富山と「南京玉すだれ」追加情報
もう、9年以上も以前のことになるが、「富山が南京玉すだれの発祥の地だって」と題した一文を書いたことがある。
← 「南京玉すだれ」 「日本の大道芸の一つ。歴史のある芸で伝統芸能であるとも言える」。「発祥は富山県で、同県の民謡こきりこ節に用いられるささらが原型と言われ」、「玉すだれを使った「南京玉すだれ」という大道芸が現れたのは江戸期になってから」だという。(情報や画像は、「南京玉すだれ - Wikipedia」より)
こんな旧聞を持ち出すのは、関連する記事が北日本新聞に載っていたからである。
せっかくなので、追加の情報としてメモしておきたい。
まずは、旧稿を載せておく。
その上で、追加の情報をメモする。
ある雑誌を読んでいたら、「南京玉すだれ」の発祥の地が「こきりこ」で有名な白山宮であると認定されたという情報を発見した。既に富山などでは3月に新聞報道されていたようだ。
白山宮は富山県東礪波郡平村上梨にある。
『県人』の記述によると、「日本南京玉すだれ協会」は、こきりこ節の余興に踊られる「編竹口上」が、南京玉すだれそっくりで、「ささら」の形や音から玉すだれの原型とみられることから、祭礼で「こきりこ」が奉納される白山宮を発祥の地と認定、とある。
「白山宮」
「日本南京玉すだれ協会」
以上が旧稿である。
以下、追加の情報をメモしていく。
「南京玉すだれ」の発祥の地が「こきりこ」で有名な白山宮であると認定されたという情報については、「日本南京玉すだれ協会」なるサイトの中の、「日本南京玉すだれ協会 南京玉すだれの歴史」の頁に詳しい。
「発祥の地としての認定理由」という項目には、「平村上梨の民謡「こきりこ」が原点です。「こきりこ」に使用されている「ささら」(編竹)が南京玉すだれの原型です。編竹は平家の子孫が遠く都を偲んで竹を編んだ物で形を作ったとも言われております」とあり、以下、興味深い記述が続く。
→ 今日、月曜日の午後、不穏な強風が吹き荒れたかと思うと、一気に豪雨が。雷も。庭の花木に水を遣らなくて済む…というより、庭の土が雨にドンドン流される。庭が磨り減っちゃう?
7月1日付けの北日本新聞朝刊によると(一部抜粋):
南砺市の編竹(あみたけ)踊り同好会「編み竹会」(大江啓子会長)は、五箇山に伝わる網竹踊りに、市内全域の名物を盛り込んだ「南砺バージョン」を完成させた。同踊りは南京玉すだれのルーツとされ、2日に同市上梨(平)で始まる第4回日本南京玉すだれ選手権大会(北日本新聞社共催)の前夜祭で初披露する。
(中略)
編竹踊りは口上に合わせて、すだれの形を変化させ、虹やしだれ柳などを表現する。越中五箇山こきりこ唄保存会の大瀬雅和さん(62)=同市上梨・平=が五箇山で唯一の伝承者とされる。
(中略)
南砺バージョンは、福野の夜高祭、福光のねつおくり祭り、城端の水車、井口のツバキ、井波の欄間、五箇山の合掌造りを表現。口上担当以外のメンバーが小道具も使いながら演技し、松を彫り込んだ欄間や八連水車あんどを巧みに造形する。(以下、略)
日本南京玉すだれ選手権大会は2日に前夜祭、3日に本大会が行われ、17都府県の愛好者が個人と団体で日本一を競った…らしい。
残念ながら、2日、3日の情報は現在入手していない。
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