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2011/07/16

放射能も吸収するヒマワリの生命力(後編)

 今日、ヒマワリに関するエッセイを書こうと、何か関連する参考になるような情報がないかと、「ヒマワリ」でネット検索してみた。
 すると、面白い(かもしれない)話題がネット検索の上位に浮上してきた。

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← ヒマワリの群生の脇の小道。小道の手前、用水路に沿って、花壇がある。3年前、一昨年と、この花壇に種を蒔き育てていたのだ。本来は、この花壇にあってこそ、ヒマワリは目立つのだが。

 そのサイトなどを覗いてみて、そういえばそんな話題が一時、あったなと思い出した。
 というのは、東日本大震災の際、東電の福島第一原発の事故が発生した。

 その事故に関連し、この三月、「世界一受けたい授業」の中で、「昆虫や動物の能力や性質を活かし最新技術に」という流れの中で、以下のような興味ある情報が示されていた

 土壌の放射性物質を根から吸収する能力がいくつかの植物にある事が分かった
 なかでもヒマワリの吸収率が最も高い
 危険性がなくなるまで30年以上かかる土壌の放射性物質をわずか20日で95%以上も除去

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→ つい先日、草むしりの完了した畑。ヒマワリばかりが目立ち、育っているのは、枝豆数本、鳳仙花1本、ネギ少々、シソ少々など。こんなさびしい畑も珍しい ? !
 尤も、ヒマワリ(など)が、土壌から放射性物質を吸収するとしても、別に放射能を分解してくれるわけじゃないので、最後には放射能に汚染されたヒマワリの処理に苦慮するのは目に見えているのだが。

 富山県は、放射能汚染の脅威には、さほど晒されていない。
 小生にしても、放射能対策のためにヒマワリを育てているわけではない。
 あくまで、たまたま種から発芽してしまったから、だったら最後まで育てようという趣旨(魂胆)に過ぎない。

 ただ、用水路の先のドクダミの野を、コスモスやヒマワリの野に変貌させようという魂胆は密かに抱いている。
 あの完全にドクダミの独擅場だった、元畑に、勝手に育ってきたヒマワリたちの例もある。
 ドクダミを押しのけて、育つヒマワリには、感動するしかない。

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← 畑に辛うじて1本(株)だけ育ってくれた鳳仙花。百日紅は全滅したようだ。

 そんな旺盛な、貪欲なほどの生命力で土壌の滋養を吸収するヒマワリだから、栄養分と共に放射能も吸収するのだろう。

 野菜は(育てても、嫌いなので食べないし)育てる意欲が湧かないが、放置状態の畑などを花の野にするのは、結構、やりがいがありそうである。

 その意味でも、ヒマワリには、一層、元気良く育ち、開花して、近隣の方たちを楽しませてもらいたいのである。

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