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2011/06/16

アヴェ・マリアな一日でした(後編)

 ネットで、「アヴェ・マリア - Wikipedia」の頁を覗いても、興味ある記述は見出せても、今日と言う日との関連など、どこにも書いてなかった(書いてあるはずもないのだった)。

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→ 裏の内庭を内側から撮影。竹垣にはバラなどが育っているが、表から見えないこの一角には、ドクダミそしてササ、棕櫚、紫陽花、南天などなど。

 一部だけ、転記すると、「アヴェ・マリア (Ave Maria) は、ラテン語で直訳すると「こんにちは、マリア」または「おめでとう、マリア」を意味する言葉。転じて、この一文にはじまるキリスト教(特にカトリック教会)の聖母マリアへの祈祷を指す」とか、「この祈祷のための教会音楽や、祈祷文を歌詞にした音楽作品なども意味し、例えばグレゴリオ聖歌の他、ジョスカン・デ・プレ、ビクトリア、グノー(J.S.バッハ《平均律クラヴィーア曲集第1巻》の前奏曲ハ長調を伴奏に借用)やロッシーニのものなど、枚挙にいとまが無い。また、アルカデルトやシューベルトのように、もともと世俗曲でありながら、後世に「アヴェ・マリア」として通用するようになった楽曲も存在する」云々とある。

「アヴェ・マリア (Ave Maria) 」は、「こんにちは、マリア」あるいは「おめでとう、マリア」を意味する…。

 マリアは、キリスト教においては、神の子であるキリストを産んだ聖なる女性である。
 キリスト教においては、マリアは処女懐胎したことになっている(一部の文書では)。

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← ソプラノ森麻季ave maria』 「森麻季 (歌手) - Wikipedia」が詳しい。

 尤も、原語の訳からすると、処女は無理があって、「若い娘」ないしは「未婚の女性」といったほどの意味のようだが、そんな詮索は野暮と言うものだろう:

「『乙女』は、本来は『若い娘』と訳すべき誤訳であり、マリアの処女懐胎とは、この誤訳の産物だ」といった話が、キリスト教を評価する際に口にされているようであるが、この評価は正しい。 まず「誤訳」であるが、原語(ヘブライ語)のアルマー (עלמה, almah) は、ただ「若い娘」を意味し、「処女」の意まで含意する語ではない。一方、七十人訳で当てられている παρθένος (parthenos) は、「処女」の他、「少女」、「未婚の女」をも意味する意味の広い語であり、誤訳とまでいえないとしても適訳ではない。「少女」と解すべきところを「処女」と解したことは誤読である。

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→ 裏の畑には、枝豆、シソ、ネギ、何種類かの花々の種を蒔いたが、唯一、枝豆(…多分)らしき植物だけが日本ほど、育っただけ。

 昨日(の特に五時過ぎから)は、森麻季さんの歌唱による「アヴェ・マリア」などの曲が感銘深かった。
 森麻季さんの歌声は、折々、いろんな場面で聴いてはいたが、車中での待機で何をするわけにもいかなかったので、じっくりゆったり、聴き入ることができた。

 というか、さらに調べてみたら、ソプラノ歌手である森 麻季さんの『ave maria』が年初に発売されていて、好評らしいことがあって、この特集に至ったという背景があったと推測される(あくまで小生の憶測)。

 歌手としての実力もさることながら、「2001年9月11日に、デビューした時と同じ国立ワシントン歌劇場で「ホフマン物語」の公演の準備をしていた。初演は3日後の14日で、リハーサルに打ち込んでいたときに同時多発テロが発生し、未曾有の大惨事に遭遇することとなった」など、稀有なエピソードもあったりして、改めて関心を掻き立てられた。

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← 先週末、三日を費やして、畑の雑草を徹底して駆除。残ると、なーんもないさびしい畑になった。そんな中、奇妙な植物が育っている。毟るにも、正体が不明で、今のところ、様子見である。野菜じゃなさそうだが、何かの花だろうか。

 肝心の仕事が低調なのは情けないが、そのお陰で森 麻季さんらの「アヴェ・マリア」の世界を堪能できたのだから、まあ、いいか ? !

 そうはいっても、「アヴェ・マリア」よりも、もっと仕事を! と叫びたいような一日なのだった。

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コメント

花が咲けばわかると思いますが、ホウセンカだと思われます。

投稿: かぐら川 | 2011/06/16 22:11

かぐら川さん

鳳仙花、でしょうか。
葉っぱなどの形が特異ですね:
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/housenka.html


実を言えば、鳳仙花の種も春先に蒔いたのです。
でも、なかなか芽が出ず、あきらめかけていた。

そこに、この謎の植物。
雑草退治の際、もしやと思い、様子を見守っていたのです。
鳳仙花だったら、いいなー。

投稿: やいっち | 2011/06/17 21:52

魚類、爬虫類、昆虫など けっこうな種類が処女(懐胎)でも子孫をのこします。
生物学的には“単為生殖”と呼びます。

当ブログの
http://blog.livedoor.jp/tacodayo/?sso=e4cb5fb10aa9d3e7ecfc5ff816f08401b67c6186
「処女懐胎について」1から5をどうぞ。

なお、パウロはテトスやテモテへの手紙でイエスの処女懐胎を明確に否定していますね(^.^)

当ブログの「聖書の矛盾(対立)について」2と3もどうぞ。

投稿: タコ | 2012/02/10 10:41

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