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2011/05/25

野草でも雑草でもなく…(前編)

 例年、春先ともなると、雑草に悩まされる。
 今年は、三月の半ば頃には、早々と除草剤を撒いた。

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← 朝顔である。無論、雑草じゃない。でも、小生が苗を植えて植えて育てたわけじゃない、という意味では雑草の一種ということになる(一昨年、育てた朝顔が、二年ぶりに育って開花したのかもしれない)。まあ、どっちでもいいが、咲いてくれてありがとう! である。

 昨年、家の中のことで手一杯で、庭や畑の世話が一切できず、大よそのことが片付いた八月になって、さて、庭や畑のメンテナンスをと思ったら、とんでもない状態になっていた、その轍(てつ)を踏みたくなかったのだ。

 除草剤を撒くと言っても、野菜や草木を植えたり育っている場所は当然ながら、散布の対象にはしない。

 庭の入り口から玄関、玄関から裏の台所(勝手口)へ続く小道、その勝手口から畑や隣家との間への小道(砂利道)などは、花は植えるはずもないし、どんな草にしろ、生えて欲しくない。
 そういった場所は、除草剤を撒く。

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→ このところ、草むしりの手は休めている。南向きの車道沿いの(過日、ゴーヤなどを植えた)花壇でマンデビラや(小生が苗を植えた)朝顔などに水を遣っていたら、石の下からこんな小花が顔を覗かせていた。可愛い。花を咲かせる前に、草のうちに引っこ抜いていたら、こんな小花を見ることはなかったはずだ。上掲の朝顔も、青草の段階で毟っていたら、朝顔が開花することはなかったのだった。

 一昨年だったか、松や杉などの樹木の(幹から一メートルは離れた)周辺にも、除草剤を撒いたものだった。
 雑草刈りに散々手古摺った、その労苦を少しでも省こうとしたのである。
 そうした花や樹木を植えてある領域と、人が普段、出入りしたり、歩いたりする庭とは、やや段差があり、截然と(?)と分離されている。
 そんな庭園(?)にカエデや梅や漆(の木)や棕櫚、泰山木、萩などなどが乱雑に生えている。
 庭園(と呼称するのは気が引けるのだが)には、樹木以外に、花々やサツキ、ムラサキツユクサ、ジャーマンアイリス、(もうとっくに涸れた)水仙やチューリップ、などなどの花々が育っている。

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← 隣家の畑に面する裏庭の一角。突き抜き忍冬など、いろんな草木が繁茂。

 樹木の根元から一メートル離れ、且つ、そうした花々からも一メートルは離れた、そんな領域に除草剤を撒いたつもりだったが、残念ながら、除草剤は、やはり、影響を与えたくはなかった草木にも悪さしてしまったようである。
 昨年、死滅したキウイも、除草剤を土壌から取り込んでしまった、そのために思いがけなくも、そうした結果に至ったのだろう。
 そう、人(← 小生)災なのである。


 そういうわけで、今年の春先には、庭園と見做される領域には一切、除草剤が影響しないよう、かなり注意深く散布した(つもりである)。
 
 お陰で、除草剤を撒いた庭には、今のところ、ほとんど雑草は生えていない。

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→ 雑草なのか、繁茂するのを歓迎すべき植物なのか。雰囲気がいいので、育つに任せている。

 その代わり、樹木や花々の育てたい庭には、育って欲しい草木だけじゃなく、雑草も一杯、生えてくる。
 なので、四月から五月の半ばにかけて、休みのたびに、日に二時間は費やして、草むしりに精を出した。
 その甲斐あってか、今は雑草については、一段落している。
 といっても、ちょっと油断すると、あっという間に雑草が生い茂るのは言うまでもない。

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コメント

2枚目の写真の花は「ヴィオラ・トリカラー」(3色のヴィオラ)、原種に近いヴィオラです。
こぼれ種で来年も咲くかも。

15日の白いお花は「ホタル袋・白花」。


自然な感じでお花が咲いている素敵なお庭ですね!

投稿: | 2011/06/16 19:16

名を告げない誰かさん、コメント、ありがとう!

ビオラなんですね。
http://garden-vision.net/flower/ragyo/viola.html


植えた(種を蒔いた)つもりはないので、「こぼれ種」で育ったんですね。
芽吹いた際、雑草と一緒に摘み取ろうか、迷ったけど、少し、様子を見てみた。

そしたら、こんな可憐な花が咲いてくれて。

…もしかしたら、ビオラか何かの花を育てたことがあったのか、それとも、道路を挟んで向かいの家(近所には他にも育てている家があるが)の花壇に咲くビオラの種が飛んできたのかな。

投稿: やいっち | 2011/06/17 18:24

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