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2011/06/03

「山王さん」と空港当番と(後編)

 夜になっても雨は止まない。
 そんな夜の賑わいぶりはどうだったのか、小生は自分の目では、確かめることはできなかった。

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← 我が家のバラの木は一本だけ。かなり立派に育っている。ただ、花が咲かない。小生には、バラを巡る小文も数々ある:「薔薇の芽それとも青いバラ」「薔薇は夢に似合わない」「冬薔薇(ふゆさうび)

 営業しているわけだし、普段なら市街地を走り回るはずなのだが、一日は、小生は、富山空港の当番の日に当たり、夜の九時過ぎまで、富山市の市街地は通り抜けるだけの状態だったのだ。

 空港当番の日とは。


 昔は分からないが、富山空港に降り立つ遠来のお客さんで、タクシーを利用される方が今も少しはいる。
 富山空港からはバスなどが市街地などへの足となっている。
 つまり、富山空港から富山市の中心部に繋がる電車がないのだ!

 富山空港で降り立った方は、バスを使うか、レンタカーか、誰かに車で迎えに来てもらうか、しない限り、足がないわけである。
 となると、ビジネス客、あるいは法事の方などは、タクシーを使わざるを得ないわけである。
 無論、観光客や旅行からの帰りの方もいて、富山市の中心部へ向かうのではなく、富山市(富山県)の各地へ向かわれる方もいる。

 ただ、数(割合)の上では、富山空港から富山市の中心部への方が圧倒的なのである。
 富山は(少なくともタクシー業界的には)、というか、日本は今、不況である。
 市街地でお客さんを見つけるのは、至難の業だし、見つかっても、短距離の方が多い。
 
 その点、富山空港で乗せた方だと、平均して三千円ほどになる。
 待ち(待機)時間が長いのが難点だが、でも、市街地でも待機時間が長いのは普通だし、長く待っても短距離なのが通例なのである(短距離が困るのではなく、そういったお客さんがたくさん、あるいは何度も乗ってくれたら、それで御の字なのだが)。

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→ 6月1日、富山空港での客待ち中、車中から空港の花壇を撮ってみた。雨脚が暫し、弱まっていたが、曇天は終日、続いていて、夜も弱い雨が降り続いた。

 今はともかく、富山空港に降り立ち、タクシーを使われる方も多かった。
 なので、当然ながら、タクシードライバーも遠距離のお客さんを狙って集まってくる。
 それでは、富山空港に空車のタクシーが集まって、収拾が付かなくなる。
 そこで、各タクシー会社に曜日ごとに空港へ来ることのできる台数を制限している(大概は一台か二台、実際には、一台)。
 それぞれのタクシー会社に当番が振り分けられるわけである。
 そうすることで、個人タクシーや各タクシー会社の合計10台が、まず先にお客さんを待つ順番待ちの権利を得るわけである。
(この辺り、もう少し、システムが複雑である。でも、合理的に出来ていて、各社からの不満は出ていないようだ。)
 
 順番待ちしていても、今の不況の折、必ず待っているタクシーに全部、乗ってくれるわけじゃない。
 当番の若い番号の人は、なんとかお客さんにありつけても、番号の遅いほうは、待ちぼうけの可能性もある。
 小生も、一日、富山空港に到着する時間には、全て(6回)空港で待機していたが、2回はあぶれてしまった。
 お客さんにあぶれると、一回について待機時間や調整時間を含めると、少なくとも2時間は棒に振ってしまう。
 なので、当番制といっても、番号の遅いときは、富山空港へ行くのを忌避するドライバーも多い。
(個人タクシーや、他の会社のドライバーが待っているので、お客さんが乗るタクシーにあぶれることはない。)

 そんなわけで、一日は、小生は朝の七時台から夜の九時台まで富山空港に張り付いていたわけである。
 何とかお客さんにありついて、富山空港から富山の市街地へと、何度か仕事することが出来た。
 その際、上記した山王さんの祭りの地域も必ず通り抜ける(それほどの中心街で祭りが行われている)。

 お客さんと、雨の中の祭りを巡って雑談をしたりした。
 山王さんの祭りは、日にちが決まっているから、雨の日でも決行せざるをえない。

 火曜日(5月31日)に始まって、6月1日、2日と、水曜日、木曜日が祭りの日。
 つまり、週末ではない。

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← 南に面する車道沿いの細長い花壇の隅っこに、いまや野草と化している朝顔が二輪、咲いた。翌日の冷たい雨に、呆気なく萎れてしまったが


 ウイークデーでは、日中から多くの客が集まるのを期待するのはそもそも難しい。
 その上に雨なのだ。

 天候などに恵まれれば、「近郷近在から約 20数万人の参拝者で賑う盛大な祭りであ」るのだが、今年はどうだったろう。
 幸い、祭りの最終日である今日、木曜日は、曇天ながら、雨は降らなかった。
 昨日は、雨で出足をくじかれた人もいただろうし、今日は、さぞかし若い人を中心ににぎわったのではなかったろうか。

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