野草でも雑草でもなく…(前編)
除草剤を撒くと言っても、野菜や草木を植えたり育っている場所は当然ながら、散布の対象にはしない。
庭の入り口から玄関、玄関から裏の台所(勝手口)へ続く小道、その勝手口から畑や隣家との間への小道(砂利道)などは、花は植えるはずもないし、どんな草にしろ、生えて欲しくない。
そういった場所は、除草剤を撒く。
→ このところ、草むしりの手は休めている。南向きの車道沿いの(過日、ゴーヤなどを植えた)花壇でマンデビラや(小生が苗を植えた)朝顔などに水を遣っていたら、石の下からこんな小花が顔を覗かせていた。可愛い。花を咲かせる前に、草のうちに引っこ抜いていたら、こんな小花を見ることはなかったはずだ。上掲の朝顔も、青草の段階で毟っていたら、朝顔が開花することはなかったのだった。
一昨年だったか、松や杉などの樹木の(幹から一メートルは離れた)周辺にも、除草剤を撒いたものだった。
雑草刈りに散々手古摺った、その労苦を少しでも省こうとしたのである。
そうした花や樹木を植えてある領域と、人が普段、出入りしたり、歩いたりする庭とは、やや段差があり、截然と(?)と分離されている。
そんな庭園(?)にカエデや梅や漆(の木)や棕櫚、泰山木、萩などなどが乱雑に生えている。
庭園(と呼称するのは気が引けるのだが)には、樹木以外に、花々やサツキ、ムラサキツユクサ、ジャーマンアイリス、(もうとっくに涸れた)水仙やチューリップ、などなどの花々が育っている。
← 隣家の畑に面する裏庭の一角。突き抜き忍冬など、いろんな草木が繁茂。
樹木の根元から一メートル離れ、且つ、そうした花々からも一メートルは離れた、そんな領域に除草剤を撒いたつもりだったが、残念ながら、除草剤は、やはり、影響を与えたくはなかった草木にも悪さしてしまったようである。
昨年、死滅したキウイも、除草剤を土壌から取り込んでしまった、そのために思いがけなくも、そうした結果に至ったのだろう。
そう、人(← 小生)災なのである。
そういうわけで、今年の春先には、庭園と見做される領域には一切、除草剤が影響しないよう、かなり注意深く散布した(つもりである)。
お陰で、除草剤を撒いた庭には、今のところ、ほとんど雑草は生えていない。
→ 雑草なのか、繁茂するのを歓迎すべき植物なのか。雰囲気がいいので、育つに任せている。
その代わり、樹木や花々の育てたい庭には、育って欲しい草木だけじゃなく、雑草も一杯、生えてくる。
なので、四月から五月の半ばにかけて、休みのたびに、日に二時間は費やして、草むしりに精を出した。
その甲斐あってか、今は雑草については、一段落している。
といっても、ちょっと油断すると、あっという間に雑草が生い茂るのは言うまでもない。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 柴ストーブを脇目に数学エッセイを堪能する(2024.12.10)
- 俳優の中山美穂さん死亡(2024.12.09)
- しらすとちりめんじゃこの違い(2024.12.06)
- ハン・ガン著『菜食主義者』を読んだ(2024.12.05)
- 「日本航空123便墜落事故」(事件)の真相解明を!(2024.12.02)
「駄洒落・戯文・駄文」カテゴリの記事
- 柳 宗悦著『民藝四十年』に学ぶこと多し(2024.11.11)
- 生け垣の補修はしたものの(2024.10.01)
- 「昼行燈2」を夜になって書いた(2023.09.16)
- 新しいスマホで野鳥を撮る(2023.09.14)
- 光は闇を深くする(2023.09.10)
「富山散歩」カテゴリの記事
- 水鳥たちはいずこへ?(2024.10.22)
- ハチの巣騒動(2024.06.02)
- 滝平二郎のカレンダーいまだに(2024.05.05)
- 『復刻版 越中安政大地震見聞録』を再読した(2024.03.05)
- 謎のブレーカー部分的ダウン(2024.02.13)
「写真日記」カテゴリの記事
- 柴ストーブを脇目に数学エッセイを堪能する(2024.12.10)
- 俳優の中山美穂さん死亡(2024.12.09)
- しらすとちりめんじゃこの違い(2024.12.06)
- ハン・ガン著『菜食主義者』を読んだ(2024.12.05)
- 「日本航空123便墜落事故」(事件)の真相解明を!(2024.12.02)
コメント
2枚目の写真の花は「ヴィオラ・トリカラー」(3色のヴィオラ)、原種に近いヴィオラです。
こぼれ種で来年も咲くかも。
15日の白いお花は「ホタル袋・白花」。
自然な感じでお花が咲いている素敵なお庭ですね!
投稿: | 2011/06/16 19:16
名を告げない誰かさん、コメント、ありがとう!
ビオラなんですね。
http://garden-vision.net/flower/ragyo/viola.html
植えた(種を蒔いた)つもりはないので、「こぼれ種」で育ったんですね。
芽吹いた際、雑草と一緒に摘み取ろうか、迷ったけど、少し、様子を見てみた。
そしたら、こんな可憐な花が咲いてくれて。
…もしかしたら、ビオラか何かの花を育てたことがあったのか、それとも、道路を挟んで向かいの家(近所には他にも育てている家があるが)の花壇に咲くビオラの種が飛んできたのかな。
投稿: やいっち | 2011/06/17 18:24