朝顔 ゴーヤと競り合うほどに(前編)
しかも、ツルも少々伸びているだけで、今後の成長も、期待していいのかどうか、分からない。
せっかくなので、「朝顔」を巡って、雑文を綴っておきたい。
朝顔というと、小生でも浮かぶ名句に、以下がある:
朝顔につるべとられてもらひ水 加賀の千代女
この句は夏の情景を描いたものか、それとも、秋なのか。
俳句では、この句の中では「朝顔」が季語で、秋の扱いとなっている。
でも、この句の表現する情景は、(小生の感覚だと)明らかに夏、それも盛夏、あるいは盛夏間近の頃と感じる。
というのも、朝顔の生長の度合いの激しいのは、なんといっても、夏、それも初夏の頃だからである。
→ 緑のカーテンを目当てに育ててきたマンデビラ。なかなか頑張ってはいるのだが、どうやら観賞用と思っていたほうがいいようだ。
季語というのは、俳句の歴史からすると、陰暦に拠っている。
なので、「朝顔」というと、秋の季語扱いだが、1999年だったかに、太陽暦を採用することで、夏の季語に変わったとか(この辺り、もう少し、調べる余地がありそう)。
季語(俳句)上の扱いはどうであれ、上掲の句が夏の情景を描いていることに変わりはないと思う。
五月の始めごろ、庭の隅に、鉢植えか、それとも地面(花壇)に直接なのか、苗を植え、日々、育ち具合を確かめ、雨が降らない日には水を遣り、成長を見守っていく。
六月になり、やがて梅雨の頃になると、成長著しい。
大きくなってきたことを実感する。
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