まだまだ芽吹きの春(後編)
昨日から、営業の車中での待機中に、デイヴィド・マクラガン著の『アウトサイダー・アート』(翻訳:松田和也 青土社)を読み始めた。
→ この日曜日に撮影したばかりなのに、どの木の若葉だったのか、分からなくなった。春芽。若葉。
アウトサイダーアートへの関心は、二十年来のもの。
実際、本書の冒頭に数多く載せられている画像(作品)の多くは、小生には馴染み。
本ブログでもアウトサイダーアートやアーティストは何度も取り上げてきた。
小生は、抽象表現主義芸術や、アール・ブリュット系統の作品(作家)、谷内六郎やアメリカンナイーブとは違う性格の、ナイーブアートに惹かれてきた。
← デイヴィド・マクラガン著『アウトサイダー・アート 芸術のはじまる場所』(翻訳:松田和也 青土社) 「芸術は境界線上で生まれ変わる。アウトサイダー・アートの作家たちの規制の枠にとらわれない表現は、今や世界中の人々を惹きつけるものとなり、そもそも彼らを外部(アウトサイド)の存在と見なす価値観自体が問い直されようとしている。数多くの魅力的な作品のなかに、これからの芸術の可能性が見えてくる」といった本。
幼児かせいぜい小学校の一年くらいまでの子供の絵の中に、時折、びっくりするような作品に遭遇することがある。学校教育で感性が飼いならされる前の、野獣的な表現、感性の爆発。
多分、惹かれるといった表現では済まないくらいの関心。
→ 「クラゲ」 (by なずな) この絵に触発されて、「ディープタイム/ディープブルー」などのモノローグ風作品を書いた。
アウトサイダーアートやアール・ブリュット関連拙稿に、以下がある:
「アウトサイダーアート…あなたはもう帰れない」
「誰も皆アウトサイダーの行く末は…」
「美に焦がれ醜に嵌って足掻く日々」
「アウトサイダー・アートのその先に」
「菅原教夫著『現代アートとは何か』」
「バスキアの剥き出しの詩情の傷ましき」
「マイルス・デイヴィスの絵画へ」
← この木の若葉だったっけ。といいながら、この細長い木の名前は未だに分からないでいる。梅雨が近づくと、柿の木と同様、よく、害虫に取り憑かれる。
小生には、アウトサイダーアートやアール・ブリュット関連拙稿は、まだまだあるよ:
「アフリカの詩に育まれて:ヴィフレド・ラム」
「白髪一雄から遠く」
「三人のジャン…コンクリート壁の擦り傷」
「谷川晃一著『絵はだれでも描ける』」
「綱渡り師とオースターとクレーと」
「ディープスペース:ポロック!」
「ディープタイム/ディープブルー」
→ 数年前まで我が家の田圃で、今は人の手に渡り、近所の方たちの畑として利用されている一角。その隅っこに、コンクリートの溝に沿うように育つ謎の植物群。雑草なのか何なのか分からず、扱いに困っている。
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