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2011/06/22

終わりよければ ま、いっか(後編)

 思うに、その病院は、表の週日の玄関口と、裏の救急や通用口の並ぶ一角とを分ける、建物の角のあたりに、土日・夜間の出入り口はこちらですという、看板を立てかけておくべきなのだ。

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← 08年当時、同じ紫陽花の開花の光景。今年は紫陽花の花が咲かなかったので、例年のように綴る紫陽花絡みのエッセイも書く気になれない。

 知らない人が、わざわざ表へ向かわずとも、その看板表示を読んで、裏の通用口へ向かえるようにすれば、戸惑う方の数もグンと減るだろうに。

 いずれにしろ、その病院での待機は空振りに終わった。

 三時間ほどの待機の間に、基本料金のお客さんが一人だけ。
 博打(賭け)に完敗したわけだった。

 ついで、午後は、よせばいいのに、違う病院へ。
 そこも土曜日とあって、閑散としていた。
 来るのは車でのお見舞い客だけ。
 タクシーで来る客も少ない。
 
 通常、土曜日であっても、一時間に一台か二台、タクシーでお見舞いに来る方がいるものだが、それがその土曜日に限って、ほぼ皆無だった。
 何故なのか、その理由が分からない。


 ところで、その午後から待機に入った病院で、小さなエピソードというのも躊躇われることがあった。
 小生が待機のため、タクシーを待機エリアに止めようとしたら、柵で仕切られて隣接する一般車の駐車場に止めてある車のスモールランプが付きっ放しだったのである。
 お見舞いの車だろうし、終日、止めるわけもないだろうが、あるいは長時間の駐車となるかもしれない。
 そこで、小生は、余計なお世話と思いつつも、病院内へ。

 ナースか誰かに、その旨を知らせようと思ったのだ。
 しかし、当然ながらナースステーションは閉鎖されている。
 院内の廊下を歩くナースの姿さえ、一人も見当たらない。

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→ 我が家の庭の入り口附近の植え込み。かなり格好が悪い。

 仕方なく、守衛さんの窓口へ。
 そこで、駐車場にとめてある車でスモールの付いたのがあると告げた。
 すると返事は驚くべき…でも、考えてみると、当然のものだった。
「それは仕方ないです。院内アナウンスはできませんから」
 小生は一瞬、絶句。
 でも、考えてみたら、火事などの緊急時でもない限り、院内でスモールが付いてる車がありますよ、そのナンバーは云々なんて、アナウンスできるはずもない。

 なんとなく納得できないままにタクシーの待機場所へ戻るしかなかった。


 すると、その車はもう、立ち去った後だった。
 何のことはない、小生は全くの無駄足を踏んだわけだった。

 でも、そういう(スモールが付きっ放しといった)事例はありえるのではなかろうか。
 そういう場合、どうしようもないのだろうか。

 さて、その病院でも、院内から出てくる方は、みんな自家用車で帰られる方ばかり。
 待てど暮らせど、タクシーのお客さんは来ず。
 
 その土曜日の午後の二時ごろまでの小生の仕事は、この四ヶ月で最低を記録したのだった。

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← バラの花も、まだ盛りの只中。それでも、足下のドクダミ同様、花びらが直下の水溝などに点々と散り始めている。ムラサキツユクサも、まだ朝から午後にかけて咲いている。他にビオラやホタルブクロなども咲いている。

 幸い、その後、富山空港で待機してお客さんに恵まれたりしたし、特にその土曜日の夜は、目一杯と言っていいほどに忙しかった。
 実際、なぜか街中の人の出も、いつもの土曜日よりも多かった。
 車の通行量も、夜半を回っても多かった。
 理由は、帰宅して、新聞を読んで、少なくともその一端は分かった(多分、正解のはず)。
 それは、週末土日の高速道路通行料金が(ETCを使った場合)上限が千円というシステム最後の日だったからなのだ。
 みんな、今のうちにと、土日、高速道路を利用され、富山へも来られる方が普段より多かったものと想像されるのである。

 お陰で、午後の二時までの絶不調が、帳消しになったどころか、お釣りまで出そうな勢いになったのである。
 めでたし、めでたし。

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