車中での読書タイムが増えそう ? ! (前編)
富山に帰郷し、富山においてタクシー業務に携わり始めて、約一月半となる。
面接、研修、乗務員証受領、見習いとしての実務開始。
先週で、日勤が終わり、いよいよ今週水曜日(23日)、つまり昨日からA勤となった。
← 「CENTRAM(セントラム)」 富山駅北口から岩瀬浜(北の方角にある)へ向けてのポートラムに続き、駅の南口(というか表口)から富山市の市街地を周回するセントラムが運行している。これも車体のデザインや乗りやすさもあって、人気。開業して一年余りとなる。いずれは、ポートラムとセントラムが繋がり、さらに延伸の計画もある。たまたま自転車で市街地へ出かけた際、見かけたので撮影した。小生も早く一度は乗りたい。
日勤は、朝の8時から夕方の4時15分までが拘束時間。
一方、A勤となると、朝の8時から夜中の零時半が拘束時間。
ただし、まだ見習い期間が終わったわけではない。
勤務の時間帯が、東京在住時代の勤務体系にやや近いものになったというだけである。
何が見習いかというと(前にも書いたが)、勤めている会社(営業所)は、地元密着型の営業を行っている。
営業所周辺の地元の方からの依頼の電話を無線室(配車室)で受け、配車となる。
営業所には数台(日によって台数が違う)が待機していて、順番待ちの状態にあり、配車の指示が無線室から順番に乗務員にマイク(など)で告げられ、お客さんの家などの目的地へ迎えに行く。
(マイクで呼ばれるのは名前ではなく、車の番号である。営業所は車の番号で営業を管理している。)
→ 自転車で所要を果たした帰り、水鳥たちの溜まり場を通りかかった。天気もよかったし、気持ちよく泳いでいた。
要は、まずは地元のお客さん(常連さん)の名前や家の場所などを知悉することが大事、というわけである。
そのお客さんの家(など)から何処へ向かうかは、大抵は分からない。
常連さんに接しつつ、徐々に営業の手法やマナーを学び、富山市(など)の地理、ルートなどを覚えていくわけである。
その見習いの期間は3ヶ月と決められている。
その間の乗務員と会社との料金の配分は、厳しい。
乗務員は売り上げの4割が収入なのである。
この期間の間に、会社は研修期間などに費やしたコストをたっぷり回収する(制服、帽子、講習などなど)。
上記したように、見習いの間は、ずっと営業所に留まっていないといけない。
配車の指示があったら、お客さんの元へ迎えに行き、そこからお客さんの指示で目的地へ向かう。
お客さんを目的地で下ろしたら、さっさと営業所へ戻らないといけない。
自由に市街地や繁華街、病院、ホテルなどへお客さんを探しに出向くわけにはいかない。
← 22日だったか、庭に出ようと玄関の戸を開けたら、内庭の未だ裸の状態のカエデ(モミヂ)の木に小鳥が止まっているのを発見。
会社は地元重視なので、営業拠点である営業所に常時、複数台のタクシーが待機している状態が望ましいわけである。
しかし、この不景気の時代、しかも、富山の人は全国の中でも比較的裕福な方が多いのだが、お金の使い方は浪費型ではなく実利的合理的な使い方をする(パチンコなどの遊戯に熱心な方も多いのは言うまでもないが)。
なので、自家用車のある方は自分の車を使うし、そうでなかったら、できるだけ歩くか、バス・電車を使う。
堅実なのである。
日ごろ、タクシーを使ってくれる方にしても、天気がよかったら歩いて用事を済ませるのに、と車内で愚痴られたりする。
近い距離をタクシーで運んでもらうのは申し訳ない、という気持ちも働く人がいるのは、とても残念である。
→ 名称不詳の小鳥は、小生の登場に気づかないのか、枝を伝って木の幹の分かれ目にある穴のほうへ。
ということで、見習い期間中の小生は、まだ二ヶ月近く、営業所に張り付いていないといけない。
お客さんに呼ばれ(順番が来)たらお客さんの元へ向かい、お客さんの指示で目的地へ向かう。
下ろしたら、営業所へ直帰である。
3年前までの日記で書いていたように、小生は東京在住時代、タクシーの営業スタイルは、<流し>専門だった。
無線(配車)のスタイルは、ほとんど全くといっていいほど、敬遠していた。
(続く)
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コメント
はじめまして!寒くなったり暖かくなったり大変ですが、体調管理に気をつけてくださいね☆応援しています。
投稿: 新潟の美容室からカキコミ | 2011/03/24 22:58