トカゲは我が庭の守り神(後編)
そのトカゲは、庭の縁石の上で、一端、動きを止めた。
石の上が日当たりがよくて、それでつい止まった、というより、小生の巨大な影の動きを観察したものと思われる。
→ 今朝、表の通り沿いの花壇に育つゴーヤなどの様子を見に行ったら、竹垣の藪(?)の中に何か、白っぽいものが。気になって覗き込んでみたら、花々が咲いているのだった。生い茂る葉っぱの陰で目立たなかった。何時から咲き出したのだろう。
小生がポケットからデジカメを取り出す、その気配を感じたのか、すぐに動き出し、草むらの中へ姿を消し去った。
その動きの早いこと。
俊敏さに驚かされた。
天気がよくて、体も温まっていて、俊敏さに繋がっていたのだろうか。
俊敏だが、大概、見かける場面というと、何処かの岩(石)の壁面で日向ぼっこしている、のんびりした姿である。
それからは、天気のいい日、雨の降る気配のない日には、しばしば姿を見かける(雨の日は、姿を現さないのか)。
一匹か、居てもほんの数匹かと思っていたが、同じ日に違う場所で見かけるし、大きさもまちまちである。
やはり、何匹かは分からないものの、ほんの数匹ではないような気がする(実際のところは分からない)。
「4-5月に交尾をし、5-6月に石や倒木等の下に掘った巣穴に1回に5-16個の卵を産む」というから、どうやらやはり、五月以降は、トカゲの一番、活発に活動する時期のようである。
← 昨日(土曜日)は、営業の日だった。表通りから一歩、脇に入った路地で待機・休憩。車窓からは富山市役所の市庁舎が望まれる。「富山市庁舎は周辺街区に高さを合わせ、西館・東館を新旧都市軸に沿った南に開いた配置になっている。この2棟の間をアトリウムとし、その中心に塔を配している。アトリウムは三角形の大屋根を持つ8層吹抜の大空間で、オープンオフィスが面し、外部環境を和らげつつ、市民の集まる場所にふさわしい解放感を作り出している」とか。この市庁舎は、日本建築学会賞などを受賞している。
「食性は動物食で、昆虫類、クモ、甲殻類、ミミズ等を食べるが、果実を食べることもある。天敵はネコ、イタチ、アナグマ、ヘビなどの肉食動物である」というから、人間が苛めたりしない限り、あるいはネコに狙われない限り、藪(?)や使われなくなった作業小屋(納屋)などがあり、昆虫はともかく、ミミズはたっぷりいる畑もあったりする我が家の庭は、トカゲの天国なのだろう。
それにしても、ちょっと不思議である。
小生が帰郷したのは、3年前の2月末。
毎年(昨年の春から夏にかけては事情が違うが)、春先からは草むしり作業に追われる日々を送る。
なので、庭や畑は、週に三日は作業するし、庭を歩くのは、雨の日も歩くから、毎日と言っていい。
なのに、昨年まで、トカゲを見かけたかどうか…。
と思って調べたら、昨年の6月、「我が家の庭はトカゲの巣?」なる日記を書いていた!
それでも、今年は異常に多い気がする。
何かの前触れ?
まあ、ヤモリが家の守り神と見做されたりするように、トカゲも我が家の、あるいは我が家の庭の守り神と思い、静かにその生活を見守ろうと思う。
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