« デジタルな時、アナログな時(後編) | トップページ | 一周忌の法要終了(後編) »

2011/07/24

一周忌の法要終了(前編)

 昨日、父母の一周忌法要が終わった。
 ちょっと肩の荷が下りた感じ。
 ホッとする、というより、やや脱力感めいたものを覚えている。

2011_0724071003tonai0023

→ ずっと雑草だと思っていた草に、或る日、ホウズキのような袋が生っていることに気づき、一昨日、法要の前日、開花。ユリの花ではないか! 今まで、雑草だと思って、小さな草のうちに、せっせと毟り取っていた。でも、小生の目を逃れる草があって、気がついたら図体がでかくなっていた。と、思ったら、開花した。ああ、何本のゆりを芽のうちに摘み取ってきたことやら!

 昨日という法要の日程が決まったのは、四週間ほど前だが、実はその前に一度、違う日取りで決まっていた。
 が、法要後の会席の場の決定や、そもそも法要に際し、どのような方針で臨むか、考え直す機会があって、一旦、決まっていた日程を破棄、昨日に実施すると相成ったのである。

2011_0724071003tonai0019

← 車道沿いの花壇の朝顔も、日々、花が咲いている。無論、朝方が一番、花に勢いがある。

 四十九日の法要と同じ規模、メンバーでと、当初は考えていたが、親戚の方々への迷惑も考え、それ以上に、一周忌からは身内を中心に、という考えもあって、集まる人員をグッと絞った。
 ただ、絞りすぎて、父母と親しい親戚の中で、来てくれない人も出てきて、思惑通りにはいかなかった。
 母と一番親しい方が来れないのは、小生として、多分、その方にとっても、悔いが残る。

 法要そのものは、自宅で行った。
 昨年、父母の納棺の儀などは、やはり自宅で行ったのだが、昨年と今年の違いは、なんといっても、天気である。
 昨年の猛暑の中の納棺の儀、納骨の儀で、汗だくだったのが、今年は、台風の遠い影響があってか、一昨日より、涼しいとまでは言えないとしても、猛暑の昨年とは雲泥の差の気温で、座敷や仏間に座りながらも、喪服の中で汗がダラダラということはなかった。

2011_0724071003tonai0029

→ 小生は温泉に入らなかった。写真の右下が温泉のようで、眺望の素晴らしさが想像されようというもの。当日は、曇天で、絶景とはいかなかったようだ。

 自宅での法要が済んだ後は、某所にある保養施設で法会を執り行った。
 といっても、要は、法要の場に臨席した方々みんなで会席料理をいただいたのである。
 その施設には、温泉もあり、その温泉からの眺めは素晴らしいとか。
 小生自身が利用するのは初めてだが、集まった方の半数以上の方には馴染みの場であったようだ。

 法要といっても、肩の凝らない形をとりたかったので、四十九日の法要のように、過度に高級な懐石の料亭ではなく、保養施設を選ぶことにためらいはなかった。
 集まった方たちも、それぞれに顔馴染みで、座敷での法会(会席)とはいえ、和気藹々といった雰囲気だった。
 父母に絡む思い出話もいろいろ飛び出す。
 小生も、変な思い出話をして、笑いを取ったりして。

2011_0724071003tonai0030

← 昨日、車道沿いの花壇に作っているゴーヤによる緑のカーテンの出来具合を撮影していたら、ゴーヤが生っていることに気づいた。びっくり。今日、数えてみたら、大小六個が生りつつあった。これからも、ドンドン、生りそう。

 せっかくの温泉なのだが、小生は入らなかった。
 なんといっても、喪主なので、座を空けるわけにはいかないだろうし。

 こういう場で、親しい方たちとお喋りすると、意外な事実などが分かったりして、やはり、法要というのは、準備が大変だとしても、住職を座の中心とする場を設けることは、一定の意味があるのだろう。

 親しい方たちの集まりということで、自宅(の座敷や仏間)での法要は住職に仕切ってもらうとして、保養施設の場にも住職に来てもらうか、遠慮してもらったらという意見もあったが、住職に来てもらうことで、法要の場、機会だということが鮮明になるわけで、無理を願ってよかったと実感している。

|

« デジタルな時、アナログな時(後編) | トップページ | 一周忌の法要終了(後編) »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

富山散歩」カテゴリの記事

写真日記」カテゴリの記事

コメント

お疲れさまです。
浄土真宗ということで、参拝の仕方も異なったりしますね、ご親戚も皆真宗なのかな?
うちは法要会席ともにお寺でやりました、一周忌もそのつもり。
母方の兄弟がまだかなり生きているのですが、昔の大家族だから兄弟でわあわあ言う、父方の兄弟は早く死んで、僕の従兄弟が出席したけどみな一人っ子だったりするから、大勢の兄弟がわからない、この人達いつもこうなの?って酒が入っているからと思う、笑。
うちは自宅は汚くて呼べないなあ。
テレビデジタルになったけどBSデジタルだけしかみれない。

投稿: oki | 2011/07/24 22:49

okiさん

確かめたことはないけど、我が家の親戚は、みんな浄土真宗の門徒のようです。
ただし、西だったり、東だったりするようですが。


父母の兄弟(姉妹)は、何人か存命です。
今年にも百歳になろうか、という方もいる。
父母は、姉妹の中では若くして亡くなったことになります。

一周忌の法要で、温泉付きの会館で会食しましたが、和気藹々で、むしろ、法要は親戚同士の旧交を温める場なのかもしれません(そうでもないと、親戚であっても、集まったりはしないし)。

自宅、ご他聞にもれず、我が家も汚いのですが、昨年の法事の際に、徹底して掃除した、その遺産(?)が残っていて、自宅での法要も、比較的楽だったわけです。

投稿: やいっち | 2011/07/26 21:45

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 一周忌の法要終了(前編):

« デジタルな時、アナログな時(後編) | トップページ | 一周忌の法要終了(後編) »