「山王さん」と空港当番と(前編)
「千数百の露店が軒を列ね、その間を神輿・獅子舞が力強い笛・太鼓を先頭に露店をかきわけて御還幸になる様子は山王まつりの偉観であ」るという。
小生も、営業中のタクシーの窓から、立派な神輿を見る機会があった。
子供神輿もあったらしい。
道路の両脇、周辺の細い道路にも、露天商らの車、あるいは観光客の車がびっしりと駐車している。
普通なら駐車違反の対象だろうが、さすがに祭りの日とあっては、そうもいかないようだ(あるいは、正式に駐車禁止規制が解除されているのか)。
日枝神社は、別称 「富山山王さん」という呼称で親しまれ、「大山咋神・大己貴命を主祭神とし、相殿に天照大御神・豊受大御神を祀る」。
← 日枝神社 (富山市) (画像は、「日枝神社 (富山市) - Wikipedia」より)
子供の頃から、何かの折に、「山王さん」という名前は耳にしてきた。
が、記憶する限り、小生自身は、一度も山王さんの祭りを見物に行ったことはない。
物心付く以前のことは分からないが。
親を含め近親のものは、口ぶりからすると、露天を冷やかしに行ったことがあったらしい。
話で聞いただけだが、昔は、お化け屋敷もあったらしい。
神社の祭りでの露天というと、地元の神社にちなむ祭りには行った記憶がある。
小生がガキの頃は、地元の神社での祭りにも露天商が軒を連ねていて、綿菓子などを買い食いした記憶がある。
なのに、肝心の日枝神社…というより山王さんの祭りに一度も足を運んだことがないってのは、我ながら理解できない。
31日は、雨の心配もなくて、ニュースやお客さんの話によると、かなりの人だかりだったらしい。
それが本祭りの始まる6月1日は、朝から冷たい雨。
今年初めて企画された、「子どもみこし」が富山市の総曲輪通りを練り歩いたとニュースにあったが、雨の中ではさぞ、大変だったろう。
→ 我が家のツツジ、ようやく咲き始めてきた。でも、満開になる予感はない。勢いがないのだ。土壌が痩せている?
時折、雨脚が弱まることはあっても、完全に止むという時間帯はほとんどなかった。
そんな中、午後も三時を回る頃になると、女子高生、女子中学生、小学生らの姿が。
雨なのに、傘を差さずに自転車で祭りの地へと向かう。
あるいは露天の並ぶ辺りに近い駅では、電車やバスからたくさんの若い女性陣が、あるいは家族連れが降りてくる。
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