第42回日展(富山展)より(後編)
来客がないので、自然と、掃除が忘れがちになるのだ。
それでも、玄関の花瓶の花は随時、生け替えているのだが。
→ 栗原髙光 「暗い空より」
やはり、言い訳にしかならないが、労働生産性が低いというか、労働時間が長いわりに収入の悪い職業に携わっているがゆえに、家にいても活動できる時間が限られているから、なのだろう。
休みの日は、草むしりのほかは、読書少々(読み始めると、眠くなる)、音楽は架けっ放し、テレビ(食事の際はオンである)少々、ネット少々という、なんだかメリハリのない生活がダラダラと続く。
← 寺坂公雄 「紅葉山峡」
美術展に足を運ぶと、小生の癖というか、カタログをどうしても入手したくなる。
入場料と併せると、小生には手痛い出費となる。
それに、必ずしも、これだけは是非に、という展覧会が富山では行われないという点もある(東京だと、常時、何かしら興味を引く展覧会があるし、そうでなくても、サンバパレードや、ベリーダンスのショー、などなど見たいものが目白押し)。
→ 松下久信 「水辺早春」
しかし…、わが身を振り返ってみると、自分の腰が重くなっているのでは、という気もしないではない。
フットワークが軽くない。
感性が鈍ってしまっているのかもしれない。
デジカメでの撮影でも、カメラの不具合もあるが(デジカメの内部にカビが生えて、撮影した画像にカビの影が映り込んでしまう!)、老眼鏡を必要とする目では、自然の光景を眺めても、時に惹かれる場面があっても、さて近寄ってじっくり眺めようとすると、なんとなく焦点が合わないようで、何か眼に新鮮さが訴えかけない。
眼が衰えたからなのか、感性が鈍ったからなのか、そもそも気力が萎えているからなのか、実のところ、分からない。
← 西房浩二 「Legato」
これではいけないと、昨日今日と連休だったこともあり、今日は金曜日(一般の方は仕事のある日)で会場はそれほど混まないだろうという思いもあり、重い腰を上げて、出かけた。
天気が良かったこともある。
会場の富山県民会館には駐車場はないし、自転車が足となる。
涼しげな気候で、自転車を駆るのが楽しい。
→ 片岡世喜 「7月の夕暮れ」
外出は滅多にしないとはいいながら、買い物には出かける。
天気がよければ、自転車である。
車で出かけるのは、雨の日か、重くて車でないと困る場合か、そうでなければ、昨日のように野暮用があった場合である。
その野暮用とは、タクシーの仕事に関わる。
一昨日の水曜日、営業で、車椅子の方をお乗せした。
お客様は後部座席なのは当然として、車椅子はトランク。
← 成田禎介 「峠」 小生は、今回の展覧会でこの絵が一番、気に入った。仕切られている展示エリアで、その一角に入った途端、この絵に目が惹きつけられた。
以上の画像は洋画。次の絵(画像)からは日本画。車椅子に乗る際、お客さんはミニマット(小さな座布団)を使う。
小生、洋画と日本画の異同が分からない。テーマ? 描く手法? 題材?
その座布団もトランクに。
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コメント
レンズにカビは、どうしようもなく、
10万円のレンズでも見境なく、
20万円のレンズでも容赦なく生息します。
防湿庫が理想ですが、
僕は、春から秋までタッパウェアと乾燥材。
ボディには、下手をすればクモとかダニとかも入ってきますのでご用心。
投稿: 青梗菜 | 2011/05/08 19:50
青梗菜さん
いろんな人にあれこれ聴いたら、カメラにカビはつき物。
湿気が大敵、云々。
そういうことは、全く知りませんでした。
迂闊といえば、迂闊ですが、そういう説明(注意)は、カメラを買う際に全くされなかった。
湿気などに注意するのは、常識だってことなのでしょうね。
「ボディには、下手をすればクモとかダニとかも入ってきます」ってのは、驚きですが、確かに、ダニはともかく、デジカメとパソコンをケーブルでつなぐ際には、どうしても、蓋を一時的に開けるわけで、何かしら中に入り込むんでしょうね。
カメラの清掃も、買い替えもままならないので、カビ(による画像の曇り)が限界になるまで、このデジカメで突っ張ります。
投稿: やいっち | 2011/05/08 21:43