そうでなくとも、ヒマワリはそんなに深く、泥の中に根付いていない。
風でか、それとも、ドクダミの勢いに圧されてか、倒れそうになっている。
→ 上掲の場所を逆方向から撮ってみた。悪戦苦闘のあと…。このあと、会社で健康診断があった。この重労働が検査結果に影響しないといいのだが。
ドクダミたちを一掃したあとで、ヒマワリの根付きの修復作業に。
とにかく、土を盛る。つっかえ棒を立てる。
ドクダミの根っこは根深い。根が縦横に蔓延っている。
コスモスの野、それとも、ヒマワリの野、そのどちがいいか分からないが、いつか、今のドクダミの野を、そんなお花畑に姿を変えさせる。
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