久しぶりに楽しく営業したよ(後編)
(以下、余談:
実際、昨夜だって、トラブルめいたこともあった。
女性と何処かのホテルにしけ込みたい男性客。
いいホテルはないか、なんて。
そういえば、東京でのタクシー営業でそんな客との遭遇は何度もあった。
なので、その地域でのホテルの場所は心得ている(自分で入ったホテルじゃないので、推薦するわけじゃない)。
が、富山でタクシー営業を始めて、そういう客に遭ったのは、初めて。
郊外にはそれらしいホテルは何軒か目にしている。
しかし、富山の市街地でとなると、ピンと来なくて、戸惑ってしまった。
その際の、お客さんとのあれこれはプライベートに関わることで書けないが、下ろしてから、空車の車の中で悪態を付いてしまった。
以上、余談、終わり。)
← 昨年は、ツツジたちは、父母の不幸を予感していたのか、ほとんど花が咲かなかった。それが今も不思議である。
小生の営業の終了時間は夜半過ぎ。
しかし、昨夜は珍しく二時間ほど営業を延長した。
それだけ、忙しかったのだ。
それでも、二時ごろには営業をやめ、日報(常務記録)の売り上げ計算をした。
さて、計算し終わったし、無線室へ報告に向かおうとしたら、そこへ若い男の方が。
どう見ても、お客さんである。
見回すと、営業所には小生しかいない。
他の人は、営業を切り上げて帰宅されたか、まだ営業の真っ最中なのだ(頑張る人は、夜半過ぎの営業終了後も数時間も残業される)。
窓口に行くと、「できるんなら、あんた、やられ」と言われた。
仕方なく、でも、嬉しい悲鳴を上げつつ、お客さんを乗せて目的地へ。
→ 蕾は固いが、開花は目前。咲くのが楽しみ。
無論、快く乗せ、安全に乗ってもらい、気持ちよく降りてもらう。
計算のし直しなど、大した苦労じゃない。
普段はタクシーは仕方なく乗るもの、タクシードライバーなんて、他に仕事にあぶれた連中の最後の駆け込み寺という認識の人たちも、ほんの暫し、夜中にバスもない電車もない中、安心して夜中過ぎまで呑んだり、仲間らと語らい合えるのも、タクシーというドア・ツー・ドアの乗り物があるからなのだと、痛感する(と期待する)。
タクシーも電車やバスなどと並んで、三大交通機関のひとつなのだ(飛行機や船だって、公共輸送機関だが、乗せる人数だと、これらの三大公共輸送手段には敵わない)。
それなのに、規制改革とやらで、タクシー業界は相当に疲弊させられてしまった。
営業所はタクシーの台数(運転手の数)を抱えておれば、運転手の手取りを減らすようにすることで、そこそこに営業実績は保てる。
しかし、その分、個々のドライバーは、困窮を極める。
給料(手取り分)は、徹底して歩合給。
この不況と自粛の中で、普通のアルバイトより安い給料の運転手が多い(小生もその典型的な一人。今のままだと、年収は150万かも)。
← ツツジも若葉が芽吹き始めている。我が家の庭の植物たちは、自粛など無縁である。
この日記の中で、車中での待機時間に読書しているなんて、暢気そうなことを書いているが、できれば、読書タイムも待機時間も短いに越したことはないのだ。
流しで営業できるなら、一日中だって走る覚悟でいる。
でも、日中、流してお客さんと遭遇する回数は、一度か二度。
これじゃ、空気を運んでいるようなもの。
神経だけが磨り減る(ガスもドンドン減っていく)。
タクシー営業を始めて二ヶ月余りとなったが、未だに自分なりの営業のスタイルが見出せてない。
せめて、アルバイト並みの年収は確保できるよう、頑張るのみである。
→ 庭掃除をしていて、作業小屋の傍を通りかかったら、思いもよらない樹木に花。真っ赤な小花が一杯、咲いている。名も知れない樹木で、傍の南天の木の陰になっているけど、私だって、花は咲くのよって、小さく叫んでいるよう。
昨日(一日だけは)忙しかったが、連休中は暇のはずである。
社用で乗る人は少ないし、普段、乗ってくれるような方は、旅行などで不在か、あるいは自宅に篭られる(病院も休みだし)。
昨日一日の売り上げで、連休中に予想される売り上げの低迷をカバーしきれるはずもない。
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