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2011/03/21

もう一つの『デューン』それとも『砂の女』?(前編)

 日記「「イニシエーションの旅―マルセル・ブリヨンの幻想小説」の周辺(後編)」の中で、村上光彦氏の解説を読んでいて、自分はブリヨンの幻想小説の世界とは肌が合わないのかもしれない。

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→ 山茶花? 我が家の樹木なのに、名前が分からない。

 でも、評論はともかく、「肝心のブリヨンの小説を読んでいない」し、「図書館で物色したら、本書でも紹介されていたブリヨン著の小説『砂の都』(村上光彦訳 未知谷)が見つかった」ことでもあるし、「ブリヨンの幻想小説の世界に自ら触れてみて、その上で小生自身の資質を改めて確かめてみたい」と書いている。

 幸いにも図書館の開架書庫ですぐに見つかったこともあり、早速、マルセル・ブリヨン 著『砂の都』(村上光彦 訳・解説 未知谷)を読んだ。

 生憎、忙しくて、日々、三十頁ほども読んだかどうかで、分厚くもない本書を読了するのに、一週間も費やしてしまった。

 これは、読むのに努力を要した、ということを意味しているのだろう。
 面白く感じていたら、寝る間も惜しんで読み浸ったろうし。
 
 それでいて、読み終えて、改めて本書をパラパラと捲り、順不同で、目に付いたところを読み返してみると、妙に惹かれてしまい、資質の違いはともかく、ブリヨンの小説の世界に案外と浸れるのかな、とも感じた。
 読後感がかなり宙ぶらりんな位相に滞留していて、判断が付きかねている。

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← マルセル・ブリヨン 著『砂の都』(村上光彦 訳・解説 未知谷)

 本書は、「マルセル・ブリヨン 著『砂の都』(未知谷 刊)の内容詳細」によると、「幻想は絶えず自身を養い続け、それ自体の織り出す夢によって疲れを知らずに増殖し続ける――マニ教遺跡があるらしいとの噂に中央アジアのシルクロードを訪れた考古学者が一人、突然襲う砂嵐の中、13世紀と思われるオアシス都市にワープする……幼い頃の思い出を魂の片隅に留める者には、星辰と共に言いようもなく懐かしい夢物語(以下略)」とある。

 さらに、「SF小説と分類される場合もある作品」とも。

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